TOKYOの公共トイレのリノベがにわかに喧しい(よいこと)が、たしかに16人の「クリエイター」のうち、名前から女性だと分かるのは2人だけだし、アピール動画で話す「クリエイター」は安藤忠雄と隈研吾で、高齢男性の企画は間違いなさそうなのだった。
ふと、前にもトイレ考で書いたけど、日本トイレ賞に女性活躍推進大臣賞があって「下の世話は女の領域」ってことかなとおもってたんだけど、今回は率先して男性が作っていってる。なぜだろう。
ああ、スクラップ・アンド・ビルドだからかな、と。
古い建物を壊して新しいコンクリート建築にする都市開発は、不動産と建設業メインの、超お金の動く事業だ。カーボンエミッション度外視のあれ。神宮外苑の開発と同じだ。
女性活躍推進大臣賞も「なんかなあ」って思ったんやけど、中身を見れば、女性用トイレをなくすなんてものはやっぱり、選ばれてない。途上国の簡易トイレ支援や、犯罪防止の観点、そして災害時のトイレ、トイレ掃除してる自治会紹介(これはトイレひと賞ってやつだった)趣向が違う。
音姫について、以前調べたことがあったんだけど、日本の女性トイレだけに存在するもので、日本人男性も実は存在を知らない人が多いのだが、排泄音、生理用品装着音などを隠すために二度トイレの水を流すのが勿体無いということで、開発されたものなのだ。良い悪いはおいといて、共同トイレには、音姫は設置されているのだろうか?