Let’s Challenge!!

人生で大切なことは、失敗してもいい、チャレンジすること!! 楽しみながら・・・
 Let’s Challenge!!

民藝館

2008年05月08日 | 
いとこ会の帰りに、私たち兄弟で“多津衛民藝館”に立ち寄りました
私は、長野のことも佐久のことも知らないことが多くていつも妹や弟に連れて行ってもらうことが多いのですが、
いとこ会が昼前に解散となり、ゴールデンウィーク最終日のその日は教師をしている妹が3時から会議が入っているということで
実家にゆっくりもしていられず、帰るのも少し忍びないと感じていたところ
それを察したのか、妹が『小さな民藝館だけど行ってみる?』と聞いてくれた
そして、東京在住の弟家族も一緒に行くことに・・・

 “多津衛”とは、いとこ会を催した望月町出身の
 教師、小林 多津衛のこと
 私も、初めて知った人物
 多津衛は、民芸運動創始者との出会いをきっかけに、
 民芸というものを愛し、その思想を構築した人
 自ら“民芸”としての陶芸を残した人
 民芸には三つの目標があると・・・
 第一は何が本当に美しいか見る眼を養う
 第二は素朴で健康な品々を使って日常生活を豊かなものにする
 第三は自分の手足を動かして物を作る喜びを持つ・・・と
 民芸の願いは、自分の心情も素朴で誠実な慎ましいものにして
 いこうというところにあります
 美を喜び、美を創ることは、人間として
 趣味の問題ではなく、人間存在の本質にかかわり、
 人間生活の生命の問題だ・・・と著書にもあるようです
 “民芸”の持つ深い意味に触れたような感じがします



この民藝館は、この町の元町長が退職金を当てて建て、守っているところでした
その元町長さんはとても気さくな素敵な紳士
喫茶コーナーで、元町長さんが入れてくれたお茶を頂きました

  


 

 面白いティスプーンが添えられていました
 それぞれ違う手作りのスプーンの話題に
 花が咲いていると・・・
 さりげなく何種類か見せてくれて、
 手作りする様子などを話してくれました

 これが、“民芸”であり、
 この元町長のさりげない暖かいおもてなしの心に
 繋がるのかと思いながら、お茶を頂きました





ここに来るまで、かなりの急な坂道を登ってきました
佐久市は、佐久平と呼ばれ四方を山に囲まれた小さな盆地
庭に出てみると高台のここからも素敵な風景が目に入ります
そして、たくさんの山野草などが敷地いっぱいに生息しています


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スミレ・グミ・花イチゴ・ノミノフスマ?・ムスカリ・・・などなど
山野草などが自然に生息しているという感じの庭

自然に生息しているという感じなのですが、話を伺うと・・・
このタンポポは、日本タンポポだと・・・
日本タンポポと西洋タンポポの違いを比べて説明してくれました
繁殖力の強い西洋タンポポは抜いて、日本タンポポだけ残しているのだとか
つぼみも日本タンポポの方ががっちりして丸い感じ
日本タンポポをこよなく愛しているお気持ちが伝わってきます

    

     丁字草・・・山野草だけをまとめて一角に置いてあった弱々しい鉢植えと
     地植えしたものを見せてもらいました
     地植えしたものは、太くしっかりしていて色も濃い緑
     花は、とてもかわいい
       

     今回わたしがとてもきれいだと思ったのはイカリ草の葉
     ほんのり赤い縁取りがあって、それが整列している様がいい
     野生種なのか花はとても小さかったけれどこれもかわいい
       

そして、国蝶のオオムラサキが食べる木 ・・・食菜?『ショクサイ』と説明されたような・・・
オオムラサキが食べる木なのでエノキかもしれません
 



しばし山の上でのんびり英気を養い、渋滞が予想されるので、
そろそろ昼食をとり、帰路につくことに・・・
佐久IC近くのイタリアンレストランへ・・・
地元でも人気のレストラン
今日は、浅間山が一望できるカウンター席で・・・

豚バラとリコッタチーズのピザとトマト味のスパゲッティを頂きました
渋滞かもしれないので、ドルチェもいただいて・・・

今回は、24時間もいなかった短い滞在でしたが
たくさんの充実した時間を過ごすことができました
今度は、母の13回忌に・・・