Let’s Challenge!!

人生で大切なことは、失敗してもいい、チャレンジすること!! 楽しみながら・・・
 Let’s Challenge!!

茶臼岳へ PartⅠ

2010年10月21日 | 散歩
小さい頃から実家では犬を飼っていましたが、いつも世話をするのは妹
呆れることに、2代目の犬のことについては記憶が全くないくらい生き物のことをかわいがったことがなかった
それでも娘の誕生日にプレゼントしたミニウサギがかわいくてどこにでも連れて行ったりしたこともありました
また最近は何故か動物を見ると無性に『かわいい』と思うのです
最近、アルパカを見てきたというSatoさんからその写真を見せてもらったら行きたくて仕方がありません
そこで、夫を誘ったところ『そんなの見たくないヨ!』と言われて、仕方ないので行きたくなるようなところを探してみました
いつも出かける時は実家の方面になってしまうので東北方面には全くといっていいほど縁がありません
そこでまだ行ったことがない茶臼山はどうかと誘ってみたところ『じゃぁいいよぉ 』もう仕方ないから付き合うという感じです

ネットで茶臼山登山の情報をいろいろ調べた夫からは『時間的にアルパカは無理かもしれないよ』と言われ、何としても絶対に行くゾーと密かに心に決めて出かけました
もう一つ大事な目的は、お正月に予約した宿の確認
義母が初めて参加する温泉旅行、道になど迷っていたら二度と『行かない!』と言いそうな感じがするので下調べは必須
クヌギ林の中にひっそりとたたずむ閑静な小さな旅館、いい感じです

那須でも紅葉は始まったばかりのような感じです
あいにくの曇り空でとても残念
ここからしばらく山道を登っていくと、駐車待ちの行列で渋滞が始まっています
全く動かなくなりました
もうそこから邪魔にならないように路上に駐車をして歩き始めました
目指すは、《那須ロープウェーイ山麓駅》です
                        マウスオンでご覧下さい
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標高1,390mの山麓駅から、ロープウェイで山頂駅まで向かいます
このロープウェイは120人乗りの大きなもの、大きさに驚きます
確か高尾山のそれも120人乗りだったと思います
高尾山は結局登山者が多くて往復乗ることはできませんでしたが・・・
車内からの写真はロープウェイの窓の硝子が黄色みがかっているので少し黄色です
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山頂駅に到着し、茶臼岳を眺めると、こんなに高いところまで楽をして登ってきてしまっていいのかと思いました
周りを見るとパンプスの人など軽装の人たちも多く見かけました

茶臼岳は那須連峰の主峰、標高1915mの山です
今も盛んに噴煙を上げる活火山です

山頂を見上げると傾斜が厳しそうです
そこから一気に登ると石がゴロゴロしている斜面を歩くようです
そこで登るルートは茶臼岳の左側から後ろをまわり“峰の茶屋”から頂上を目指すルートで行くことにしました

小さな子供も歩いています
赤ちゃんを抱いた人もいます
そんな周りを見渡せば、私レベルの山なのかとちょっと安心
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現在も活動している茶臼岳は、蒸気と火山ガスを盛んに噴出している場所がたくさんあります
南月山方面に向かう尾根がくっきりと見えます
ダケカンバが紅葉した樹木の中に冬を教えるかのようにたくさん見えます
ここまではハイキングのような感じで、山に登っているような気がしませんでした
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“牛ヶ首”に着いたのは11時くらい
たくさんの人たちが、おにぎりやお菓子を食べたり・・・休憩地点のようです
そこから峯の茶屋まで遊歩道のような明るい道を緩やかに登って行きますが、道とは反対に頂上を見上げると噴煙をあげた岩肌です
硫黄の匂いが漂い、地熱が伝わってきます
異様な感じがします
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眼下に広がる紅葉、決してきれいな紅葉とは言えないのが残念
道を境に頂上の方は全く植物はありません
下は丈の低い植物が生えています
赤ちゃんを抱いたお母さん、自転車を担いだ男性
様々な人が楽しんでいます
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赤茶けた岩肌の朝日岳の鋭鋒が見えてきました
標高1,678m、朝日岳方面に向かう尾根道には“峰の茶屋”があります
峰の茶屋は茶臼岳、朝日岳方面、三斗小屋温泉方面の各登山道の分岐点です

ここから山頂までは、岩の積み重なる道険しい道です
一気に頂上目指して気合を入れて登りました
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岩に覆われた茶臼岳の山頂、浅い火口原が広がっています
時期によっては噴煙を吹き火口近くは硫黄の臭いが強い時もあるようです
噴火口を一回りし頂上へ
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山頂には那須神社の小さな石祠が祭られています
頂上でよく見かける風景・・・どんな願いを込めて石を積むのでしょう
厚い雲の間からほんの少し青空が見えてきました
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茶臼岳へ PartⅡ

2010年10月21日 | 散歩
ロープウェイの山頂駅から牛ヶ首→峰の茶屋→茶臼岳山頂→山頂駅は約4,2kmの行程、やく2時間30分
実際には景色を眺めたり写真を撮ったりで約3時間半の行程となりました

茶臼岳は、頂上から降りてくる少しの間は石がゴロゴロする足場の悪い急勾配でしたが、他はさほど急な坂もなく
岩には要所要所にペインティングがあるので初心者や子供連れでも道に迷うことなく登れるように工夫されています
山登りの経験が少ないので、この山が特別なことなのか判断できないのですが、気になったことを載せたいと思います

遊歩道には所々に立て看板を見かけます
ここでは・・・
                  《ひびわれた岩》
表面が平らな岩をよく見ると、ジグザグの面白い形の割れ目がはいっているものがあります
これは、岩の小さなヒビに水がしみ込んで、冬に凍ったためにできたものと考えられています

面白い石の風景です
他のたて看板には、“石の彫刻”などという表現がありました =*^-^*=
それにしても、どの石も表面をカットし、研磨したようにつるつるしたものでした
2枚目の写真はまさしく溶岩が流れ出したそのままのように思えました
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夫がネットで調べた情報で、『かなりの強風地帯があるので、帽子はかぶれないかもしれない』などと教えてくれた
この岩は、柔らかそうなので、強風の仕業で地殻の表層が見えたものなのか・・・などと思いながら写真を撮った
ここは面白いものがたくさんあって楽しく登ることができました
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                           《茶臼岳へ登る》
茶臼岳へは、砂の道を登ってゆきます
峰の茶屋後までの道沿いには、噴気孔やカキの殻のような岩、現代彫刻を思わせる面白い模様の岩などが見られます
また峯の茶屋の近くには、かつての硫黄採取設備の後もあります

こんな立て看板がヒントになるのだろうか・・・気になっていた 白・黄土色・青?・赤の土の色
この山は様々な自然現象からできた鉱物があるのかもしれない
歩く場所によってがらっと違う顔が見えてくる不思議な山でした

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火山灰に覆われた火山の山ということもあり、茶臼岳は花に恵まれた山ではないそうです
                          《火山の開拓者》
この辺りは岩や砂礫地が多いのですが、こんなところにも植物が入り込んできています。
葉の裏が白いウラジロタデやススキに似たコメススキ、いかにも高山植物らしいガンコウランなどです
このようなものを、開拓者に見立てて“パイオニア植物”といいます

結局、一枚目がコメススキだということがわかっただけですが・・・(=v=)
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急な石だらけの坂道が終わり、山頂駅に近づく時に、団体の登山者が登り始めました
ロープウェイの最終は4時台、これからで間に合うのかと他人事ながら心配しました
でも、登山慣れした健脚の皆さんに見受けられたので、大丈夫なんでしょう
楽しかった茶臼山の散策でした
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アルパカは来週にしたいと思います (゜▽゜*)♪