マリヤ手芸店の3階ギャラリーでは、
マリヤ手芸店秘蔵の雛人形を展示しています
段飾りが2セット。
マリヤ手芸店の創始者「本間テイ」の時代から伝わる古いものです。
マリヤ手芸店は大正15年(1926年)創業ですから、かなりの年代物です。
古くなってはいますが、
お顔の塗りや表情、着物やお道具も現代のものとは違い、
職人の丁寧な仕事ぶりが伺える、見ごたえのある段飾りですよ。
こちらのお雛様の屏風は、小さな貝殻で細工をほどこした豪華なもの。
こんな屏風は今は手に入らないでしょうね。
この段飾りには「三人官女」がいないので、代わりに押絵のお雛様を飾っています。
この押絵細工もかなりの年代物ですね。
はかにも、雛祭りにちなんだ色々なものを飾って、賑やかにしてあげました
古いですが、美しい色合いを留めている掛け軸。
このような掛け軸も、今ではなかなか手に入らないのではないでしょうか。
今回、マリヤ手芸店にゆかりの方から寄贈された、
大きな屏風も展示させて頂きました。
六曲の屏風が二対で、12ヶ月を表しているのだそうです。
詳しいことはわからないのですが、
多分明治時代のものではないかとのこと。
細かい描写が得意な方の筆のようで、
人物や衣類、小道具、ペットの動物などが細密に描かれていておもしろいです。
こちらの展示はご自由にご覧いただけますので、
ぜひこの機会にいらしてくださいね