今日は、薄曇りの寒い日です。
シーズーのマリーの命日。
マリーが逝ってしまってから、1年が経ちました。
あっという間の1年だったのか、もう遠い昔の様な気がする1年だったのか・・・自分でもよく分かりません。
去年は、リビングにジョイントマットが敷き詰められていて・・・オムツ姿のマリーがいた事実だけが、心に残っています。
最期までしっかり生きる事の大切さを教えてくれたマリーです。
アンを飼い始めてしばらくした頃、ワンちゃんのお友達に、
「次も、シーズーを飼うの?」
って尋ねられて、
「ううん。シーズーはマリーが最後。」
「シーズーは、もう飼わないつもり。」
「次はアンみたいなチベタンテリアを飼うつもり。」
って答えたのを覚えています。
『シーズーは、もう絶対に飼わない。』
って強く心に決めていました。
それは、あまりにもマリーを育てるのが難しかったからだと思います。
『パラダイスケンネルの永利さんちの最後の仔犬を、絶対に買おう。』
そう決めていました。(私一人の心の中で)
永利さんがご高齢で、最後にお電話をくださった時に、
「もう長くは続けられないから。」
っておっしゃったのを聞いて・・・そう決めました。
なのに、孫が生まれたり・・・いろんな事が重なって・・・そんな事も忘れてしまう程忙しくしている間に、永利さんはブリーダーのお仕事を辞めてしまわれました。
『バトンタッチされていないマリーから次のワンちゃん達に、どうすればバトンを繋げて行く事ができるんだろうか?』
『そのバトンって、何なのだろう?』
ず~っとそんな風に考えながらの日々の中で・・・やっとネットでバニーに巡り合う事ができました。
繋がれていなかったバトンは、途中で一旦停止したけれど、再び目には見えない所で繋がり、動き始めました。
育てるのが大変だったマリーなので、『シーズーはいらない!』とあんなに思っていたのに・・・縁があって、とってもお利口さんなバニーが我が家に来てくれました。
マリーも本当はお利口さんなのに、マリーをそうさせない、いろんな理由があったのだと思います。
バニーもペットショップに長くいた所為で、少し問題点もあるのですが、それも含めて何もかもすべてがその子自身だと思っています。
ワンちゃん達にいろんな事を教えてもらいながら、私達家族は暮らして来ましたし、今もそんな風に暮しています。
ワンちゃん達は、あんなに小さな身体でお喋りができないのに、飼い主と心を通じ合わせる事ができるし、どんな時にもきちんと飼い主に愛を与えてくれます。
育て難かったマリーに、一番たくさんの事を教えてもらった様な気がします。
ワンちゃんは、一杯の愛情を与えると、一杯の愛を返してくれるし・・・絶対に裏切らないし・・・・恩は忘れないし・・・話して聞かせれば、すべての事は理解してくれるし・・・自分というものをしっかり確立させて生きています。
きっと、人間相手でも同じなのだと思います。
ワンちゃんの様に「純粋に信じる心を持って生きる事の大切さ」を教えられました。
マリーには、
「最後までしっかりと生きてくれてありがとう!」
の言葉しかありません。
マリーがいてくれて・・・私達は本当によかったと思っています。
『マリーが、大好きで優しかったアンといつも一緒にいるのかな?』