何を書きたいのかの、6月19日のblogつづきとして・・・。 講演要旨は 大学の教職組・JAS(日本科学者会議)のこの地の支部 第6回講演会から。
講師の先生と僕の関係は、先のブログに掲載。
6月12日【NHKクローズアップ現代】にも取り上げられたので、電子部品製造に関わる化学系の方は、非常に関心のある内容。それでも我らは、生活の為に稼がざるを得ず、という心に痛みをなにがしか感じながら見た人は多いだろう。関連企業に勤めた大学の諸先輩、後輩らからも講師先生には、いろいろ問いあわせがあったそうである。
僕も、仕事時に使用した薬品もあったので・・・、当然、途中から代替え品が使われ出したが・・・それで、講演の司会者が語った言葉は、僕らの地球はヒトばかりではなく、生き物が生き続けるには、もうたいそう病んで、生き続けられない状況にもなっているということだ。司会者は、CO2どころではない、半減期が10万年以上、と声たかだかに・・・。
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掲題の言葉は、旧約聖書の神が、ヒトの堕落に対して、警告を発しても人々が言うことを聞かず、教えを守っていた正しいノアに準備させ、洪水から助けられたという箱船の話からの言葉である。
地上の生き物を洪水で滅ぼすという神の警告に、山の上に大きな船を作ったノアを周囲の人々は皆、嘲笑していたが、神は40日40夜雨を地上に降らせ、船に乗らなかった生き物は全て滅びたが、箱船に乗ったノア一族と動物たちは、箱船の生活1カ年の後、助けられたという話から。(旧約聖書:創世記6~8章)
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【余談】助けれた人の人数はノア親族含め八人だった?!。『船』という漢字がボート『舟』に右に(八と口:8人)の大きな『船』はそうしてできた漢字という謂れがある。それから、上陸できるか確認のためにノアが鳩を放った時、鳩はオリーブの葉を加えて戻って来たので、陸が渇いたと知ったノアは、上陸開始を始める。鳩は平和の象徴となった訳。昔、ピース(Peace)という煙草の包装絵柄は、オリーブを加えたハトだったなぁ。
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マーク・トウェインのハックルベリー・フィンの冒険でのミシシッピ川では、釣りも水浴びも、冒険などは怖くてできない、という事態になっているということらしい。それは、汚染が進んでいるからであると。
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講演内容は以下の通りである。これはやはり科学者自身が声を上げざるをえないのだろう。講師は、このPFAS類の水処理とクローズ化(防止策)の国際特許を得た。
1.はじめに
"PFAS"(ピーファス)とは 一連の有機フッ素化合物であり、近年 関心が広がりつつある ”永遠の化合物”、” 発がん性物質”、” 人新生時代の環境汚染” などと語られている。(PFAS 問題の 今日的意味を共有できるようになればと、特許作成の体験を交えながらお話しされた。)
2.PFAS(ピーファス)の誕生と全地球表面への拡散(人新生の時代)
PFASの発生の期限は1938年のPTFE(商品名テフロン) の発見に由来する。 テフロンの製造や賦形の助剤として1948年にPFOS・PFOAが発明され、 同時に高い 撥水・ 撥油性をはじめとした 類まれな 有用性を活かした利用が急速に始まった。 国際的な巨大化学企業である デュポンと3 M(スリーエム) はこれにより多くの利潤をあげた。 しかしこの大拡散の時代の結果、人工物である PFAS分子は両極地を含む地球全体の生物や水質に広がってしまった。
3.3M(スリーエム)社の撤退宣言と波紋<特許作成>
地球規模での拡散と生体に対するリスクへの懸念から、3M は2000年に一部の PFAS の製造から撤退を宣言した。 これに関連する産業に少なからず 衝撃を与え、 早急な対処が迫られた。 関連企業で働く卒業生から連絡と要請が寄せられ、PFAS 類の産業内での水処理とクローズド化のアイデアをまとめて国際特許として成立させた。 半導体製造技術や燃料電池や リチウム2次電池技術など電子半導体分野や 再生可能エネルギー分野では、この当時も今もPFASの利用は不可欠であり、水質 処理は緊急の問題となっていた。
4.PFOsに関する国際条約<”永遠の化合物”>
国際的には、2001年に 残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約 (POPs条約)が結ばれ、その後、PFOSとPFOAが対象物質として組み込まれることになった。日本の化審法でも対象になり 製造・ 輸入などの規制が始まった。
5.生体・人体への蓄積と健康不安<発がん性>
PFASの健康リスクに対する 告発 や調査も広がりを見せるに至った。米国 ウエストバージニア州のデュポンの工場周辺での下血 や肝臓がんの発生をはじめ、水質へのPFOA等への侵入と人体への蓄積、発がん性 を含めたリスクへの関心が急速に高まっている。講師が2001年にから2002年にかけて 滞在した ミネソタ州には 3 M の本拠地があり、工場 周辺 やそばを流れるミシシッピー川の水質には当時から 住民の懸念が表明されていた。国内的には特に 東京や 沖縄の米軍基地付近に及びダ○○ン工場(大阪)近傍の河川や地下水と人体の血中濃度の高さが問題となっている。
6.PFASの社会的抑制に向けて
デュポンや 3 M社など大資本は自らの儲け以上に 従業員や周辺の住民の命や健康に責任を負おうとしない。 必要なことはこれに対する社会的強制を強め、社会としてのPFASに対する制御能力を高めることである。 ミネソタ州では、昨年全てのPFASを規制する法案を可決。 欧米諸国や我が国でも飲料水のPFAS 濃度や摂取基準の設定の動きが加速しつつある 。確かにPFASは他の物質(材料)では替えがたい有用性を持っており、 継続して使いたいという動きも根強い。PFAS 全体を視野に、 そのリスクを正確に把握するための研究を急ぎ、 国民の生命・健康に寄り添った社会的規制を隔離することが、我々に課せられた課題となっている。
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【第九条(戦争の放棄)】
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
それで、姉妹の姉が僕を乗せ、僕の車は妹さんが運転して、元旦の静かな町並みを見ながら、myhouseへ 向かう訳だ。妹さんは後ろから、僕の車に乗ってついてくる。 ・・・その先を先導する車内での、その姉との会話。
「私、今年、還暦なったでしょう。ご飯つくるの面倒臭くなったきたよねぇ。」、と言い出した。僕は、彼女の父上を知っているし、父上は独り身になって、一緒に住めば家賃が浮くと思ったが、父上とは意見があわないらしい。つまり、ざっくばらんにいろいろ話す方。
父上は、家庭を持っている看護資格を持った妹さんが、お勤めが無いとき、時折、訪問し様子を見ている。父上は年齢も年齢なので、家の中での歩行はできるが、day service の方が週2回ほど来ている。
で、彼女(姉)が食事の準備が面倒、と言い始めたので、自炊している僕は、簡単に僕らの共通する大げさな資本主義の話をし出す。何故か、一方的に退院後のことでもあり滑舌が良くなり話し出す。
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安上がりで簡単な、しかも経費の掛からない、等と言いつつ・・・モヤシは一袋28円、で軽く茹でて、お湯を切り、らっきょう酢(量の割に安いし、クエン酸が入って体によさそう)をかけて、冷蔵庫に冷やして食べる。らっきょう酢は、野菜をレンジでチンして、パックして冷やしておけば何でもピクルスになって、体にいいと思うよ、などと話す。
若い頃は、酸っぱいのは苦手だったけど、年取るとねぇ、暑さ対策にもなるし、それ腹も出てこないしねぇ、などの会話。
で、ちょと、大げさに政治経済の話へ。
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僕がね、仕事で隣国中国の海岸部にある日本料理店(上海でも深圳でも)で、向こうの人は、生の魚はぜったい食わんのよ。寿司が流行っている今は分からんけど。今から10年以上の話。第一、不衛生なのね、取り扱いの繊細さがないので、すぐに悪くなるし、生魚は生活習慣になっていない。
兎に角、水が悪い。店長に聞くと、刺身なんて頼むと、これは築地から送られてくるものだ、と胸張っていうの。詰まるところ、生魚は日本製で、一番のうまいところ食べて貰うのだと、胸張っているのね。引率客先の所長は、これが一番うまいと蒸しパン(肉まんの皮のみの奴)を食べてたけど。
ところがだ、最近になって驚いたが何故に自国で食わない刺身のネタの魚をそこから輸出し、この国では輸入しているのか? 安いものを高く売る、その利ざやで稼ぐ。これが儲けの基本なのはわかるけどなぁ、どうなのか。
フィリピンまで行って、あるいは日本の近くまでき来て違法操業してんじゃないの。原発の汚染水といっているトリチウムはどうなの、中国沿岸には原発あるけど、どこにあるかも分からないでしょう。
原発は海岸沿いに54基もあるのね。これからも作っていくのだそうだ。一基でも爆発でもしたら、天気予報の雲や風の流れどうり、日本は終わりだな。・・・などと、暗い話になっていく・・・でそうこうしている内に自宅についた。
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お礼に四国の ”紅まどんな” というミカンを10ヶ 差し上げた。