「WOOL STITCH」ウールの刺繍

前回もご紹介した樋口愉美子さんの本、
こちらはウールの刺しゅう糸「タペストリーウール」を使った刺しゅうの本です
ウールの刺しゅう糸と普通の２５番刺しゅう糸を組み合わせて使っています
ウールのほっこり素朴で優しい雰囲気が可愛いですね

この本ではなんとDMCのタペストリーウールを使っているんです
なんで「」かというと、
今までDMCのタペストリーウールを使った日本語の本がほとんど無かったんです。

タペストリーウールの刺しゅうといえば、編み目状のキャンバス生地に、
ハーフステッチでみっしり埋めるキャンバスワークくらいしか知られていなく、
キャンバスワークはヨーロッパではポピュラーですが、
日本ではイマイチ人気がなかったんです
（みっしり埋めるのが大変だし、日本の夏にはちょっと暑苦しいのでしょうか・・）

そんなマイナーなタペストリーウールに、やっと光が挿したかのような
この樋口愉美子さんの本
暑苦しくなくシンプルで比較的簡単で、とっても可愛いんです
可愛いモチーフを１個でもたくさん並べてもいいし、
色を変えたり布を変えるとまた雰囲気が変わって楽しめます
これからの季節にもぴったりですね

「WOOL STITCH」　樋口愉美子　マガジンハウス～１２５０円（税別）




なんでこんなに宣伝するのかというと、
マリヤ手芸店ではDMCの「タペストリーウール」全色揃えているんです
なのに刺しゅうに使うお客様はあまりいなく、
手織りや編み物をされる方が部分的に使うとか、
セーターの補修にちょっと使ってみるというお客様くらいしかいらっしゃらなくて・・
でも色数は豊富なので、何かできるはず！と辛抱して全色在庫していたんです
やっと陽の目を見ることができるかも！と、ちょっと期待してるところです




さっそくマリーも試しに刺してみました
タペストリーウールの部分は主にサテンステッチを使っていますが、
何しろ糸が太いので、サクサク埋まっていきます。
毛糸のもこっとした感じが可愛いですね
２５番刺しゅう糸の部分もチェーンステッチが多いので、
初心者の方も気張らず始められると思いますよ

「１色刺繍と小さな雑貨」「２色で楽しむ刺繍生活」

今、とっても人気の刺繍作家、樋口愉美子さんの本を紹介します。
ちょっと北欧テイストの可愛いモチーフを
１色もしくは２色で刺すシンプルな刺繍です
モチーフ１個でも可愛いし、たくさん並べても、色々組み合わせても可愛い
ステッチも簡単なものしか使ってないし、
チェーンステッチで埋める部分が多いので
初心者さんでもけっこうきれいに仕上がると思います

「１色刺繍と小さな雑貨」　「２色で楽しむ刺繍生活」
共に樋口愉美子著　文化出版局～各１３００円（税別）



こちらは裏表紙。
載ってる小物もポーチやヘアバンド、スタイフ、つけ衿など
可愛いものばかり
普段使いの小物に可愛い刺繍をちょこっとプラスして楽しめる
素敵なアイディアがいっぱいです



マリーも今の季節にぴったりな「梨」のモチーフを刺してみました
こちらは「２色で楽しむ刺繍生活」を参考にしました。
チェーンステッチで埋める部分は、
きっちり目幅を揃えなきゃとか気にしなくても
それなりに仕上がるので楽ですよ



使用したコースターはワンポイント刺繍にも
クロスステッチにも使える便利なものです。
フチにレースのモチーフをつけることもできるので、
レース編みをする方にも好評なんですよ

直径約１２ｃｍ～４６０円（税別）



余った布に梨を１個刺して、
針刺しにアレンジしてみました
小さなモチーフなのですぐにできちゃうのがうれしいですね
気軽に楽しめる「刺繍生活」、皆さんも始めてみてはいかが？

マガジンランドの刺しゅうの本

「マガジンランド」という出版社と取引することになり、
ちょっと珍しい刺しゅうの本が入荷しました



「シュヴァルムの白糸刺繍」　西須久子監修　マガジンランド～１５００円（税別）

ドイツのシュヴァルムシュタットに伝わる白糸刺繍です。
ドロンワークやホワイトワークがお好きな方にお勧めですよ



「内田桃子のスペイン刺繍」　マガジンランド～１４２９円（税別）

技法はハーダンガー刺繍などに似ていますが、
北欧のものとは違う、エキゾチックな幾何学模様が魅力的です




「アメリカンクルーエル刺繍」　荒川慶子著～１３３３円（税別）

開拓移民の女性達によって始められ、
18世紀に最も開花したと言われているアメリカンクルーエル刺繍。
刺繍用毛糸を使った、ほのぼのとした素朴な刺繍です

復刊「デンマークのクロスステッチ」

絶版になって久しかった「デンマークのクロッスステッチ」シリーズの復刻版が、
マリヤ手芸店でも取り扱うようになりました
素朴でやさしい雰囲気のデンマークのクロスステッチは、いつの時代も人気です。

文化出版局から全８巻出ていたもので、
マリーも２０年くらい前にクリスマスの図案などを刺した記憶があります。
その後長い間絶版だったのですが、復刊ドットコムでリクエストが集まり、
「ヤマナシヘムスロイド」から復刻版が発行されることになったのです

「四季のくらしと窓辺の花」「街並みと窓辺のスケッチ」「メリークリスマス」
の３冊が発売されています
お値段は以前よりだいぶお高くなっています。
それでも探していた方は多く、古本が高値で取引されたりしていたので、
この機会にぜひお手元に揃えてくださいね
他の巻も復刻されるといいのですけれど、
それもこの３冊も売れ行き次第でしょうか。

デンマークのクロスステッチ
「四季のくらしと窓辺の花」「街並みと窓辺のスケッチ」「メリークリスマス」
発行　ヤマナシヘムスロイド　発売　復刊ドットコム～各２８００円（税別）

「あこがれの手作り お人形ドレス」

レースとフリルいっぱいの、
夢のようなお人形のドレスを作る本が出ました

ワンピース、ドロワース、ケープ、エプロン、ヘッドドレスなど、
お人形の衣装一式１２点の作り方が出ています。
最近はお人形のドレスの本がほとんどなくなってしまったので、
お人形大好きなマリーとしても嬉しいことです

作り方や材料などについても詳しくのっているので、
初めて挑戦する方にもわかりやすいですよ
ワンサイズですが、型紙を拡大縮小してお手持ちのお人形に合うように
作ってみてくださいね

「あこがれの手作り　お人形ドレス」　瀬筒まなみ著　マリア書房～２０００円（税別）