1916年、ポルトガルの寒村ファチマでルチア、フランシスコ、ヤシンタという三人の子供が天使に出会い、さらに聖母マリアに出会って、これから起こる不思議な秘密を聞いたというのであった。大人たちは誰も信ぜず嘲笑していたのだが、やがて何万人もの前で不思議な啓示の業が起こったというのである。村はずれの丘の上で、オーロラのような光、風が揺らぎ、雷が光り、不思議な光が丘全体を包んだのだった。しかし、聖母マリアのお告げを聞いたのは子供たちだけだった。不思議な天変地異の現象が多くの人々の前に現れ、その後、癒しの奇跡が一瞬のうちにおびただしい人々の上に起こされた。ローマ・カトリック教会は正式に現今の奇跡であると認めざるを得なかったのである。
聖母マリアが子供たちに告げた秘密とは何だったのか:その第一は、そのころ起こっていた第一次世界大戦が一年半後に終わるということだった。そのとおりに一年半後に終わった。その二番目は、今から二十年後に第二次世界大戦が起こるという、戦争になるという預言であり、それもまた、その通りになった。問題は最後の三番目の預言であった。二十世紀後半、つまり僕らが住んでいるこの時代の上に大きな試練が襲って来て、多くの民族が地上から姿を消していく。だから祈りと悔い改めをもって向かわないならば、ロシアが戒めの鞭となって人類を苦しめ、悩ましていくという預言であった。
教皇パウロ6世はこれを読むと驚愕のあまり卒倒したと言われ、歴代の教皇たちもこの預言の恐ろしさに茫然として、ひた隠して封印したのだった。(公開されたのは、開示しろとの要求で、1981年5月にフランスの旅客機のハイジャック事件が起こった為である)
◆果たして、この内容は今のことではないのか!・・・・僕が学生時代にもノストラダンスの預言とか、世界の遺跡の暦にも今の時代になると暦が消えているから危ないぞ、とかの終末預言ブームがあった。当時、カトリックは「ファチマのロザリオの聖母」書物に対して聖霊セミナーまで開いたのだった。
当時、カトリックのあるシスターは語る。「この預言は、悔い改めにあるのです。人類が滅亡するということではなく、憐みの神様が、悔い改めるならば、その滅亡から人類を救われるということが、この預言の目的なのです」。・・・人知を超えた神の愛と恩寵。
それにしても、ロシアという国名が、きちんと予言されていたとは・・・。 ********
◆ここで話が終わってしまえば、人という生き物は、そもそも、自分のこととは関知せず、へぇ~、そうなんだ、とそれなりの話で終わってしまう。自分に関わらなければ、つまり身体に痛みを伴わなければ我関せずという具合で、自らの普段の身体にも関心を示さない。・・・しかし、人類の歴史という次元で考えてみれば、ひしひしと気がつかない内に僕らの普段の日常のこの日本の国の土台も腐食されているということへの警告なのだ。
◆天上界から派遣される黒子達は、人類の見える形で切った貼ったの地上での歴史を作り、あるいは、見えない形での影響を人類に、否、ひとりひとりの人生に影響を与えている。現に今も存在もしている。無論、この時、あなたにも僕にも。
最近NASAがUFOの実態調査をまともに50年ぶりにも行うというニュースがあった。僕らの世界に関与し天上にあっての啓示により、この地上で善い宇宙人や悪い宇宙人の実態が、時間がなくそろそろ姿を表して、まともに個々人自らのこととして、悔い改めをし、創造されし我々は、真に天上界へ帰還する準備をしなくてはならない時代になったのだということへの気づきへの奨励なのであろう。