栗子隧道2からの続き
辿り着いた栗子隧道。
噂どおり、隧道入口からその先数十メートルは水につかってます。見た目の深さは25センチぐらいに見えますが、屈折の関係で実際には深さ40センチくらいはあるかもしれません。でも、せっかく来たので突入してみましょう。それ!。うわ!深っー!やばいめっちゃ深い、バイク横向いた、やばい倒れる倒れる・・・耐えた耐えた耐えた―。
・・・隧道内部に上陸しました。底は落ち葉と泥でヌルヌルでした。倒れたら一巻の終わりでした。
隧道の入り口近くはプチ崩落あり、路面も凸凹で、少々荒れています。
ライトをHIに。しばらく進むと、裏面も壁面もカラッカラに乾いてきます。路面も滑らかで走りやすいです。アスファルトとも違う、コンクリートのでかい板を敷き詰めたような?路面です。
天井には岩盤が見えています。強い圧迫感を感じます。不意に隧道入口に人影が見えました。ギョッとしました。こっちに向かって誰かが歩いてくるようです・・・と思ったそれは、瓦礫か何かの影が入口からの光と組み合わさってできた錯覚でした。でも明らかに人影に見えるので、隧道に入った人は見てください。
あんまりこういうのはやらない方なんだけれど、石文字を作ってみたくなりました。ニコちゃんマーク。ここまでの楽しく?大変な道を越えて辿りついた皆さんへ。にっこりとお疲れ様です。
では、帰ります。出口に向かいます。背後は真っ暗闇に戻っていきます。
出口に辿り着きました。今度はバイクが横を向かないように、ルートを読んでまっすぐ水たまりに進入します。すんなり外の世界へ抜ることができましたが、足はご覧の通りびしょ濡れになりました。
いやー非常に楽しめました、栗子隧道。モタードでも来れました。MT60のおかげですね。純正タイヤじゃ無理ですね。では、記念撮影を。
体力温存のための土木工事です。越えるのがきつそうな倒木は、こうして通る方が早いし楽です。でも簡単に行けそうな倒木を乗り越えたときに、こけてしまいました。
やっぱり疲れました。激重のGIVI箱を外して起こします。箱が簡単に外せるのでこういうときとても便利です。ちなみに林道でも廃道でも、振動で箱が勝手に外れたことはありません。
橋がちょうどいい休憩スポットになります。帰りは一度通った道だがら、疲れていても気分的には楽です。とはいえ、あの一本橋を通らないわけにはいかないので、それだけが落ち着きません。猿の軍団が現れました。
再び目の前に例の・・・一本橋が現れました・・・・・・・・・。
行きはエンジン掛けてクラッチ握って行きましたが、帰りはもっと慎重に。GIVI箱外して、エンジン切って。慣れない右側からバイクを押すので、行きよりも緊張します。エンジン切ったバイクは重いです。5センチくらいの段差や20センチくらいの石が、ボスキャラ並に手強く思えます。
渡れました。
良かった。真剣に疲れました。この恐怖感・緊張感はトラウマになりそうでした。これ夢みるかもと思ってたら、後日、本当にやな夢を見てしまいました。
では、来た道を戻ります。
面白かったですが、ソロは危険だなあと改めて思います。スキー場の跡地まで戻ってきました。
リフトの残骸が、雑木林の向こうに見えます。東栗子トンネルまで、無事帰還しました。
お腹がすいたので、松屋にて焼肉定食です。
せっかく遠出してるのに、名物とか全然食べてません。足ドロドロですし。お店に入るのも気が引けます。駐輪場で着替えました。
さて、蔵王に向かいましょう。
廃道をゆく4 (イカロス・ムック) | |
イカロス出版 |
定本 日本の秘境 (ヤマケイ文庫) | |
山と渓谷社 |