
板金材料・鉄板(SPCC)について紹介します。
神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)公式ブログです。
「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。
板金(ばんきん)とは薄く平たく伸ばした金属板で精密板金加工で使う材料の事です。板金にはいくつか種類がありますが、鉄を使った板金をSPCC(冷間圧延鋼板)といい、一般的に「鉄板」と呼ばれている材料です。鉄板はそのままの状態にしておくと錆さびてしまうので、錆びを防ぐ為に加工後メッキを付けたり塗装をしなければなりません。これに対して錆びにくくする為に最初から鉄板にメッキ処理をした材料もあります。この材料も切り口(切断面)にはメッキが付かないので、錆びにくいとはいえ時間経過と共に切り口が錆びてしまうので外装部品にはあまり向いていません。メッキ処理された鉄板の種類としてボンデ、ジンコート、クロムフリーなどがあります。

▲ 鉄板 SPCC サンプルの大きさ100mm×100mm 厚さ1mm

▲ 鉄板の表面を拡大しました 鉄板そのものの色をしています

▲ クロムフリー サンプルの大きさ100mm×100mm 厚さ1mm

▲ クロムフリーの表面を拡大しました メッキ処理された鉄板の表面はグレー色をしています
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アルミニュウムやステンレスといった非鉄の板金材料について簡単に説明したいと思います。
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非鉄(ひてつ)の板金材料とは、鉄では無い金属を使った板金の事です。代表的な物としてはアルミニュウムやステンレスや銅などがあります。鉄と比べると価格は高くなりますが、それぞれ鉄には無い特徴を持っています。アルミニュウムは軽い、ステンレスは錆びにくい、などですが鉄との最大の違いは表面に細かいキズを付けて独特な風合いを作ったり、ステンレスに関しては磨いて鏡の様にもできる事です。下の写真はアルミとステンレスをサンプルとして載せました。

▲ 非鉄の板金材料は加工中、表面にキズが付きやすいので保護ビニールを貼ります

▲ 保護ビニールを剥がしてアルミの表面を拡大した写真です

▲ 表面に何も加工をしていない2B(ツービー)材というステンレス板金です

▲ 化粧としてステンレス表面にヘアーラインという細いキズを付ける加工がしてあります

▲ ステンレスの表面を磨いて行くと段々鏡の様になって行きます(これは400#研磨)
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切り起こし曲げ・精密板金の曲げ加工の紹介です。
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前回に続き精密板金の曲げ加工について紹介します。精密板金加工部品にL金具(L字に曲げた板金)の様な部品を取り付けたい場合、別部品を作ってネジ・リベット・溶接などで取り付ける方法はいくつかありますが、いずれの方法にしても別の材料を使ってL金具を作る事になります。しかし、加工条件があえばL金具をその部品の中で(同じ材料で)曲げによって作る事ができます。これを”切り起こし”と言っています。L金具の様なシンプルな形状が基本ですが、同一材料内で他と干渉をおこさなければ多少複雑な形も曲げる事が出来ます。

▲ 切り起こし曲げ前の状態 抜き加工が終わった板金です

▲ 板金の一部分だけ切り起こした 切り起こし曲げです

▲ 他の部分が曲がらない様に曲げたい部分のみに金型をセットします

▲ 必要な部分だけが綺麗に曲がり切り起こし曲げの完了です
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金属板(板金)の曲げの1種”ヘミング(あざ折)”についての紹介です。
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精密板金加工の製造工程の中に曲げると言う作業があります。一言に金属板(鉄・ステンレス・アルミ・銅などの板金)を曲げると言っても直角、鋭角・鈍角・R曲げ(曲線)などいろいろな曲げ方が出来ます。その中でも”ヘミング”は板金を鋭角に曲げてさらに押し込んで折りたたむ様に平らに潰してしまう曲げ方です。この曲げを使うメリットとしては折り曲げた部分の板厚が倍になるので補強として、また板金(材料)の板厚が薄い場合は切り口がカミソリの様に刃物に近い状態になるので、ヘミングを使い切り口を内側に向ける事によって怪我の防止にも繋がります。

▲ 厚さ1mm のステンレス板を使ったパネルです 板金の縁、矢印の先がヘミング加工です

▲ 板金の切り口が内側を向く(外側に出ない)ので怪我の心配もなくなります

▲ 矢印の部分をヘミング加工して行きます

▲ まずは鋭角に曲げます

▲ 最後に上からしっかりと押し潰して平らに曲げます
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