ドアを開けると
「お疲れ様~」と先生に言われた。
「本当はレッスン後に言うのだけれど、仕事が終わってからくる人はお疲れ様だよね」
そうそう仕事でヨレヨレ、でもダンスでストレス解消。
来るまでは疲れたから帰ろうかと思う時もあるが、踊り始めるとそんなこと忘れて夢中になってしまう。
レッスンに入る前に、この間の自主レッスンでわからなくなったところを確認する。
最初にチャチャ。
もうウォークのところで早すぎると言われた。
どうしても焦っちゃうんだな。
ロンデも早い。
上手くできないから焦っちゃうんだな。
そこを重点的に教えてもらって、今日のレッスンに臨むことに。
次にワルツ。
「ターニングロックtoライトとウィーブの間に、何かステップ入りますか?」
「?え、えぇ~??」
と驚く先生。
そう、私がサークルのある人と組んだ時、ウィーブが次にくるなと思ったら別のステップだったので驚いたのだ。
それはいろいろな理由があるが、男性側にも問題はあるが、女性がウィーブに入ることができない体勢になっているときもあるそうだ。
たまたま一人だけだったので問題はないとのこと。
ちょうどワルツの曲がかかっていたので、諸々の事を含めて、サークルのステップを確認。
踊り終わって
「今、音楽聞いていた?」
と言われたが、ちょうど私も音楽が全然聞こえなかったと言おうとしたところだった。
「ダンスは音楽に合わせて踊らなくては。カウントは取れているからもったいないよ」
そうなのよね~。
カウントに合わせる時期は終わったしね。
音楽を聞いてもう一度。
そうすると、つい足の方が間違えてしまうような気がする。
でも頑張って音楽を聞かなくては。
「音楽聞いて踊ると、意外とゆっくりでしょ」
そうなんだ。焦らなくてもいいんだ。
ワルツって優雅なダンスだったんだ。
デモ曲で踊る。
なんとか踊り終わる。
最後のご挨拶の仕方を教わる。
「つないだ手を放すように広がって、ここは思いっきり見栄を張っていいから」
そう、終わりよければすべてよし。
さあ、もう一度。
上半身を伸ばして、見栄を張りながら、頑張る。
最後のご挨拶は、ヨロッとなってしまった。
「途中で音楽聞いてなかったでしょ」
「どうしてわかるんですか}
「無になっていた」
確かに。
上半身に気を取られていた。
はい、最後にもう一度通して。
もう、ゼーハーもの。
「集中力が途切れなくなったね」
よかった、よかった。
でも集中すると疲れる。
踊る曲のCDをもらった。
これで自主レッスンとイメージトレーニングだ!