子供産んだら奨学金返済ちょっと負けるで制度をつくろうとしたでしょ
んで、そもそも奨学金ていつからあるんって調べてみた
戦時中やね
師範学校の「先生」になる人が足りんかったんやって。戦時中で。
学校行くお金のない家からでもとにかく学校行かせて、先生になってもらわなあかんということで、国からお金出そうってなったんやって。
んで、ここ大切。給付か、貸与か、って議論されたんやて。結論。「日本では親が子の面倒をみるのが伝統やから、国は親を助けるだけにしよ。あと戦時国債ばんばん発行してて国家予算やばいから、これ以上支出つくらんようにしよ」(でもこの考え今ないよな、天井知らずで予算案通るもんな…)で、貸与型で、さらに「先生なったらチャラよ。その目的やから」日本育英会。そいえば、私らのころから、「先生になったらチャラやったんやけど、最近返されへん人多くなったから、ちょっと変えるわ。先生になって15年勤めたらチャラな」になってたな。
その後、90年代に、4年生大学進学者がめっちゃ、ふえる。たまごが先かニワトリが先かなんやけど、高卒の就職率が、ぐんと下がる。企業がとらんくなったから大学進学がふえたんか、大学進学がふえたから高卒採用がへったんか…とにかくいままでなら高卒か短大卒だった層がいっせいに4年生大学進学。で、奨学金をもらってる学生の割合も、20%第五章から50%代にいっきに上昇。絶対数で上がって割合でもあがってすごいことに。で、なんと利子付きの育英会奨学金ができて、こっちはあんまり成績とかの審査が厳しくなかって、みんなこれを借りた。さらに、両親の給料があがらないため、子どもへの仕送り額の平均が毎年減り続け、学生は奨学金だけは足りずアルバイト。
2004年、突然育英会を廃止して日本学生支援機構に…って、なんで??って思ったら、ここも大切、ここ転換期。「金融事業」になってしまったのだ。「奨学金なんかあったら、銀行からお金借りる人減るやん、やめて」って銀行の偉い人に政府の偉い人が言われたって?「そやなー」ってまじ???完全に「学祭ローン」になったのだった。卒業と同時に返済がはじまる。そんな若者たちは子供を産むどころか、結婚すらできない。
こうやって、今日の「出産したら負けてあげるよ」が出てきたんだ。
とつぜん、トラブルが、勃発するんじゃない。
絶対にとつぜんじゃないんだ。
徐々に、ひたひたと、ときどきしれっと制度変更して、茹でガエル、気づいたらこの30年、…
今日一日