マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

スズキ料理第一夜(お刺身、塩焼き、あら煮)

2010年07月13日 | 料理
さて、釣ったスズキは2.6キロあり良型のマダイ、小ぶりのワラサ位のサイズです。
一晩では食べきれないので二晩に分けて食べました。

第一夜は和食編です。
ところで東京湾のスズキは多摩川河口とか京浜工業地帯を回遊しているため、
泥臭いとか油臭いというイメージがあり、コメントをいただいた方からもそれらに
ついての質問がありました。
結論からいうと今回の個体についてはその手の臭いは皆無でした。
魚自体の持つ臭いも少なく、マダイなどより魚臭さは少ないといってもいいくらいです。
これは正直意外でした。

まず、3枚に卸しますがこれが骨がかたくて難航。とくに腹骨が太く頑丈で、大出刃でも
なかなか切れず、苦戦しました。身はしっかりしているのですが、身割れしやすい個所が
あり、半身は残念ながら身割れしてしまいました。

で、まず刺身につくります。

<スズキのお刺身>



身は非常にしまっていて透明、脂ののりは少なくうまみも乏しいですが、癖がなく食べやす味です。
はら側の身は多少脂が乗っていておいしいです。臭いはまったくありません。
ただし、本来の食べ方は締めて2時間以内の死後硬直する前の状態で卸し、
あらいで食べるのが一番おいしいらしいです。そのためご常連はいけすで生かしておいて下船後に締めて
速攻で帰宅しておりました。次回釣ったらやってみたいと思います。

次は塩焼きです。半身を幅2cmほどに切り、塩をしてグリルで焼くだけです。
これはかなりうまいです。皮がカリカリして臭いがまったくなく、なんの抵抗もなく
食べられます。うちの嫁は魚の皮の臭いが気になり、塩サケでも皮を残しますが、
このスズキの塩焼きは残さずたべてくれました。身は脂が溶け出してうまみもありました。

<スズキの塩焼き>



和食編の最後はアラと大根の煮ものです。
レシピはぷくさんのを参考にさせていただきました。
身がしっかりしていて、おいしいですが、マダイと比較するとうまみとコクにかけ、
ややたんぱくな感じです。それでも日本酒の肴には最高でした。

<スズキのあらと大根の煮物>


スズキは初めて料理しましたが、癖がないものの全体的に脂がすくなく淡白な感じです。
もちろんまずくはないです。脂が本格的に乗るのは8月とのことです。
脂がすくなければ、足してあげればいいだけということで第二夜は洋食編です。
これはかなりうまかったです。

第二夜につづく・・・