
【 精密板金加工 】“昔の加工方法”についてお話しします。
使う単位はmm(ミリメートル)、専用の設備が必要で、設備に
よって加工精度が違うと言うところまでお話しました。
その様な設備を使い実際はどの様に作業が進められ製品が作ら
れて行くのか当社を例にご紹介させて頂きたいと思います。
ちょっとその前に寄り道をさせて頂いて、現在の様なコンピューター
制御された機械が無かった頃のお話を少しさせて頂きたいと思います。
自分が見聞きした範囲になりますので多少の記憶違いや勘違いは
あるかと思いますがご容赦ください。
加工の為に必要なサイズに切断した板金(材料)に穴あけ、切欠き
といった一般的な作業を行う為には治具を作ったり材料に直接位置
を罫書(ケガキ)いたりと電卓を片手に一つ一つ寸法出しをしなが
らの作業でした。(計算尺を使っていた職人さんも居たとか)
罫書とは罫書針といった先のとがったや金属の棒で直接板金に線
を引いたり印を書く事です。穴をあける作業では穴のセンター位置
を決める為にポンチという物を使って印を付けます、どちらにしても
製品にキズを付ける作業です、
「製品にキズを付ける」という事は製品品質を落とす事になりますの
で現在の当社では余程特殊な例外を除いて行われていない作業で
すが、その当時はそれが当然の作業方法だったのです。
関連 丸井工業株式会社
公式WEB:http://www.marui-k.co.jp

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