「 武者人形 」 宮ケ瀬にて
河津 米子さん 撮影
さあ、いよいよ5月だ!といっても何があるわけでもない。
窓越しの木々の緑も青空も花もどうもいまいちと言うところだ。
何処にも行かない、何もしないと決めていると、さて今日は何を
するかと考える。何も思い当たらないうちに、腰痛の現実に悩ま
されてくる。
肝心のワクチンは相も変わらず不透明で、しかも伝えられる実施方法
がこれまたおかしい。
政府は東京と大阪に大規模な接種会場を設けて一斉にと自慢のようだが、
予約取りの混乱もあるだろうし、当日到着順にだと伝えられているが、
もしそうだったらその会場の周辺には接種券を握りしめた何万人もの
年輩者が殺到するだろう。それこそ密にもなるし、パニックになって
しまうのでは。その図を想像すると気持ちが悪くなるほど恐ろしい。
きっちり分散させ,区割りをして規律を設定してスムーズに是非進めて欲しい。
私はまだ若いのでよくは分からないけれど、年寄りとは、とかく気短で、焦り
勝ちで怒りっぽいものだ。どうせ先はもう短いくせに(だからかもしれないが)
命に執着しがちなもので、揚げ句にルールもマナーもなく我を忘れて人目も順番
も見えなくなり、我勝ちの行動をとってしまうことが多いようだ。
そんな醜態、混乱に入りたくないし見たくもない。
ここまで来たら、もう多少遅くなっても仕方がない、かかりつけの医院又は近場の
病院での予約制で、しっかり出来るように徹底するべきではないか。
年輩者に肉体的や精神的な苦痛を与えたり、最後の醜態を露わにさせるべきではない。
接種券を握りしめて、必死の形相でわめいている老人群を見るのは何とも悲しい。