marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

その10:ニャンコのお話おしまい(ニャンコらの愛の物語)

2024-07-30 09:40:55 | 日記

 『ミーシャと子猫たち』

 今までのお話のまとめ。<今回で終わります> 

僕がリコと付けたニャンコは一番初めに庭に現れた猫だった。この辺では猫は殆ど見かけなかったのに、ご飯も出していないのに庭に両足をそろえて動かずこちらを見ていた。

それから毎朝、早朝に訪れる。時折、どこかの飼い猫なのか部屋に上がり込んでいる。食べ物をたいてい3分の1程残す。なぜ、全部食べないのと思っていた。

 ご飯は相棒の為に残していたの。数時間、遅れてトラと名付けたこの猫は、玉々を付けていたので雄だと分かったけど、ここらで子供でも生ませたら困るなぁと思っていたのです。

リコにマウンテングの仕草をするし、リコはまったく拒絶したけれど、2匹は仲良かったからね。

 暑い日には風通しのいいところで一緒に休んでいた。

いつも一緒だったけれど、一匹で来ることもあって、その辺がそれぞれ自由行動。

***********

 ところがあるとき、子猫が縁側で数匹、動き回っている。これにはびっくりした。

扉を開くとすぐに逃げて姿を消す。小屋の下に潜り込む。

さぁ、どうしたことか。白色4匹、茶色1匹。これはどう見ても父親はトラかなぁ。

母親は誰?リコは黒色だし、ミーシャは形がまったくというほど違う。

***********

 そのころ、向かいの猫1匹(僕があとで勝手にミーシャと名付けた)を飼っているご主人が、僕の家の猫騒動も全く知らず、自分の家の猫(ミーシャと僕が名付けた)が、だいぶ前の話として、車庫の二階で子猫を数匹産んで保険所に駆除してもらったと話してくれた。

かわいそうだったけど目があいてなかったからな、と。

そんな話をしたのは、その方が町内会長だったので、近所の庭をあらす猫騒動の苦情が来て困っていると。

当然、うちに毎朝、猫来てますなどとは言えない。

僕の庭にも草花があるけれど、多少庭を荒らすくらいと、なんでも自由奔放が一番とそれが僕の方針なんで。

***********

 ところがある日からミーシャが子猫を5匹つれて僕の庭にご飯を食べに来るようになった。

扉をあけてもミーシャを完全に母親と思っている子猫達は、多少脅しても決して逃げない。

ミーシャも子猫たちがしっかりご飯を食べるのを見つめている。あぁ、母(正しくはミーシャの子らではないんだけど)は強し!

ミーシャは自分らの産んだ子猫らが戻ってきたと思っている。

よく戻ってきてくれたわね~(と、内心とても喜んでいるはず)。

子猫らは自分の母親だと思っている。

・・・・こんなことが数日つづいた。

***********

ところが、隣のおばさんから苦情が今度はこちらに舞い込んできたのだった。

子猫が塀の穴を潜り込んで庭に入って困る。穴を塞ぐことにしたのよ。「餌、食べさせているでしょう、見たわよ~。」

さて困った。

***********

その後も、ミーシャは子猫ら5匹をつれて僕の庭に毎日現れる。・・・・

これからはここに来ないでくれるかなぁ、餌を少なめにして少し追い払う仕草をして母親ミーシャに分かって貰う。

***********

そこに助け船。

向かいのご主人の息子さんが訪問してくれて、子猫を飼わないようでしたら、猫の飼い主募集のそういうところに出してみましょう、と渡りに船。

 その時以来、ミーシャと子猫らは僕の庭に来ることはなくなった。

向かいの庭で時折、1匹くらいの白のを見かけるけれど、子猫らはどうなったのかなぁ。

***********

子猫らの母親の出現か????

 数日、猫らの訪問がなくなったある日。

久々に一人でトラがご飯を食べに来た後に、いつもペロリと平らげるトラにしてはめずらしくご飯を残していった。

その数分後、今までの一度だけ謎の白猫と書いたニャンコが、そのトラが残したご飯を食べに現れたのだ。

母親の白、父親のトラの茶色。白子猫4匹、茶子猫1匹。形も色も遺伝的には納得いくけど。

***********

トラ、お前が子猫らを産ませた雌猫にご飯を残していったの? ここでご飯にありつくから行ってみたら、と。

今までの猫たちが瞳がすべて縦に裂けていたけれど、白猫さんの瞳はどうして丸いの?それに何故かおびえていそう。

白猫はトラの残したご飯をすべて食べていなくなった。それ以来、一度も見ていない。

***********

その後、猫たちの来訪が殆どなくなった。・・・

一番初めのリコとの出会いにもどったように、ご飯は出しっぱなしにはしてないのだけれど、気づくと時折 朝、鳴きもしないでリコは前足をそろえて朝ご飯を待っている時がある。

みんな、いい飼い主でも見つかったかな。

***********新年そうそう数ヶ月つづいたニャンコのドラマだった。

これでニャンコの(愛)の物語は終わります。・・・


その9:ニャンコの物語(ニャンコから愛を教わった)

2024-07-29 09:25:15 | 日記
生き物という者は、究極は生殖と食い物だ、といってしまえば身も蓋もない。考えて見れば、人も同じであろうか。
 
人も煎じ詰めれば、性欲と食欲だ。とくに季節や年齢によりめぐる生殖よりも、とにもかくにも、食べるこということへの第一の欲求がみたされれば、それが『福』というものだろう。
 
『一』天があり、『口』人が居て、『田』食べていける田んぼが、天上の神から『示』される。それが『福』なのだと。ただ、新年そうそう僕のところに来たニャンコを見ているうちに、生き物はそれだけではないのだよ・・・それがニャンコに教わったことだった。
 
***********
 
『幸福』という文字の『幸』という文字は、ある人にひとに言わせれば、十字架が立てられそのことを思っていれば(つまり『立』の上に『十』)が幸福であり(詰まりイエスの死か)、十字架『十』の上に立っているだけでは『辛い』のであるという。
 
これは僕らは漢字のおおもとは、中国漢の時代の発明起源文字ではなく、その時代以前にその文字を創作しようとした民がいて、彼らが西から移動してきた民であって秦(しん)という国をつくり、更に東に行きついた島国が日本だったというその技能集団、聖徳太子のブレーンでもあった秦河勝の属する『秦一族』であった等言う話。
 
彼らは、紀元前に今も話題のイスラエル国が、北イスラエルと南ユダ国に分裂後、東へ向かった集団だったと。歴史の途中で国々を作りながらも、先祖伝来の教えの『救い主』がかの地で生まれたと聞き及び、ユダヤ教からキリスト教に改宗したのであったと。それで漢字に多く彼らの先祖からのいわれが取り込まれることになった。
 
『神』・・・これは旧約聖書の『申命記(これは神からの戒めが書かれている)』の『申』が『示』された大切な漢字。『美しい』・・・大きな羊を神に捧げることは美しい行いとされた。『船』・・・ボートの『舟』ではなく大きな舟、『八』の『口』とは人が8人だったこと。物語ノアが大洪水から救済のために神から示された大きな箱船の話では、8人が助けられたのだった。それに、羊はこの国にいなかったのに、羊が示されている『祥』という漢字は誉れある漢字らしいし・・・その他いろいろ
 
***********
 
ニャンコのお話もつれづれ書き留めていくときりが無く、といっても毎日は、とても頻度が少なくなったが日常は基にもどり、リコが毎朝、7から8時頃、縁側で朝ご飯を待っていることだ。
 
ここまでがニャンコのお話9話です。次の10話で終わります。・・・続く

その8:ニャンコの物語(その後の顛末)

2024-07-25 08:00:00 | 日記
さて、蒸し暑い日が続き、その後ニャンコ達はどうなったかというと・・・

数日ブログを更新もせず、南の地区ではまたもや今度は川の氾濫で全国ニュースになるも、僕のいるところは古代の城跡なので高台にあり、少し歩けば海も遠くに、反対側には信仰の山がこちらも遠くに見える。洪水などには守られているところだ。

前回はそうだったが、こういう豪雨の時、僕は旅に出ているだね、何故か。前回は四国だったが、今回豪雨の時は隣の岩手のつなぎ温泉に行っていたのだった。休養や遊びではなく。

話は戻り、ところで子猫たちについてどうなったかというと、隣のおばさんが(以前の忠告、2件隣のおばんさんはミーシャの飼い主に)今度はこちらに忠告に来た。子猫が仕切りの壁の穴からこちらに来て庭で遊び回るので困ると。あんたは、町内会長になるんでしょ、なんとかして!

語れば、横道にどんどんずれるが、ミーシャの家主が町内会長なので、順番でいつの間に僕がなることになっていたらしいことをその時知った。まぁ?!

でどうするか・・・と思案していると助け船。

その数日後、向かいのミーシャの飼い主の息子さんが助け船となったアドバイスをくれたのだった。その時、初めて息子さんが近所に(同じ町内会ではない)いるのを知ったのだが・・・

(僕が)子猫を飼わなければ、つまりミーシャの子供らではないが母親として子猫らがいつもついてまわり、ミーシャもしっかり子猫らがご飯を食べるのを見守っている責任もある、その子猫ら広告を出して引き取り手を募ってみましょうと、渡りに船。

この日以降、ミーシャと子猫らはピタリと縁側にご飯を食べに来ることはなくなったのだった。

その8のお話はここまで・・・続く

その7:ニャンコの物語(舞台設定?)

2024-07-18 08:00:05 | 手紙

ミーシャが筋向かいのお宅の猫だとわかったのは、飼い主(その家の主人)とお話する機会があったからである。

僕が用事があってお尋ねすると家からミーシャが飛び出してきた。おい、おい、お前はここの飼い猫だったのね。

特にニャンコの話をするために行った訳ではないのだが、ちょうど家から出てこられて、先方から猫の話をしだしたのである。

それまで、僕は来会者たち(猫)がどこのものかなど考えてもいなかったら、その話の内容は、やはり僕が不安に思っていたことがあったんだな、と言い分を聞いていた。

***********

こんな話だった。

(指示向かいのご主人):自分が猫を飼っていることは知られているんだけれどね。飼っているのは1匹だけなんだけど(勝手にミーシャと僕が名付けた品のいい猫)、筋向かいのお宅から(こんどは相手から見ると僕の2けん隣の家)、そこの一人も身の叔母さんが、猫が庭を荒らして困ると文句が来てるんだ、と。

地面に穴を掘ったり鉢植えをひっくり返した、花鉢を倒したり、ウンチやおしっこをしていくので困る なんとかならないだろうか、と。

***********

僕は、黙って聞いていた。

うちにも来てますよ、などとは言わない。多少、猫などは外をほっつき歩いて、ご飯を主人(飼い主)のところに帰えって来るのが自由で、気ままでいいなぁ、などと思っていたから。

猫は、自分で地面に穴を掘ることはないと思う。穴はモグラでしょう、と僕がいう。(実際、モグラのモグチャンは、猫らがうろついてから、僕の庭からいなくなったので少し助かった。)

そのご主人は、猫もウンチをした後に犬が後始末を後ろ足で土をかける仕草をして穴ができる、とそのまねまでしてくれたんだけれど。ニャンコのその仕草は僕は見たことがないけれど。

***********

ご近所の皆さんは、草花を趣味されているくらいとても庭木が手入れされている。町内会では何がしかの草花が、玄関やお庭を飾っている。緑に様々な色の花の色がちりばめられる5、6月ころは僕の庭にも様々な花が咲いて楽しませてくれる。

***********

それで、今回のお話で書きたかったことは、そのご主人が飼っている猫(ミーシャ)について話してくれたことだ。

この話は子猫らが庭に現れるは前のことの話である。

それは、飼い猫 (ミーシャのこと)が車庫の2階で数匹、子猫を産んでねぇ。あのときは困ったねぇ。まだ目が開いてなかったんで保健所に持って行ってもらったんだ。(僕は数まで聞かなかった。)

そういうこともあったんで、この辺では、猫の飼い主が私と裏の○○さんち。あそこは首輪をかけて家の中で飼っているね。で、うちに苦情がくるんだな。

というのもそのご主人は町内会長でもあったんで、たまたまなのか、苦情引受人で文句が来ているというわけだった。

***********

ミーシャが庭に子猫を連れてご飯を食べにくる、子猫らも母親のようにミーシャについて回り、ご飯の時もミーシャがいると安心するのか逃げたりしない。

まったく母親だと思っている。食べた後は無邪気に遊びまわる。

ミーシャも自分が産んだ子供たちが戻って来たととても喜んでいる(顔を見ても分からんけれど)。

ミーシャは、ご飯をむしゃむしゃ一緒に食べたり、子猫らがじゃれ合って遊ぶのをじっと見ている。こ猫らは暑くなると小屋の下に潜り込んで休んでいる。

ここまでが物語 その7 のお話です。・・・続く 


その6:ニャンコの物語(出演者?の紹介)

2024-07-17 08:32:20 | 手紙

人であるなら決して公にできないなぁ。公然わいせつ罪だな冒頭の写真。

雄トラがミーシャ(初めはトラの仕草に受け入れる様子も見せないし、まったく動じないのでマダムと名前にしたけど)に マウンテングしようとする写真。

***********

僕が初めてリコと名付けたニャンコが縁側にきちんと座って、引き戸のこちらを見ていたのは良かったのだけれど、相方を連れてくるようになったのは年度はじめころ。

後でこれが茶色で雄だとわかったのでトラと名付けた訳。 

***********

お話がそろそろ さよならなので出演者?の写真を掲載したい。

◆1人目(正しくは1匹目~以下同じ)

 リコです。利口なので雌です。年度初めに初めて現れた。頻度はすくなくなったが、今でも毎朝にトラと共に現れる。彼女は賢い。僕がそう思っているだけなのか、一人で来たとき必ず餌を少し残すのです。

誰かに(他の猫に)食べ物あったよ、あのおじさん又、出してくれてるよ、と どこかに知らせに行くのだろうか。

しばらくすると、決まって他のニャンコがそれを(残したものを)食べに来るのです。

ある時は相棒のトラであったり、しばらく後に子猫連れで現れるミーシャだったり。

◆2人目

 相方のトラです。雄の茶色で一応いさましく名付けた。猫パンチ得意? 繁殖時期になり行動大胆に。

リコとトラは兄弟なのか、夫婦なのか未だわからない。

初めはリコだけで、来てましたが、いつも殆ど一緒に行動しているようですが、それぞれ単独で来る時もある。

◆3人目

 やはり品がいい、飼い猫。筋向かいの家の猫と分かりましたが、こちらに来たときは勝手にミーシャという名前。

雄のトラが周りで発情してうろうろしても何ら動ぜず、受け入れもせず。それで初めマダムと付けたんだけど、ちょっと品良くミーシャとした。

***********

初めのころミーシャは後発来会者なので、先人?のお二人の食事の終わるのをいつもじっと待っていたのだ。

確認の後、数日後子猫を食べさせる為に連れてきたのだった。

◆4人目

謎の白猫***

その後、ある日、その日1日だけだったけれどミーシャだけで来ていた時に彼女(ミーシャ)が小屋の視覚から外れた処をず~と見つめていた。

そこにその後一度だけしか見ることができなかった白猫が座ってミーシャの方を眺めていたのだ。

どんな会話をしたんだろうか。

このとき以降、白猫をみることはなかった。

日にちは前後するが、この白猫以降だったと思う。ミーシャが子猫を引き連れて現われ始めたのは。

***********

いよいよ、お話は終わりに近づきましたが、ニャンコのお話 その6 はここまでです。・・・続く