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オリンピック景気が来ましたヨ。

2013-09-11 19:48:53 | 経済
IOCの近代オリンピックの流れ、私が考えるにIOCやオリンピックが大きく
変化したのは1984年のロサンゼルスオリンピックからだと思う。80年代の
米国は貿易赤字と財政赤字という双子の赤字を抱えており、ベトナム戦争の
後遺症とも呼ばれるようなアメリカ社会の崩壊さえも懸念された。
そしてこの経済不安を打開すべく当時のレーガン大統領はオリンピックを利用した。

イー〇ルサムという鷲が星条旗のハットを被ったオリンピックマスコットキャラクターを作り、
使用権を販売しガッポリ稼いだ。今でもオリンピックの大手スポンサーであるコカ・コーラ社は
自社の缶コーラに大会毎にオリンピック・マスコットを載せ、世界中でガッポリ稼いでいる。

それが公式スポンサー契約です。映像を撮影するならこのメーカーのカメラでお願いします。
ドリンクを飲むならこのメーカーでお願いします。移動に使うバスはこの会社のバスでお願いします。
というようにオリンピック運営に関わるあらゆる会社の参加を自由にすることなく、行政側が
公式スポンサーとして企業を選択する事によって民間企業との連携を図るようになった。

それまではオリンピックに参加したい企業は規格を満たしていればどこでもほぼ自由に参入できたのだが、
この公式スポンサー契約制が導入されてからは一部の企業のみがオリンピックに参入できるものとなった。
もしもオリンピックで一儲けしたいのなら、この公式スポンサーになる為にJOCもしくはIOCに
たっぷりとお金を払ってスポンサーとして選んで貰わなくてはいけないのだな。
それを見越しても企業にとっては公式スポンサーというのは美味しい事業なのだ。

ロサンゼルスオリンピックから始まった商業主義の側面が強い大会の開催は後々にも引き継がれ
故)サマランチ会長時代のIOCは金儲け主義だと揶揄されて批判される事もあったのだが、2008年の
北京オリンピックの頃から徐々にテーマを環境問題にシフトしていくように変化していくようになった。
これはIOC会長がジャック・ロゲ氏に代わった為にIOCのスタンスも多少変わったのだな。
其れでも商業主義的な側面は強いオリンピック運営である。

しかしこれまでの公式スポンサー契約を打ち破るような動きもロンドンオリンピックから出てきている
それは多くの選手がモチベーションを上げる為に音楽を聴く際に使用するヘッドフォンである。
このヘッドフォンは公式スポンサーのパナソニック製ではなく、台湾が作る米国Beats 社の
『Beats By Dr. Dre』というもので選手たちにほぼ無料で配られている。日本で販売される時は
4万円近いものをタダで貰えるなんて私なら直ぐに手を出してしまいそうです。このような手段で
メーカーの商品の広告を行う事をプロダクト戦略というらしいです。

というわけで五輪招致後の日経株式は前日までに2日連続で株価を上げましたが本日は
ほぼ横ばいの取引となりました。そして為替も海外投資からお買い求め安く円安に進行しているのですが、
午後からは円高傾向がでてきて、上げ止まりで既に売られているところもある。ちょっとしたお祭り
景気のようなものですな。それにしても株高を見越しても為替の振れ方が大きいのが気になるな。

8月30日の取引がまだ13300代だった。まだ為替が97円頃に13800代から500程売り落として
おいて、13300で円安を作ってお買い求め安くなったころを見計らって買い注文で14500でその差額が
1200程でほぼ、東京に招致が来ると解っていたような取引だ。米軍のシリア介入で決定的だったの
かもしれないな。五輪の東京招致は、今思い起こせばそのように感じる。てか知ってたんだろ的な推理。

後はアベノミクスが年内に17000代に届くか問題なのだが、どうも今の日本株の頭打ちは15500程度と
見られているような気配がする。この壁を破るにはもう一つ景気の良い話がなくてはいけないのだが
意外とこの問題で足枷となるのは東京に五輪をもたらしたはずのシリア問題と
それに影響される米国債のデフォルト問題かもしれないと思う今日この頃。


Dr.Dreのプロデュースによるエミネムの曲

Eminem - White America

リンクは張らないめんどくさいから。