『 遠藤さん丹精のクチナシとサンゴの花 』
遠藤 崇昭さん 撮影
20日の予約騒ぎも過ぎ去った。案の定、各地でかなりの混乱があったようだ。
年寄りをこんなに不安にさせたり、イライラさせたり焦らせたりするのはまことに
酷なことだ。私は若いから良いけれども…。
つくづく思うのは、政府や自治体はもっと上手に合理的で簡便な方法が採れなかった
のか、思い付かなかったものかと言うことである。
又、今回で掛かり付け医院というものの冷たさ、脆弱さ、頼りの無さを実感させられ、
掛かり付け医とはその定義は一体何なのだろうと首を傾げさせられた。
幾らインターネットの時代だとは言え、PCのいろいろな操作が出来ないと言う年寄りは、
私も含めて沢山居るはずだ。多くの年輩者は私と同様、メール、ワード、天気予報、
駅の時刻表、辞書代わりの検索位しか出来ない人がほとんどだと聞いたことがある。
もっと分かり易く出来ないものか。そして年輩者用には(例外のPCに達者な人は除いて)
、年齢順にはがきで日時、場所を指定して案内した方が効率も良く確実で混乱も苦情も
少ないと思う。極く少ないと思うがどうしても都合の悪い人は次に回して、更に5才単位
づつに区切ってこれを繰り返せば楽なのではと思った。
掛かり付けを選択した人も、朝から電話は話し中、午後になって掛かってもう既に一杯で
次回廻しにとか、取れても8か9月という具合が多かったそうだ。
医師が1人、配給のワクチン数も少ないと言う勢なのだだろうか。
私の掛かり付けと言うところでも電話は全く掛からず、その前をたまたま通った人から
聞いたら、電話受付なのに医院の前は人や車が来ていてごった返して居たそうだ。
気の短い老人のために、もう少し配慮あるやり方、行政の指示が欲しかった。
より人数の多い65歳以下の場合は果たして大丈夫だろうか。