悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

種親候補:成虫の体高(厚み)について

2012年09月15日 22時40分09秒 | 2011年度・オオクワガタ飼育

 

 HP OOKUWA BLOOD更新しました。

 

我が家1本目交換は10月初旬の予定。

ワインセラー管理及び一部常温組の約60頭ですが、

昨年暮れから実家飼育のため、現在は完全放置の状況。

まだ喰い上げているボトルは少なく、しばらく放置で良いでしょう。

ワインセラー管理組の飼育温度は昨年と同じ。

昨年との変更点は

 初令幼虫を、菌床を詰めたプリンカップで半月から1ヵ月弱飼育。

サーキュレーターをワインセラー個内に設置。

 

サーキュレータについては、今期ワインセラー内湿度が55%~57%と

昨年より15%程度低い数値で推移しています。

 

 

2本目の菌床については、メインであるTP菌床は5パターン(6パターンから変更)

添加剤配合量比較並行し「オオヒラタケ菌とヒラタケ菌」2つの種菌による違いを検証します。

前期のデータから、ちょっと面白い傾向が見えたため今期も実行します。

この件については、また別の機会に記述することにします。

 

 

 

よって我が家はまだ掘り出しまで時間があるので、今年羽化した個体をチェックしています。

もちろん種親候補についての選定が目的。

 

我が家の昨年は、自己ブリード中心でしたが、ポチさんから譲り受けた素晴らしい血統背景を持つ

3頭の里子がいまして。

この里子幼虫なんですが、2本目交換前の12月初旬3頭ともに暴れまして・・・

ボトル交換後も暴れており、温度の最も低いワインセラーの下段奥にて管理していました。

 

 

そしてそのうちの1頭が見事80mmオーバーで羽化しました。

久留米ポチさん里子ライン‐11KU‐2-14(83×51.3m) 

→6/中:HS800へ♂26g

→9/25:TPヒラタケST+EX1400へ暴れ→♂24.5g

→12/11:TPヒラタケST+EX1400へ

→7/上旬:羽化♂80.8mm

 

 

顎が直線的であること。

そしてこの個体は体高(厚み)が薄いんです。

 

 ノギスで計測しましたが15mmジャスト 

羽化サイズにもよると思いますが、我が家の80mm前後の個体は15mm後半から16mm。

ですからあきらかに薄いんですね。 お尻も薄いんです。

 

血統背景ですが、♂はメルリン2005年3番♂77mm(BE-KUWAギネス83.3mm同腹)と

マツノインセクトさんのアウトライン累代で誕生した

みかんさん久留米09 3A-2 ♂83mm。

♀はshimaさんの2005年5番と、84.3mmマツノギネスからの累代

shima1007さんH21-2-32 ♀51.3mm。

 

サイズは♂80.8mmと、今年羽化個体から比べても決して大きくありませんが、

暴れて24.5gにダイエットして、その後も体重が戻ったようにはあまり感じない。

そして厚みも薄い。 だがそこが還元率良く羽化したポイントなのか?

 

 

来期の種親にするか非常に迷うところ。

 

ちなみに皆さんの羽化成虫の厚みというのはどの位なんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

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18 コメント

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久留米らしい個体 (とも)
2012-09-16 23:22:41
チョネさん、こんばんは。

これぞ久留米!といった直線的なアゴをした良い個体ですね!
ガッチリボディにこのアゴが付けば、、、こういう個体を拝見するとついそう考えてしまいます。
腹部の厚みについてはまだ分からないことがあるので、コメントは差し控えさせていただきます(笑)
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こんばんは。 (pax)
2012-09-16 23:32:17
スリムナクワガタは格好良いですね。
上の画像の感じかもしませんが、なんとなく川西にも見えますね。
厚さはなんで出るのでしょうね?
この辺の追及はチョネさんが得意なのでお任せしますね。
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こんにちは (>paxさん)
2012-09-17 08:17:37
暴れてからも暴れがおさまらず放置でした。

このラインはポチさんのところでも80mmオーバーは出ていないようですが、厚みと還元率は魅力でして。
こういう♂に幼虫が大きくなる♀を掛け合わせると・・・
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こんにちは (>ともさん)
2012-09-17 08:27:07
優良個体を見分ける「目利き」には定評のあるともさんにどうですか?

血統背景は素晴らしいですが、里子先でも80mmオーバーが少ないようですし種親にするか迷うところです。

能勢や川西は飼育しておらずこの15mmの厚みが特出しているか、クワ友さんの意見を参考に際立っている数値であれば使ってみようかと。
イメージ大切なんですね。
妄想は得意です。
刃牙君には負けますが
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こんにちは (piro753)
2012-09-17 12:51:42
カッコイイ個体ですね^^
やはり厚みやお腹が薄いのでそれが還元率に反映されたんでしょうね。
うちのはどうかなと測定して見ましたが厚かったです(笑)
能勢・川西ともに15mm後半~16mm中盤ぐらいでした。
測定した個体は80mm~83mmとなります。
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こんばんは (す~やん)
2012-09-17 18:53:00
大顎は魅力的ですね。久留米はほとんど現物を見たことがないのでよくわかりませんが、各パーツの長さはどうなんでしょう。

私は厚みは余り見ていません。腹部の収まり具合とかライン全体の傾向と相性を考えて組み合わせを考えます。ライン当たりの数が少ないので、結局余り選択肢がないです。
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こんばんは (>piro753さん)
2012-09-17 20:41:35
15mm後半~16mmですか。
我が家の80mm~83mmもほとんど同じです。
やはりこの個体は薄いのか?

我が家は久留米のみなので他の産地の厚みも参考になります。
こういう還元率の良い♂に幼虫が大きくなる♀を掛け合わせると面白いかも知れません。

ただ暴れが多いことと同腹♂に大きいのがいない。

う~ん予備種親かな~
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こんばんは (>す~やんさん)
2012-09-17 20:51:21
各パーツは我が家もデータを残しています。
♂胴長個体はサイズ面でやはり有利かと。
来期は♂にアウトラインで厚くぶっとい♀。薄く細い♀といった2つのタイプそれぞれブリードさせてみるのも検討しています。

何かしら傾向が見えないかとチェックしていますが、なかなか分かりません。

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厚み (アカモビ)
2012-09-18 12:34:12
そこの厚みが、薄いものがワイルドの判定の一つの指標なので、3令後期に上手くシェイプアップさせた努力の賜物ではないでしょうか。
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こんにちは! (じろう)
2012-09-18 15:52:57
暴れた個体については…菌糸ビン投入後何日くらいで暴れたのか…どういう菌糸で、どういう温度で…などいろいろな条件を考える必要があるのでは…と思っています。いい個体ですよね^^
♂はわかりませんが…♀は絶対暴れたものは使いません!
オオクワ飼育は…難しいですねぇ…いろいろ。
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