marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(224回目)ローマ人への手紙(10章5節~13節)

2017-01-03 14:17:21 | 日記
キリスト教は言葉の宗教であると言われる所以。そして、パウロはここですっきり救われるにはどうしたらよいかを明記しています。手紙は、先理解のあるユダヤ人たちにこのように語ります。(口語訳)
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(10:5)モーセは、律法による義を行う人は、その義によって生きる、と書いている。
(10:6)しかし、信仰による義は、こう言っている、「あなたは心のうちで、だれが天に上るであろうかと言うな」。それは、キリストを引き降ろすことである。
(10:7)また、「だれが底知れぬところに下るであろうかと言うな」。それはキリストを死人の中から引き上げることである。
(10:8)では、なんと言っているか。「言葉はあなたの近くにある。あなたの口にあり、心にある」。この言葉とは、私たちが宣(の)べ伝えている信仰の言葉である。
(10:9)すなわち、自分の口で、イエスは主であると告白し、自分の心で、神が死人の中からイエスをよみがえらせたと信じるなら、あなたは救われる。(10:10)なぜなら、人は心に信じて義とされ、口で告白して救われるからである。
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◆(10:5)の律法については、モーセが十戒を神から授かったのだからこれは言わずもがなだろう。書いてあるのはレビ記(18:5)、それから(10:6-7)の引用の「 」内は申命記(30:12-13)であり、(10:8)のそれは申命記(30:14)である。(10:11)の「 」はイザヤ書(28:16)である。さらに(10:13)のそれは、ヨエル書(2:32)からの引用である。このように、当時の聖書(今の旧約)から引用はそれを書いて読まれても、聴いている人間は理解しているからということになります。しかし、兄弟たちよ、と語ってもその中には、先に述べたようにすでに、今の我々と同じように、少なからず聖書の学びは行われてきていたであろうから、聴いている異邦人の中には読まれた内容は何を語っているかぐらいは理解されていただろうと思います。
◆さて、ここまで、パウロさんからすっきり提示されていた10章の冒頭の、ただ熱心であること(神の義を知らない)ではなく、それには深い知識が必要だとパウロが書かれていたことに対して、それではそれは何かということになる訳でしょう。
◆ここで大切なことを書きます。パウロはその答えを箇条書きのように明確に書いていません。その手段は書いてます。熱心な深い知識が必要だと(10:2)でパウロは書いているのに・・・。パウロはこう答えるでしょう。私の手紙を読んで欲しい、読んでいるその内容が答えなのです、と。
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◇僕は、ここに神のとても深い愛を感じてしまうのです。急にエモーショナルになりましたけど。神様は答えを総括してかくかくしかじかと語れないのです。語らないのです。それは神を信ずるひとりひとりを真摯に愛してひとりでも救いたいからと思うのです。地上の人間は、あなたも、私も違う課題を与えられて人生を歩んでいるのですから。その事実に対して、これが答えですという地上的な儚い言葉や文字では答えが出てもあらわせない言(ことば)なのです。あなたに語るイエスと共に歩むことです。(10:8)がその理由の一つです。神は「あなた」と語りかけられているのです。(10:11)「すべて、彼(イエス)を信ずる者は、失望に終わることがない」・・・Ω 

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1 コメント

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ありがとう (たにむらこうせつ)
2017-01-03 15:31:20
読者登録ありがとうございます<(_ _)>
まだまだ未熟な詩や短歌ですが、
これからもよろしくお願いします!
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