マリーのアトリエ

札幌時計台近くのハンドメイドショップ、マリヤ手芸店のスタッフブログです。

龍の金らん生地

2011-08-30 02:53:59 | 和風手芸


マリヤ手芸店では、おもに木目込み人形などに使う金らん生地を
扱っていますが、たまにちょっと変わった柄のものもあります。
そう、このキンキラらに輝く龍の柄のように・いぇン




あまりにキラキラしすぎてよくわからないかもしれませんが、
こんなにゴージャスな龍の模様なんです
来年は「辰年」これはぜひイチオシで売り出さなきゃ、
と思うのですが、けっこう大柄でお人形には使えなさそうだし、
日常生活には有り得ないキラキラさだし・・
これはもう時代劇にでも使ってもらうしかないのでは?
とスタッフも頭を悩ませ・・




丸い台紙にくるんで、押絵風にしてみました
これなら適度にゴージャスで、
なんだか金運を呼んでくれそうじゃありませんか?




という訳で、色違いの2柄の部分を切って販売してみることにしました。
丸い台紙も、スタッフが一生懸命切り抜いてご用意しましたよ~

龍柄の金らん(レーヨン×アクリル製) 
2柄入り(17×34㎝)~525円

※巻きの量り売りもしていますので、時代劇などに使ってくださる方、
 ぜひお問い合わせください


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木目込み人形のこと 2

2011-08-29 07:12:11 | 和風手芸


シンプルな線でお顔を描いた木目込み人形。
上品で可愛いですね

マリーはとにかくお人形が大好きだったので、
二十歳くらいの時に木目込み人形の通信講座を
受けたことがあるんですよ。
(一応、師範科の終了証をもらったような記憶が・・)
もう、ウン十年前の話ですが、その頃でもそんな若い子で
木目込み人形やってる人はいなかったですねぇ・・

その後、縁あってマリヤ手芸店で働くことになり
木目込み人形とかかわり続けることができました。
当時は、木目込み人形はマリヤ手芸店の主力商品だったので、
マリヤのスタッフは誰でも一度は作ったものです。

{しかし時は過ぎ・・
今年の6月で、長く勤めていた和風手芸担当のスタッフが退職し、
木目込み人形の売り場も縮小されていく一方です

手芸にも流行廃(すた)りがありますが、
木目込み人形に関しては、とにかき若い人でやる人がいない。
40~50代でもやる人がいないんです。

職人が作る、雛人形などの伝統工芸品としては残るかもしれませんが、
一般の人が趣味で作る手工芸としての木目込み人形は、
いずれなくなってしまうのではないでしょうか。
これも時代の流れなのでしょうか・・残念ですね。




初めて作る方や、お人形はちょっと・・という方は
このような「手まり」から作ってみるといいかも。
やってみるとけっこう楽しいですよ

木目込みの手まり~布なし材料840円


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木目込み人形のこと

2011-08-28 07:08:40 | 和風手芸




木目込み人形の作り方を実況でお送りしましたが、
今回ご紹介した「龍」のお人形はちょっと上級者向き。
上の写真のような小振りなお人形だと、
初心者にもやさしくすぐに作れると思います

昔はマリヤ手芸店の主力商品だった木目込み人形ですが、
最近は作る方がどんどん減ってきています。
今も制作を続けていらっしゃるのは、ほとんどが高齢の方ばかりで、
いつか誰も作る人がいなくなってしまうのでは?と、
心配になってしまいます

実際、木目込み人形の材料を店頭販売しているお店って、
全国でも、もうあまりないんじゃないでしょうか
日本の伝統的な手工芸がなくなってしまうのは、大変残念なことです。





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「人形の伝統技法」

2011-08-27 21:54:27 | 和風手芸


長い間品切れだった、「人形の伝統技法」が復活!再入荷しました

日本の伝統的な技法を使った
人形の制作方法が詳しく載っっている本です

原型から型を制作して、桐塑や張子紙でボディを抜く技法、
木彫の人形の制作方法など、伝統工芸に興味のある方はもちろん、
創作人形を作りたいと思っている方にも参考になる本です。
特に、多くのページを割いて詳しく載っている、
胡粉(※)の塗り方、顔の彩色の方法、髪の毛の毛吹き法などは
他にあまり技法書がありません。

ちょっと文章が多くて難しそうな感じですが、この手の本は一度品切れになると、
滅多に再販されることなく消滅してしまうのが普通です。
特に最近は手工芸関係の本は減る一方なので、
この本が何年も経ってからまた復活するなんて、
奇跡に近い出来事なんですよ~
マリーも、思わず「まあ、懐かしいわね~」って再会を喜んじゃいました

大げさに思われるかもしれませんが、
今現在、この本はアマ☆ンのサイトでも品切れ状態で、中古品の出品しか扱っていません。
いち早くマリヤ手芸店に入荷した、貴重な本なんですよ

「人形の伝統技法」 野口晴朗著 理工学社~3150円

 ※胡粉~雛人形や市松人形などの顔に使われる顔料です。


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辰の押絵

2011-08-26 21:40:26 | 和風手芸


来年の干支「辰」の押絵「辰丸君(たつまるくん)」です
こちらも、マリーが作った木目込み人形と同じ生地を使っています。
なかなか勇ましい姿ですが、丸い炎がなんだか可愛いですね




「辰丸君」の押絵は、図案を367円で販売しています。
(※セット販売はありません)
色紙や色紙掛けもございますので、ぜひご覧くださいね


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