Let’s Challenge!!

人生で大切なことは、失敗してもいい、チャレンジすること!! 楽しみながら・・・
 Let’s Challenge!!

母を偲んで・・・

2008年05月26日 | 大切なこと
明日は、母の命日です
母は、12年前がんで亡くなりました
それまで不調を訴えていて病院にもかかっていたのですが
がんとわかった時には、もうすでに余命3ヶ月と宣告されました
母と二人で暮らしていた妹は中学の教師をしています
いろいろ大変だったと思いますが、6ヶ月間休職して
すでに延命治療しか残されていない母の看病を家で看てくれました
弟は設計士
その頃、群馬県の高崎で仕事が始まったばかりの大変な時
そして弟の連れ合い、義理の妹は子供を出産したばかりの頃にもかかわらず
上の子の幼稚園を休ませて、実家に行き妹と一緒に母の面倒を看てくれました

母は、30台の半ばで夫を亡くし、私たち3人を育て父の両親の世話も・・・
今の年齢になった私が考えても気が遠くなってしまうようなことを無我夢中でやってきた母
でも、妹と弟夫婦のおかげで最後はきっとしあわせだったと私は信じている

母が亡くなって、まる12年が経ちました
13回忌ということでもう年を取ってしまっている父方の親戚には声をかけず
私たち兄弟と親しい母の兄弟だけで執り行いました



地元の小さなお寺
でも400年も続いているという由緒正しきお寺で
今の和尚様はまだ35歳と言う若い和尚様
このお寺の鐘を武田信玄が盗んでいってしまったエピソードなど・・・
いろいろとお寺にまつわる話もしていただきました

驚いたことに、祖父が寄付したという藤棚・・・初耳
小学生の頃、この庭はラジオ体操など良く遊びに来ていた所
そして、子供の頃はとても大きな広場だった
その藤棚の下はひんやりとした休憩スポットだった


  
おじいちゃんの藤も元気でした

母の思い出やそんな昔のことを思い出しながら・・・
滞りなく終わり、妹が予約していたお蕎麦屋さんに席を移し
しばし、母の思い出やら話しに花が咲いた

  
磊庵というお蕎麦屋さん
名前の由来は、“豪放磊落”の磊落・・・朗らかで小事にこだわらないという意味なんだとか
“磊”は石が3個、石臼挽きの店とご主人・奥様・息子さんの3人が力を合わせて
真心を込めたお料理を提供し、お客様に心の温もりを感じていただきたいのだとか

  

和尚様や叔母たちと楽しい歓談の時間を過ごしました
お料理も終盤・・・いよいよお待ちかねのお蕎麦が登場
少し太め・・・水の中にお蕎麦・・・
清流そば・・・そば本来の味を堪能するために浅間山麓の湧き水で食べるそば
普通のつゆも添えられていて、少し辛味のある大根おろしでいただきました


手碾(てびき)そば・・・浅間山麓の湧き水を使って打ったそば
薬味は、刻みネギとわさび
美味しいおそばに舌鼓をうちました


最後に、そば粉と小豆餡の和菓子とそば茶
通常だとこの中に栗が入っているのだとか
仏事なので抜きましたと説明してくれた
ほう葉のお皿に和菓子、心がこもっていてうれしくなりました

この磊庵、名前の由来の通りとても素敵なおもてなしをいただきました


連日の忙しい仕事の合間にやってくれた今回の13回忌の段取り
家に着いた連絡をしたところ、妹の口から『よかったぁ、無事に終わって!』
妹は実家の家を守っているという責任
そして、東京にすでに家を買ってしまった弟夫婦も長男だという責任
いつも私は一番上なのに何もしない

本当にお疲れ様でした 
そして、本当にありがとう