掲題の事は、イスラエルとパレスチナの仲介役(クリントンがオスロ合意でお互いを認めた)のアメリカが、大統領がトランプさんに変わるといきなりの宣言となった訳で、これは何でも国連の多くの国は認めなかった(日本も)。アメリカの共和党は宗教的に福音派と言われている方が多く国民の1/4とかを占めるそうだ。当然、ユダヤ教の方も多く居られる訳だから票は多くなるだろうけれど、中間選挙の票稼ぎとしてもかなり無理があるような気がする。この福音派とは聖書に書いてあることを文字通りに信じているのだとか。日本のキリスト教会も福音派は正統とされているように思われるが、果たして日本の福音派とアメリカのファンダメンタリスト(福音派、ガチに文字どうり信じている人)は個人的に異なるように思うのですね。
◆先のブログに書きました、確かに旧約聖書には、私(神)は再び呼び集める(エルサレムに、つまり紀元前1000年頃、ダビデ王様の統一した証しとしての神殿、これはその子のソロモンが完成させたのだが)と、しっかり確かに書かれているが、新約聖書には、本当にそのように書かれているように読めるのか・・・ ですね。世界中にイエス・キリストを信ずる人が居る訳だから、他の国の歴史をもつ、その地にそれぞれ生きて、イエスの再臨(再び来られること)を待っている人々はどうなってしまうのかなぁ、と素朴に思ってしまう。アメリカ共和党の多くの人は、エルサレムに再び、実際にイエスが再臨されると信じていると、それでイスラエルの国(当然、ユダヤ教の方が主)の首都をエルサレムにするのに賛成と・・・でトランプさんもこの人達の選挙の票を勝ち取れるだろうと強権発動宣言のようなことを行った訳です。ブレーンと言われる娘さんも、婿さんも、ユダヤ教徒ですので・・・かといって、ユダヤ教徒はエルサレムをイスラエルの首都にというのは大賛成なのでしょうが、イエス・キリストのことは預言者の一人としてしか認めていないのではなかったか。この辺はそれぞれでいいとこどりで理解されているのでしょう。しかし、・・・
◆新約聖書、つまりイエスのことが書かれている内容から深く読み取れば、そのように読み取れるのだろうか。パレスチナの人々は排他すべき人なのだ、で許されるのだろうか。キリストの示しにより使徒パウロ、彼は総ての地上の民族規模でこう語っているのではないだろうか。それは、キリスト者にとっては地上のエルサレムではなく、天のエルサレムなのであると。
◆パウロの手紙から(ガラテヤの信徒への手紙第4章21~31節)、ここは少し旧約の内容や歴史を知らないと何のことかと思われるかもしれないが、引用します。ここでは、地上の固定された場所に固執するには自由になれない、キリストの霊により新しく生まれた者は自由な天のエルサレムにあるのであると述べている箇所です。****************************
律法の下にいたいと思っている人たち、あなたがたは律法の言うことに耳を貸さないのですか。アブラハムには二人の息子があり、一人は女奴隷から生まれ、もう一人は自由な身の女から生まれたと聖書に書いてあります。ところで、女奴隷の子は肉によって生まれたのに対し、自由な女から生まれた子は約束によって生まれたのでした。これには別の意味が隠されています。すなわち、この二人の女とは二つの契約を表しています。
子を奴隷の身分に産む方はシナイ山に由来する契約を表していて、これがハガルです。このハガルはアラビアではシナイ山のことで、今のエルサレムに当たります。なぜなら、今のエルサレムは、その子供たちと共に奴隷となっているからです。他方、天のエルサレムは、いわば自由な身の女であって、これはわたしたち(イエスを信じた者たち)の母です。・・・・肉によって生まれた者が、”霊”によって生まれた者を迫害したように、今も同じようなことが行われています。・・・*********************
◆ここは、当時のキリストを信じた異邦人ガラテヤ人に対して、頑なに律法を信じるユダヤ人による迫害が行われたのですが、キリストを信じることは新たな霊により生まれ、天のエルサレムに由来するものであり、実際の今のエルサレムに固執することはその代々は奴隷となっているのである、と解釈されるところです。彼らの固執は、まさにそのことの故に、聖書の神が彼らが世界に苛立ちを起こさせることによって、その存在を世界に知らしめているということになるのでしょう。・・・ Ω
◆先のブログに書きました、確かに旧約聖書には、私(神)は再び呼び集める(エルサレムに、つまり紀元前1000年頃、ダビデ王様の統一した証しとしての神殿、これはその子のソロモンが完成させたのだが)と、しっかり確かに書かれているが、新約聖書には、本当にそのように書かれているように読めるのか・・・ ですね。世界中にイエス・キリストを信ずる人が居る訳だから、他の国の歴史をもつ、その地にそれぞれ生きて、イエスの再臨(再び来られること)を待っている人々はどうなってしまうのかなぁ、と素朴に思ってしまう。アメリカ共和党の多くの人は、エルサレムに再び、実際にイエスが再臨されると信じていると、それでイスラエルの国(当然、ユダヤ教の方が主)の首都をエルサレムにするのに賛成と・・・でトランプさんもこの人達の選挙の票を勝ち取れるだろうと強権発動宣言のようなことを行った訳です。ブレーンと言われる娘さんも、婿さんも、ユダヤ教徒ですので・・・かといって、ユダヤ教徒はエルサレムをイスラエルの首都にというのは大賛成なのでしょうが、イエス・キリストのことは預言者の一人としてしか認めていないのではなかったか。この辺はそれぞれでいいとこどりで理解されているのでしょう。しかし、・・・
◆新約聖書、つまりイエスのことが書かれている内容から深く読み取れば、そのように読み取れるのだろうか。パレスチナの人々は排他すべき人なのだ、で許されるのだろうか。キリストの示しにより使徒パウロ、彼は総ての地上の民族規模でこう語っているのではないだろうか。それは、キリスト者にとっては地上のエルサレムではなく、天のエルサレムなのであると。
◆パウロの手紙から(ガラテヤの信徒への手紙第4章21~31節)、ここは少し旧約の内容や歴史を知らないと何のことかと思われるかもしれないが、引用します。ここでは、地上の固定された場所に固執するには自由になれない、キリストの霊により新しく生まれた者は自由な天のエルサレムにあるのであると述べている箇所です。****************************
律法の下にいたいと思っている人たち、あなたがたは律法の言うことに耳を貸さないのですか。アブラハムには二人の息子があり、一人は女奴隷から生まれ、もう一人は自由な身の女から生まれたと聖書に書いてあります。ところで、女奴隷の子は肉によって生まれたのに対し、自由な女から生まれた子は約束によって生まれたのでした。これには別の意味が隠されています。すなわち、この二人の女とは二つの契約を表しています。
子を奴隷の身分に産む方はシナイ山に由来する契約を表していて、これがハガルです。このハガルはアラビアではシナイ山のことで、今のエルサレムに当たります。なぜなら、今のエルサレムは、その子供たちと共に奴隷となっているからです。他方、天のエルサレムは、いわば自由な身の女であって、これはわたしたち(イエスを信じた者たち)の母です。・・・・肉によって生まれた者が、”霊”によって生まれた者を迫害したように、今も同じようなことが行われています。・・・*********************
◆ここは、当時のキリストを信じた異邦人ガラテヤ人に対して、頑なに律法を信じるユダヤ人による迫害が行われたのですが、キリストを信じることは新たな霊により生まれ、天のエルサレムに由来するものであり、実際の今のエルサレムに固執することはその代々は奴隷となっているのである、と解釈されるところです。彼らの固執は、まさにそのことの故に、聖書の神が彼らが世界に苛立ちを起こさせることによって、その存在を世界に知らしめているということになるのでしょう。・・・ Ω