「 茅ヶ崎の古民家 旧和田邸 」
森川 雅昭さん 撮影
日本医師会会長が「この現状を考えると、今や緊急事態宣言又はより強い規制を
分散でなく日本国中に適用すべきで、そんな状況に来ている」とコメントした。
今更何を言っているのか、同じような状態が続いていたのに何故それをもっと早く
はっきり言わなかったのか、或いは言えなかったのかと言いたい位である。
各地の悲惨な様相、国民に漂う不安感や恐怖そして高まる不満感、不自由な長い生活
を思うと、これを一刻も早く解決したいものである。
それには、全国一斉に強い規制を出来る限り短期間に絞って遣るしかないのではと
思っているので、大いにこの発言には共感していた。
いつも医者であり科学者である医師会、分科会が何故もっと強く、科学的なデータを
もって、政府にものを言えないのかと不思議に思っていた。
政府は口を開けば「よく専門家と相談し意見を聞いた後に判断します」といっていた
にしては、いつも中途半端な判断であった。
実は、政府が聞いていなかったのか、聞いても分からずピンと来なかったのか。
医師団でも分からず曖昧で強い進言は出来なかったのか、あの集団はそんなレベル
なのだろうかと危惧していた。
或いは又は、政治への忖度、遠慮配慮、利害関係でもあるのか、それとも政府同様
に責任逃れかとも思っていた。
しかしここに来てさすがに彼等も堪りかねたのか、医者として、学者として目覚めた
のかもと、その発言には当然のことと歓迎していた。
そうしたら何とその翌日にはとんでもないことが報じられた。
自民議員の資金集めのパーティに主催者として企画し、医師会の13名を引き連れて
大勢の集会のホテルに参加していたというのが暴露されてしまった。
さすがにこの時期にと謝罪はしていたが、これはもう利害関係があるとか、忖度して
いるのかと言うレベルではなく、同じ穴のムジナみたいなものなのかと、
呆れて言葉がない。