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2019年5月 SDA王滝 42km レポート

2019年06月15日 | 王滝

2019年春のSDA王滝に出場するために、長野県王滝村にやってきました。

年始に、今年は本気で結果出す!と誓った矢先、ぎっくり腰を患い数年ぶりの会社を欠勤。その後、ダラダラと過ごす日々が続き、気が付いたら今日でした。今更ジタバタしても仕方ないので腹くくっていきます。

朝7時に家を出て、12時過ぎに王滝村に到着しました。道の駅三岳の近くで橋の架け替え工事をしていたので、少しだけ迂回して王滝村役場近くに到着しました。予定通りに王滝食堂でいのぶた丼を食べて、王滝の湯に行ってから会場入りする予定です。 

王滝食堂に到着しました。・・・あれ?なんか張り紙が。 

 なんと!3月29日に閉店してました!!(悲)

今回の王滝遠征で一番ショックだったのは王滝食堂の閉店です。あのイノブタ丼がもう食べれないと思うと残念でです・・。長い間お疲れ様でした。

以前食べたイノブタ丼の姿。 

 

気を取り直して王滝の湯に行きます。まだ早い時間なので貸し切りでした。5時間の運転の疲れが癒されます。ちなみに料金は500円、リーズナブルです。 

SDA王滝会場に到着しました。こちらもまだ早い時間なので、人はまばらです。王滝食堂が閉店した影響でお昼ごはんを確保しなければなりません。BUCYO COFFEEで豚丼を買ってテーブルで食べます。今回はウチのチームから誰も来ていないので暇だ・・・。まあもともとメンバーが少ないんですが。 

王滝村の地元の方の出店もありました。そばとか五平餅とかもありました。会場には目メーカーブースはあったけど、昔みたいにOD-BOXとかのショップの出店がないので、忘れ物は絶対に出来ないですね。

 おなじみの100kmスタートゲートです。

待ち時間も無く受付が完了し、ゼッケンも取り付けました。ちょっと雨が降るかなと思ってましたが、全く問題なし。気持ちよい青空です。 

あまりに暇なので王滝村を堪能しに、サイクリングにお出かけします。目指すは滝越方面にある自然湖です。途中ダートの道に寄り道したりして進みます。空がものすごく青くて、空気がサラッとしてます。 

コチラが王滝42kmのスタート地点、滝越へ向かう道です。緩やかな登りですが、途中2か所くらい急な登りがあるくらいで、基本的には穏やかな上り坂です。滝越までなら約11kmの距離です。 

道は王滝川沿いに進みます。王滝川の水はいつも青緑に白が混ざったような独特な色で、周囲の濃い緑や岩石とのコントラストが鮮やかです。 

今回のゴール地点の氷が瀬を横目に過ぎて、しばらく行くと、滝越方面と別の方向に分かれる道が出てきます。トンネルを抜けるとその先には橋がありその先にある木曽森林管理署に続いていきます。

凄い渓谷の上に橋が架かっていて、圧倒されます。土木工事ってすごい。

一つ一つの景色がダイナミックなんですよね~。

こんな景色の中に隠れて、旧道やトンネル、ひいては林鉄の跡があったりします。

途中の急坂の左側に、巨大な堰が出現します。レース当日はなかなかゆっくり散策できないので、楽しいです。こんなにゆっくり巡ったのは、初めてかも。 

途中で河原に降りてみます。河原が広く、石がゴロゴロしています。洪水の時にはほこの広い河原全体に濁流が流れるんでしょう。 

途中で、真新しいアスファルトが現れました。振り返って見ると新しいコンクリートで補強された法面がみえます。 どうやらここが去年の大雨による洪水で、路盤流出してしてしまった場所でしょう。

この場所をよく見てみると、上流から流れてきた流れが、ほぼ直角にぶつかり向かって右へ流れていく形になっています。明らかにストレスが集中しそうな場所です。

以下、路盤流出前の画像です。(グーグルマップより)

濁川との合流地点を過ぎて1km程行くと自然湖が現れます。立木が空に向かって伸び、空の青が湖面に映り、雲が穏やかに流れていきます。SDA王滝の参加者が続々現れ、ロードバイクも行き交います。本当にのどかで自然でいい所です。

この先は最後の集落の滝越。その先は三浦ダム、そして岐阜へと林道が続きます。ただその林道は一般道の通行禁止です。 いわゆる限界集落になるわけです。

さて、今回のコース。いつも5月のゴールとなる鈴ヶ沢ではなく、秋のゴールとなる氷ヶ瀬方面に向かうコースです。 

会場に戻り、コース説明を受け、車の中で休みます。まだ時間が早いので、タブレットで映画を見て過ごします。夜8時半ごろに眠たくなり、寝袋にくるまって寝ました。今日は車中泊です。夜中、寒さで目を覚まし、ダウンを着込みと靴下をはいて寝袋に入ったら快適に眠りにつけました・・・。 

翌朝、4時に起床し、朝食を食べ、5時10分に松原スポーツ公園を出発します。滝越に向かうメンバーで自然発生的にトレインを組んで進みます。気温は例年より、寒くないです。2週間程日程が後ずれしている影響が大きいのかも。6時過ぎに滝越に到着。

 今回のトイレの場所は、スタート地点のすぐそばではなく、歩いて10分程先にある水交園の駐車場に設置されていました。こちらは常設のトイレ。男女が分かれています。

こちらは仮設のトイレ。スタート位置から遠いので、往復とトイレ待ち時間を考慮すると、30分は時間を見ておかないと厳しいと思います。42kmスタート地点でトイレを予定している人は要注意です。 

 こちらは水交園。食事もできます。この先にはおんたけもりきちキャンプ場があります。数年前のレースで家族と利用しました。星空が綺麗で感動した覚えがあります。

42kmのスタート地点。アンダーパスのすぐ前ではなく、ちょっと後ろに下がった位置でした。 

まだ少なく見えますが、大体60番目くらいでした。 

そして、スタート。

滝越の集落をぐるっと回ってパレードラン。そしてアンダーパスの上から、リアルスタートです。

今回は正直、トレーニングが不足していて(要は怠けていて)、自分の実力が下がっているのが分かっていたので無理をしないでとにかくペースを整えていこうと計画しました。

最初の舗装路の三浦ダムまでの登りで70番手くらい、そしてその後のダートの登りで100番手あたりに落ち、下りでちょっとだけ挽回して、後半の登りでまた30人ほどに抜かれてしまいました。正直今回は全くだめ。スラムダンクの安西先生の「あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?」という言葉が頭の中に浮かびます。

今回は最初から試合終了だった気がします。試合の準備ができていませんでした。心身ともに。途中2~3回ケツが痛くて、とか、しんどくて、とかで、歩いたし。最後の登りでちょっと本気出したら、ああホントはもっと行けたんだな・・・、と思いました。反省です。最近たるんでたからなあ。

わずかに片手をあげてゴール。皆さん、お疲れ様でした。ちょっと情けなくてじんわりしました。 

 

すぐに会場に戻り、11時には家に向かって出発しました。おかげで、小仏トンネルの渋滞は3kmだけでした。 

帰ったら、もっと練習して、チームのみんなも誘ってMTB楽しんでいこうと思いました。小淵沢あたりのトレイルを走る企画をして、みんなで行こう。10月には東吾妻むかしみちのイベントに出場して、楽しんでいこう。

レース前に受けた社内筆記試験は通りました。文武両道は難しい。でも夜中まで勉強した結果が出てよかった。毎日ストレッチして、トレーニングしよう。

 

 

 


王滝食堂とか王滝の湯とか

2018年06月19日 | 王滝

SDA王滝で「王滝村に来た時に寄るところ」シリーズ。

王滝食堂です。いのぶた丼をはじめいろいろメニューがあります。詳しくはこちら。
いのぶた丼でチェーン展開をしたいくらい大のお気に入りです。


王滝の湯です。土日しかやってません。湯舟はあまり大きくなく、8人も入ればいっぱいになるくらいのサイズですが、OPENの12時頃に行くのがおすすめです。空いてます。入口の台帳に名前と、どこから来たかを書いてから入ります。500円なのでリーズナブルです。

脱衣場はこんな感じです。シンプルですが、必要十分。お風呂を出たらくつろげる畳敷の休憩室もあります。

王滝の湯の外にはお湯が噴き出しているポンプ?があります。あえて噴出させているのか、漏れて噴き出してしまっているのかはよく分かりませんが、温泉ぽくてGOOD。

王滝の湯までの道は途中からダートになりますが、セダンやミニバンでも問題なく来ることができます。

土曜日に用事が無ければ、早めに到着して11時から営業している王滝食堂でお昼にして、そのあと12時からOPENしている王滝の湯で、まっ昼間から温泉に入るのもおつでございます。

それからSDA王滝の会場に行っても、駐車場はガラガラですしね。



ワタクシ渓流釣りもするので、42kmのスタート前に、いつも魚影が気になってしまいます。遊漁料と遊漁証については以下の通りです。

■遊漁料

アユ/年間8,000円、日釣2,000円
渓流漁/年間9,000円、日釣2,000円

■遊漁証販売所

森理髪店、中島宅、三浦屋
※赤い遊漁旗を目印にしてください。

ワタクシ的、爆釣ルアーはARスピナーです。

スミス(SMITH LTD) スピナー AR トラウトモデル 3.5g 14mm RSYL #03
 
スミス(SMITH LTD)

これを持ってりゃ何とかなります。あとはキャスト、キャストです。

普段は走れない王滝のコースですが、もし今後走れるコースを開放してくれるのなら、おんたけもりきちオートキャンプ場に泊まって、朝からMTBに乗り、夕方釣りをして夜は焚火でまったりする・・・なんて過ごし方をしたいなーといつも思ってます。以前おんたけもりきちオートキャンプ場に泊まった時は、天の川が見えて感動した記憶があります・・・。

「ROOM」にイロイロまとめてます。こちら。

 


2018年5月 SDA王滝 42km レポート

2018年05月25日 | 王滝

王滝村にやってきました。1年ぶりです。
前回は100km、今回は初心に戻って42kmへの出場です。

現地へは11時過ぎに到着。受付は13時からなので、その前に王滝食堂でいのぶた丼を食べます。それから王滝の湯に入って運転の疲れを取り、のんびりと過ごす予定です。なお、今日は宿を取っていないので車中泊です。いのぶた丼は相変わらずの安定の美味しさでした。王滝の湯は12時オープン直後だったのでガラガラでした。のんびり足を延ばしてゆっくりできたのが良かったです。

 

さて、会場には今回もBUCYO COFFEEさん、GTさん、BMCさん、TOPEAKさん、SCOTTさん、ONYONEさん、ミズタニ自転車さん、パナソニックさんなどがブースを出展してました。その代り、いつものARTSPORTさんが出展していなかったので、万が一の部品購入は現地では難しそうかなという感じです。この時は、その万が一が自分の身に起こるとはつゆ知らず・・・。

13時過ぎにのんびり受付を済ませて、ふと横を見ると、何やらボードに人々が群がっています。何だろうと覗いてみたら、驚きのコース変更&スタート時間変更のお知らせでした。

コースの後半部分で崩落があった影響だとの事です。これが変更後のコースです。スタートは滝越で同じですが、スタート時間は7:30からと、いつもよりも30分遅くなりました。実は今回コースの高低表を持ってきてなかったので(家で探しても見つからなかったので・・・)、まあ影響なしということにします。過去にレースで通った事のあるルートを繋ぎ合わせているだけなので、あとで距離だけ計算して、テープにポイントとなる距離を書いて貼っておきましょう。

それではコース説明までの時間を、アマゾンプライムビデオを見てのんびり過ごしましょう・・・。こんな感じで今までになくのんびりした時間を過ごしました。さて、そろそろゼッケンでも付けましょうかと準備を始めたときに、工具箱を持ってきていない事に気づきました。タイラップを切るハサミも無いぞ。まあタイラップなんて伸ばしときゃいいか。

ゼッケンを付けてタイヤの空気圧を調整します。前後1.8BARくらいかな。それからチェーンにオイルを・・・。あ、工具箱忘れたからチェーンオイルも無いや。無い無い尽くしやな。どうしよう。という訳で会場に戻ってウロウロ。そしたらチェーンオイルのメーカーのブースが出てました。EXLUBさんです。オイルの原液を500円で購入してチェーンに塗り塗り・・・、ん?チェーンのコマが一つ変だ・・・、って、1個ローラーが無くなってブッシュ(芯)だけになっとるやないですか!これはさすがにやばい。

という事で、再び会場にやってきました。10速チェーンを物色するためです。色々ブースを回った結果、BMCさんのブースでチェーンを発見。しかし10速だけが無い!11速と9速はあるのに。あかんこれはあかん。て言うか今回ダメダメやん。おそらくこの会場で最も整備不良な状態で明日を迎えるのでありました。レースの前に既に反省。

明けてレース当日。昨晩は9時に寝て、朝3時過ぎに目が覚めました。あまりの寒さで。もうこの激安寝袋はアカンな。学生時代に買った激安マミー型シュラフもなんだから、ぺらっぺらです。嫁や子供達のシュラフは新しい良いやつなんですが、自分のだけは20年物・・・。昔オートバイに乗ってた頃、冬もこれでツーリングしてたとはとても信じがたいです。それでも6時間以上眠れたので疲れはすっかり取れました。

朝の気温は6度。薄手のダウンを着こんでも寒いくらいです。でも太陽が出たらいきなり暑くなるのは分かっているので、上は薄手のラッシュに半袖ジャージ、下はレーパンにします。ふくらはぎはCW-Xのカーフでサポートします。自転車もセットして空気圧等をチェックをします。そしたらなんとフロントタイヤの空気圧が1BARほどに下がっているじゃあーりませんか。もしかしたらスローパンクチャーを起こしてるのかも?

これ以上まだトラブルがあるのか?ってくらいですが、もう仕方がないので、レース終了まで空気圧を持たせるためにフロントを3BARまで上げておきます。そしてCO2ボンベも大型のものを持っていきます。スローパンクが始まったら空気を足しながら走るしかないです。最後に寒さに耐えて、足の動きをよくするために、「イナーメ・スポーツアロマ for CX アップオイル」をたっぷりとふくらはぎと太ももに塗り込んでマッサージしました。最初は半分効果を疑ってましたが、これを塗ると足の回りが良くなり、疲労の抜けも良い気がします。

激寒の中、11キロ離れた滝越に向かいます。出発は5時45分。ゆっくり走って滝越に到着したのが6時半ごろ。自転車を並べたら前から60番ちょっとでした。それから早速トイレに並び、用を済ませます。42キロはスタートの一時間前くらいに滝越に到着して、落ち着いてトイレに並ぶのが慌てなくて良いと思います。松原スポーツ公園のトイレは数は多いですが、並ぶ人数も多いので42km出場の方は滝越でトイレに並ぶ方が効率的です。ちなみに昔一度だけですが、滝越の簡易トイレに紙が無く、大混乱をきたした事がありました。念のためポケットティッシュを持っておくのが良いでしょう。

スタート地点は曇りです。太陽が出そうで出ない寒い寒い40分程を過ごしたら、ようやく太陽が顔を見せました。暖かい!太陽って素晴らしい。この幸せ感はすごいです。気が付いたらスタートまであと10分を切りました。バイクの場所に向かいます。

レースに向けて今日やるべきことを考えます。今日のテーマは「イーブンペース」。スタートでオーバーペースにならずに、レースの終盤まで同じペースでしっかりと走り切る事をテーマにします。そうすることでトータルタイムがアップするのかを検証することが狙いです。足攣り防止のタブレットとジェルを飲んでスタートを待ちます。

そして7:30にスタート!いつものプワワワ~ンという気の抜けたホーンの音でスタートします。約2キロのパレードランではスタート時の60番第をキープします。そしてリアルスタート。ここから5キロは舗装路が続きます。ペースを徐々に上げていきますが、心拍は上げても、足を使い過ぎない様に心がけます。踏み踏みではなくクランクを回す感じでペースをコントロールします。

5キロの舗装路で15人ほど抜き、ダートの登りに入ります。ダートの登りは緩斜面で、秦野の凶悪トレイルに比べたら全く大したことありません。おまけに数日前の降雨で路面が湿っておりトラクションもかかりやすく、いいペースで登っていけます。いつもならこの時点で息が上がり、足も使い過ぎてどんどん抜かされながら「もう帰りたい」と思うのが常ですが、今回は全く苦しくなく、むしろ登りで次々に追い抜いていくことができました。

足はよく回り、楽しくて仕方がありません。抜かされ続けるのと抜き続けるのが、こんなにメンタルに影響するのかと驚くほどです。やっぱり序盤で無理しないことで、ペースが作れているようです。それと今回は苦しい登りをコントロールするために急遽編み出した”師匠メソッド”を発動しました。常人には理解できないメンタルコントロール法なので、内容は割愛しますが、これが効いたおかげで抜かれようが坂がキツかろうが全く心がへこたれません。ちなみに一生懸命漕いでると、よだれがダラダラ垂れてきますが、これも放っておきます。拭いたりしてると息が乱れて酸素が不足し、結果、足にきてしまうので。ドリンクが垂れても、これも気にしません。

ダートを登り切り、三浦ダムへのガレた下りを飛ばします。ダムサイトを越えたらここから8キロの舗装路の下り。途中の真っ暗なトンネルを越えたらもうすぐチェックポイント(=スタート地点)です。この真っ暗なトンネルは我々が通った時は乗車で通り抜けれましたが、その後は押し歩きになったと聞きました。転倒者があり、救急車も出動したからだそうです。

滝越のチェックポイントを過ぎると、国民の森方面へ向かう舗装路の登りが約6キロ続きます。足が冷えた状態からの登りが大の苦手なので、ここからが正念場です。坂の序盤で早速3人ほどに抜かれましたが、耐えに耐えて離されない様にダートまで持ちこたえました。足が攣る予兆も全くありません。CW-Xのカーフがふくらはぎを支えてくれているのが良いのか、それとも足攣り防止のタブレットが効いていいるのか、はたまたイナーメ・スポーツアロマ for CX アップオイルの効果かはわかりませんが、ここまでとにかく足が回りました。ダートに入るとなぜか舗装路で抜かれた方にも追いつくことが出来ます。自分がダートの登りの方が得意なのかは分かりませんが、ダートの登りの方がバイクが進む感じがします。

それでも登り下りを繰り返しているうちに、徐々に足の疲労とお尻の痛みが出てきました。特にお尻の痛みは耐えるのがつらいほどで、漕ぎを緩めて立漕ぎにして何とかごまかします。その度に少しづつ前の選手が離れていってしまいました。やがて濁川の手前のヘアピンを右折し、最後の下りに入ります。あとは下るのみだと力の限りに漕ぎ上げて何人かを抜かしますが、なんとその後、微妙な登りが出てきました・・・。すっかり下りだけだと思っていた身にはつらい仕打ちです。そこを何とか耐えて越えると、あとは本当に下りです。

下り始めてしばらくすると、ものすごい速さで一人の選手に抜かされました。「あの42kmの選手速いなー」と思ってましたが、後になって知ったところ、100キロで優勝したドイツの選手でした。その後、しばらく下りでかっ飛ばしていたら、再び後ろから速い選手に抜かされました。ジャージを見たらPAX PROJECTの宮津選手です。おお、これは後ろからトップ選手の走りを見るチャンス!と思い、何とか離されない様に食らいついていきます。そしてすぐにゴール前の「減速」の看板が出てきました。宮津選手の後に続くようにゴール。おかげでワタクシの存在感は皆無でした。(笑)

タイムは2時間30分ちょっと。順位は25位以内で、年代別でも一桁でした。過去に荒天でDNSが多かったレースではもっと上位もありますが、まともな晴天レースでは最高位です。イーブンペースで進んだのが良かったんだと思います。ただしゴール後もまだ足に余裕があったので、ペース配分自体は今後の課題です。

今回のコースの状況は、数日前に降った雨で路面が締まり、走りやすい印象を受けました。所々に水が出ている場所や水たまりがあった為、バイクはご覧の通りドロドロです。

レース後に空を見上げると青空に飛行機雲が真っ直ぐ伸びていました。真上に伸びているので、まるでロケットを打ち上げた後の雲みたいな感じでした。


松原スポーツ公園に戻る途中の道にて。この季節の王滝村は青空と新緑のコントラストが、例えようもなく美しいです。


今回のレースは数々のメンテ不足が露呈して大反省でしたが、レースの内容としては本当に楽しく、今までにないくらい充実した一日でした。

また、直前でのコース変更がありましたが、どうやら4月の段階ではかなり崩落箇所が多く、レースの開催に漕ぎつけるまでが相当大変だったと聞きました。王滝村のみなさま、主催者のみなさまには、相当なご苦労があった事と思います。苦しくて楽しいレースをありがとうございました。

 順位が張り出されるまでの間に、再び王滝食堂に行き、その後王滝の湯を堪能しました。それでは皆様、また9月に。

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今週末は王滝ですね

2017年09月14日 | 王滝

みなさんこんにちは。
春の王滝が終わった(色んな意味で)と思ったら、あっという間に秋の王滝ですね。


そして今回も台風のオマケ付き。オマケというよりも、メインディッシュになるのが恒例ですが、あの川に流されない様にだけはしないと。ご存知無い方はYouTubeで去年の秋の王滝をご覧いただけると良く分かると思います。


おそらく今回も、いくら豪雨でも何事もない様にスタートするんだろうと思います。中止か決行かを気にしなくていいのは、わかりやすくていいですね。


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2017年5月 SDA王滝 100km レポート

2017年05月24日 | 王滝

2017年5月20日(土)13時半頃に王滝入りしました。天気は快晴。暑いくらいです。
明日の天気は間違いなく晴れ。前回の雨のレースと違い、会場も爽やかな雰囲気です。受付が始まったばかりだったせいか、30名ほど行列が並んでいました。今回の参加賞のTシャツの色は黒。黒って初めてですね。

今回参加するのは100kmクラス。初の100kmです。補給を考えてトップチューブにトピークのトライバッグを装着しています。

ハイドレーションバッグは腰がつらくなるのと、ドリンクが生ぬるくなるのが苦手なので、42kmでもここ数年使っていません。今回はだいぶ悩んだんですが、結局ボトル2本差しで、チェックポイントで給水することにしました。

シートチューブの横に装着しているのは、トピークのハイブリッドロケットRXです。付属のフレーム装着用のクランプでボトルケージのボルトで止めています。CO2ボンベは2本。

サドルバックもトピーク。サイズはM。この中にチューブ2本とタイヤレバー2本、KMCのミッシングリンク1つ、タイヤブート代わりのガムテープ、トピークの工具mini18+と足攣り防止タブレットを入れています。トピーク好きやなあ。

今回の装備。バイクはトレック・スーパーフライ9.6、2014モデルです。

マシンのセッティングが終わったら、車の中でパソコンを広げて仕事。義理とは言え、引き受けるんじゃなかったと、今更ながら恨み節を言いながら仕事、仕事・・・。

ちなみに、午後2時の駐車場の状況は下の画像の通り。駐車場の周囲はぐるっと車が取り囲んでいる状況ですが、中心部分は全然停まっていない状態。


それが17時前になると、次の画像の様にぎっちぎちに停まっている状況になります。毎度のことながら圧巻です。

今日は車中泊です。夜9時まで仕事してから就寝。お休みなさい。

3時に携帯のアラームで目が覚めました。寝ぼけながらヨロヨロとスタート地点の様子を見に行くと、すでに10台くらいが、場所取りの場所取りを始めてます。という訳でワタクシも前過ぎず、後ろ過ぎずの所にバイクを置いて4時半まで車で
準備を進めます。4時半になると一斉にバイクを抱えて柵の中へ。この光景を体験するのは初めて。笑ってしまうくらい一瞬でこんな感じになります。(下の画像)バイクうじゃうじゃ。

いよいよスタートが近づきます。トップ選手が神主様のお祓いを受け、我々も御嶽山に向かい二礼します。

いよいよスタート!
4キロ地点の氷ヶ瀬まではパレードランです。初の100キロのパレードランでしたが、途中で急ブレーキがかかったり、なかなかスリルある瞬間がありました。ペースが今一つ分からないので、いつもの42キロよりも抑え気味で進みます。目標は7時間切り。出来れば・・・という希望をもって、ハンドルのマップには「6時間で走った場合のCP毎のタイム」を記載しました。目標は高く、です。(ここを目標にすれば、ちょっとペースが遅くなっても7時間切りは可能かなあと思いまして。)

ここから8キロはダートの登りが続きます。早い選手はどんどん先に行きますが、マイペースで進みます。が、正直ちょっと体がしんどい・・・のです。もはやこの時点で。ペースが上がらないまま、何とか最初のピークの12キロ地点を目指します。さらに16キロ地点を越えると長い下り。下りきったら19キロ地点。ここから34キロ地点のCP1までが非常につらく長い道のりでした・・・。

ガレた道、日が高くなって暑くなってきた気温、直射日光。頭の中には調子が悪いときの定番の、「出るんじゃなかった」、「早く帰りたい」の思考がぐるぐる回ります。CP1に到着したのはスタートから2時間40分後。6時間の予定よりは20分遅れでしが、7時間にはまだ行けそうです。ボトルに水を補給。しかしながら、この時点で半端ない疲労感があり、自転車を漕いでも速度が全く出ない状態になってました。おまけにお尻が痛く、肩が凝り、手の平もしびれてきました。

CP1を過ぎてからの下りで少し生き返ったものの、その先の登りでとうとうダウン。ついに足をついてしまいました。頭がボーっとして、体全体が熱を持っています。日陰で水を飲んでも、ジェルを補給してもすぐに脱力感が襲ってきます。何とかピークを越えて三浦貯水池の湖畔の平坦路に到達するも、全くスピードが出ず、何と時速5~6キロしか出せなくなってしまいました。

足をついてハンドルに顔を伏せて休憩しますが、体の中に熱がこもって、気力がどんどん奪われます。頭の中がボワッとして思考がストップして、顔を上げると目の前に黄色い光がチカチカします。やばいコレ熱中症だ・・・。

ここからCP2までの記憶があまりありません。CP2の光景も思い出せず、ただ、やめたいなと思いながらスタートした記憶だけあります。リタイヤについては何度も考えましたが、今やめたらまたリベンジで出なきゃいけなくなる、もう2度と出たくないから今回完走しておきたい・・・というのが、走る最大の理由になっていました。

もう走る屍状態です。昔から暑さには弱かったですが、今回の暑さはもうダウンレベルです。過去を振り返ると雨のレースの方が成績が良いんですよね。フラフラになりながら、CP3へ。サイクルコンピュータを見ると累積タイムは6時間20分。もしかしたら7時間台はいけるのかなと思いましたが、休憩時間を忘れてました。時刻は13時20分。すでに7時間を20分も過ぎてました。いままで1時間も休憩していたようです。CP3の先の緩い登りは、42kmの部の時は時速20キロ出てましたが、今日は時速6キロです。

5月王滝の名物である、左カーブを曲がった先にある最後の直登は、押しました。もう限界です。水を飲んでも飲んでも口がカラカラに乾きます。ミネラル分の補給もできていないので、そのせいかもしれません。その後、何度も登り下りを繰り返して、ようやく最後の下りへ。気力を振り絞って、スピードを上げて、ボロボロになってゴール。タイムは8時間30分。予想(期待)の遥か下。皆さんは強い、自分が弱い。ああ、もう二度と出ない、と心から思いました。

雨の日よりも汚れるバイク。

ファンタグレープを飲んで、松原スポーツ公園の車の中で、冷房を効かせて1時間ぐらい仮眠しました。
その後、王滝食堂でいのぶた丼をいただきました。美味しい。

その後、中央高速の渋滞にはまり、午後10時半におよそ300キロのドライブが終了。
正直、疲れました。疲れ果てました。過去最凶のレースでした。皆さんも熱中症には気を付けてください。
翌日も体調がおかしかったですが、今は何とか大丈夫です。

 

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クランクが回らない

2016年09月23日 | 王滝


王滝村から帰ってきて4日め。

月曜日に洗車しようと思っていたのに、疲れが出たのか撃沈。木曜日の祝日にようやく洗車をしたものの、クランクを回そうとすると「キキキ・・・」といって回りません・・・。あれだけの豪雨と泥と水、おまけに4日ほど放置したのが原因と思いますが、どうなっているのかはクランクを分解してみないと不明です。

その他はフロントショックのロック機構のレバー、これも動きが渋く、動かなくなってます。ここはフロントショックの上部にある回転部分とワイヤーに砂が入り込んでいるのが理由だと思います。ここは常に水や泥をかぶっているので、王滝を走った後は必ず動かなくなります。

今回の機材の中で、レース中にトラブルになったことはなかったんですが、BBやハブ、ブレーキのパッド周りなどはちゃんと分解、清掃しておかないと、隅々まで入り込んだあの王滝の砂が悪さをしそうです。次の週末に時間をかけてオーバーホールですね。


王滝ゴール後はトマト食べ放題

2016年09月20日 | 王滝

王滝産のトマトです。


いつもSDA王滝のレース後には、会場の松原スポーツ公園で無料の豚汁が振る舞われますが、今回はトマトも食べ放題でした。


大量。


雨のレースだとスタッフの皆さんも大変ですね…。


家に帰ってジャージとレーパンを洗いますが、王滝の砂が洗っても洗っても出てきます。なんだこの砂。

ウタマロ石けんで洗いましょう。これ安くて汚れ落ちるし最強。

レーパンのパッドに入り込んだ微粒子のような砂は、地味に洗うしかないですね。

 

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2016年9月 SDA王滝 42km レポート(結果)

2016年09月19日 | 王滝

いよいよ秋のSDA王滝がやってきました。日程は、前日受付が9月17日、レースが18日です。
9月17日(土)の10:30にチームメイトのMさんと合流、横浜から新湘南バイパス経由で圏央道を通り、中央道に入ります。ここは諏訪湖SA。

天気は曇り。現地の予報は、雨&カミナリ。やばいなあと話しながら進み、4:30に王滝村到着。さっそく王滝食堂でいつもの「いのぶた丼」(大盛り)をいただいてから、会場の松原スポーツ公園に向かいます。


雨は降っていないものの、どんより曇り空。受付を済ませて、今夜の宿である、純和風ペンション銀(しろがね)さんへ向かいます。宿は田の原のスキー場へ向かう途中、銀河村キャンプ場の近くにあります。



山に入ると、雨がパラパラと降ってきました。宿は部屋も風呂も清潔でとても居心地が良いです。夜8時頃から雨足が強くなり、土砂降りになってきました。9時頃に就寝しましたが、夜2時に一度強烈な雨音で目が覚めました。明日レースするのか疑問に思うほどの。とにかく寝よう・・・。

3:45に起床し、4:30に宿を出発。松原スポーツ公園に着くと、土砂降りなのに誰もが普通に準備をしています。さすがSDA 王滝。主催者も参加者も肚が据わってます。
6:15頃、スタート地点の滝越地区に到着。前から30番〜40番くらいです。思ったより前なのは、雨が降っているからかも。


今日のウェアですが、上半身はラッシュ、その上にジャージ。下半身はスキンズのA200の上にレーパン、ふくらはぎにはcw-xのカーフを装着しました。そして大事なポイントが、ラッシュとジャージの間に着こんだポリ袋です。手と首を出す穴をハサミで開けてからラッシュの上に着て、上からジャージを着たら完了。首回りは養生テープで補強。雨のトレイルランで低体温症を防止するための工夫だそうです。このMさんから聞いたアドバイスのおかげで、レース中体温の低下がかなり防げました。

レース開始迄の待ち時間は、みんなで橋の下で雨宿りをしてました。レース地点までの移動で温まった身体がどんどん冷えていきます。寒さに震えて待つこと40分、いよいよスタートの時間です。



7:00にスタート。最初はニュートラルスタートなので、いつもの様に集落を周回し、橋を過ぎてから計測開始です。みんな一気にスピードを上げますが、冷静に今のポジションを維持します。ペースも無理をしません。ちなみにワタクシは大殿筋と相談しながら走ります。ケツが攣りそうになるほどペースを上げると、必ず後から効いてきます。自分の一番楽にスピードが上がるケイデンスでコントロールすること。周りに流されやすいワタクシはこの点に要注意です。ここから三浦ダムまでは約8kmの舗装路。途中にはトンネルが3つ。その一つの真っ暗な長いトンネルの入り口と出口は、轍部分のみがコンクリート舗装で、コンクリートとコンクリートの間は砂利の溝になっています。

トンネルに入ると、後ろの自転車がジャリジャリ音を立てて走っています。ジャリの溝に入った模様。そのうち後ろから転倒音と「落車〜!」の声。続いて連鎖してクラッシュする音が続きます。さらには出口に近づいたところで、20m先の左側に落車が発生。2台の自転車がからんでいます。そのうちの一人が自転車を持って右に寄ろうとする動きが見えたので、「右通りまーす」と叫び、よけて通過。このトンネルを抜ける頃には、先頭グループは見えなくなってしまいました。現在の順位はスタート位置と同じくらいです。

舗装路だとパックで走るとやっぱり楽です。ここでは遅れず、かといってオーバーペースにならずといった自分なりのペース配分で進みました。いつもオーバーペースになってダートに入ってからヘロヘロになってしまうので。ダムまでは4〜5人に抜かれて、4〜5人抜いてといったところです。今日は足の回り方が軽いかも。

ダート突入。ここからはピークの17km地点まで、約9kmの登り坂です。自分のペースで淡々と登ります。出来る限り平坦なライン取りで、岩を踏まない様にルートを選んで進みます。天候ですが、序盤小雨だった雨がだんだん大粒に変わってきました。やがてサングラスの内側が曇り始めました。ワタクシはハードコンタクトレンズを装着しているので、サングラスはレンズの内側がゴーグルのようにスポンジで取り囲んである防塵性の高いモデルを使っています。ホコリが入らない代わりに雨の時は曇りやすいのです。

このままでは路面を磨りガラス越しに見ている様な感じなので、思い切って裸眼で走る事にしました。つまりオープン・コンタクトレンズです。前走車の巻き上げた泥が目に入ったら一巻の終わりです。しかしこの豪雨、常に顔を洗っている状態なので、何とかいけそうな感じです。お目目が細いのも幸いしました(涙)

最初のピークを迎えます。ここまで6~7人を抜いてきました。ここからはチェックポイントまで10km程度の下りです。下りはじめはいつも腕がガッチガチですが、数キロ下るとやっと慣れてきました。下りでは1人に抜かれ、2人ほど抜かしました。27km地点のチェックポイントを通過し、スタッフの皆さんに会釈をしながら、次の登りに備えます。

登りの最初は斜度が急にキツくなります。自分で自分に「ここは怠けろ、怠けろ」と言い聞かせて、軽めのギヤで淡々と登ります。3kmほど苦しみながらもペースを落とさず進んでいると、目の前に5名くらいの選手が見えてきました。少し前に人数が固まって走っていたみたいです。一人ずつゆっくりゆっくり抜いていきます。

3km進むと少し下ります。このあたりで雨が強く、風も吹いてきました。王滝でここまで強い風にあおられるのは初めての経験です。洗い越しの場所では山からの水が川になって谷へ落ちていきます。突っ切ったら深さが20cm以上あり、靴の中にたっぷりと水が浸入しました。ここまでですでに完全浸水してるから別に構わないんですが・・・これ流されたら谷底ですよ。そして、いたるところで山から滝が落ちています。

道は川の様になり、2011年5月以来の鯉の滝登り状態です。水たまりは深く、深さ30cm近くのものもザラです。おそらく全身泥まみれ、砂まみれ。顔をさわったらジャリジャリします。上を向いて雨で洗い流しながら走ります。途中、目の中に砂が入り、何度か激痛が走りましたが、気のせいだと自分に言い聞かせて走っているうちに、雨で砂が目から出ていきました。下りでは1~2名抜かしたように思います。

再び登りに転じます。ここからは3kmほどの登りのはず。淡々と淡々と登ります。1~2名に抜かされ、抜き返したりを繰り返して、最後のピークへ向かいます。抜かされた選手の背中が少しづつ少しづつ遠くに離れていきます。代わりに別の選手の背中が見えて近づいてきます。そしてゆっくり抜いていきます。雨の音と滝の音。もうすこしで下りです。

下りに入ります。ここからは約10キロ弱の下りです。走っても走っても誰も見えません。途中道にはみ出していた木の枝で思いっきり顔面をはたかれましたが、コンタクトは外れませんでした。ラッキー。だんだんとアドレナリンが出てきて、漕ぎに漕いでいるとやがてチラチラと前走者が見えてきました。声をかけて横を抜いていきます。しばらく走るとまた遠くに黄色いウェアが見えます。先程登りで抜かれた選手です。時々吹っ飛びそうになりながら、何とか追いつき、安全な場所で右から声をかけながら抜かします。しばらく走って振り返ると誰の姿も見えません。ゴールまであともう少し。テンションを維持しながらガンガン下っていると、あと1kmの看板が見えました。

これだけ飛ばしていると後ろには誰もいないだろうと振り返ると、100mほど後ろに選手の姿が。油断してました。慌てて残りの力を振り絞り、全開で漕ぎます。秋のゴール前はフラットなので、脚力によっては差を詰めることも広げることも可能です。左カーブを曲がるとゲート前の橋が見えました。一瞬後ろを振り返り、追いついてきていない事を確認してから、右手でガッツポーズしながらゴールゲートをくぐりました。

ゲートをくぐって自転車を押しながら、周りを見ると数名しか選手がいません。アナウンスでも順位をコールしていなかったので、何位なのかわからないまま、しばらくチームメイトを待ちます。係の方に何人くらいゴールしているのか聞いたところ今までで20人くらいとのこと。そんなに順位良くないだろうと思いながらも、チームメイトを待ちます。その後、チームメイトも無事ゴール。とにかく無事に帰ってくることが、今回の一番のミッションでした。

結果、順位はやっぱり20位ほどでした。年代別では一桁順位でした、パチパチ。今までで最高の成績です。タイムは2時間40分ほど。9月の最高タイムより少し落ちましたが、このコンディションでは仕方ないでしょう。ただゴール後にまだ余力がある感じだったので、もうちょっと行けたのかもという感じです。まだまだ課題がいっぱいあります。足が一度も攣らなかったのは良かったポイントです。cw-xのカーフと足攣り防止のサプリメントが効いたんだと思います。

あ、NHKのチャリダーさんのインタビューを少し受けました。身内では「間違いなくカットされているはず」と話題になっています。一応放送見てみます。

 

(シーダブリューエックス)CW-X パーツ(ふくらはぎ用プレミアム) BCO006 BU BU S
 
CW-X(シーダブリューエックス)

 

(スキンズ)SKINS コンプレッション A200 ロングタイツ J60052001D [メンズ] BKYL S
 
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王滝村 朝から豪雨です

2016年09月18日 | 王滝

王滝村です。朝4時です。
雨は弱まっていましたが、先ほどから豪雨に変わってきました。

宿の標高が高いので、麓は小雨ならいいんですが…。

 

(パールイズミ)PEARL IZUMI 2355 レーシングレインジャケット 2355 5 ホワイト L
 
PEARL IZUMI

ただいま王滝村 豪雨です

2016年09月17日 | 王滝

ただいま王滝村にいます。ご飯も食べて、風呂にも入って快適ですが、外は豪雨です。

2011年5月以来の地獄のレースになるかもです。鯉の滝登り状態。屋根を叩く雨音が重なり過ぎて、旅館の屋根の上に川が流れているかの様です。

夕方は何とか天気はもっていたんですが…。


朝にどうなりますかね。

 

(マムート)MAMMUT アウトドアウェア DRYtech COMPACT Jacket Men 1010-22300 0001 black M
 
MAMMUT

2016年5月 SDA王滝 42km レポート(結果)

2016年05月23日 | 王滝

5月のSDA王滝にやってきました。
前日夜7時まで仕事をしていたので、会場到着は夜中の12時半です。

順調に来ていたものの、王滝村に入ったところで思わぬアクシデント?サプライズ?
ヘッドライトの先に、巨大なイノシシが出現!

驚いたイノシシは車の前を走り、逃げて行きます。そして、ガードレールを飛び越えて、暗闇に消えていきました…。

翌朝4時に目を覚まし、受付を済ませます。




これはトピークエルゴンの池田選手のブース。応援してます。ワタクシは自分なりに頑張ってきます。




スタート地点へ向かいましょう。相棒、よろしくです。




6時前にスタート地点に到着。40番目くらいかな。




寒いのでみんな陽が当たる場所に集まってきます。新緑が鮮やかでした。



7時にスタート。
今回は車のクラクションが合図です。ぐるっと滝越集落を回ってから、本スタートします。

舗装路を8kmほど進み、ダートへ入ります。ちなみに舗装路の途中にある暗くて長いトンネルは、
少し整備されたのか、轍部分のコンクリート舗装部分が広くなっていたような気がします。

トンネルの攻略法は、真ん中の砂利部分に入らない事。これに尽きます。

ダート突入時点で40番目くらいだったと思います。調子はそんなに悪くなく、抜いたり抜かされたりで、
ポジションはあまり変わりません。

最初の登りのピークが、約13.5km地点。ここから7.5kmほど下って一旦スタート地点に戻ります。
スタート地点へ戻った時点での目標タイムは1時間ちょうどでしたが、8分ほどオーバーしてしまいました。

そして鬼門の舗装路の登り。ワタクシ一度下ってからの登りが異様に遅いという特徴がありまして、
しかも皆さんが速いのでいつもバンバン抜かれます。

今日はそんな事もなく、逆にガンガン抜いていく…なんてことがあるはずもなく、やっぱりバンバン抜かれます。
ああ…orz

今日の地獄の始まりです。ここからが辛く長い道のりでした。

全然パワーが出ません。踏み踏みのペダリングになってしまうワタクシの横を、フロントインナーでクルクル回す
29erの皆さんが追い越していきます。やっぱりフロントシングル30Tは無謀だったか。

最初の登りは問題なかったんですが、中盤以降ヘタってきてからは、ギアが全然足りないんです。

心が折れました。たくさんたくさん抜かれて、ゴールした時は、70番目くらいでした。




5月の目標の3時間切りも達成出来ませんでした。
それでも自分の実力です。ここに来たら自分がどれほどの者なのか、よくわかります。



今日は100kmのゴールを見ないで帰ります。王滝滞在10時間半、最短です。
11時前に松原スポーツ公園を後にしました。

王滝村のお土産屋さんで野沢菜買って帰ります。
帰ったら仕事しなきゃなあ。

MINOURA(ミノウラ) RDA2429-R 固定式サイクルトレーナー リムドライブ
 
MINOURA(ミノウラ)

SDA王滝会場に到着しました

2016年05月22日 | 王滝
SDA王滝会場に無事到着しました。

土曜日に仕事終わって、夜9時過ぎに出発。
12時半に松原スポーツ公園に到着しました。



所要時間、3時間半。最速です。
圏央道の影響が大きいですね。



月が出て、寒い。明日はきっと晴れですね。

王滝前日仕事あり の場合

2016年05月15日 | 王滝

王滝前日に仕事が入ってしまいました。

まあ、今回はソロ参戦ですし、のんびり深夜入りします。6時に東京駅で仕事が終わり、出来ればそのまま車で移動したい。
東京駅の駐車場は高いけど…。

横浜から王滝までは、道路空いてたら4時間半。圏央道が出来てから、1時間短縮出来ました。
最近は中央道との合流で混みますが。


参戦出来れば御の字です。

帰りにミッシングリンク買わないとね。


2015年9月 SDA王滝 42km レポート(結果)

2015年09月26日 | 王滝

再びやってきました、王滝村。

今回も懲りずにSDA王滝に参戦します。そして相変わらず42kmということで。

しかーしながら、最近ほとんど自転車に乗ってません。忙しくて・・・。

この間「きのこ のこのこ山」に遊びに行った程度です。

あ、その前にMさんと一緒に近所の里山に早朝出かけて、横転した件がありました。あのときは助かりました。

草むらの中に落ちた携帯電話を奇跡的に探し出せたのは、Mさんのおかげです。

 

今回はチームのメンバーが忙しくしているので、ソロでの参戦です。

が、今回いつもと違うのは、家族が応援に来てくれているということ。

そして、キャンプをするということ。

そして目的のほとんどはキャンプになっちゃっているということ。

で、あります!

楽しみだなあ~キャンプ。(レースはどうなった?)

 

会場へ向かう途中の御嶽湖。

あまりにも綺麗なブルーだったので、車を停めて眺めてました。

気が付くと前後の車も、ちょっと離れた場所で止まって景色を眺めてました。

確かに今まで見た御嶽湖のうちで一番綺麗かも。

写真じゃ見えないんですが、泳いでる魚がこの高さからでもはっきりと分かるくらいの透明度です。

 

おなじみ松原スポーツ公園に到着。

今日はすごくいい天気。

受付を済ませ、滝越地区の森きちオートキャンプ場に向かいます。

ここから距離が11kmあるのと、山道なので車でも結構時間がかかります・・・。

森きちオートキャンプ場は爽やかなサイトでした。キャンプ場の紹介はまた改めて。

タープとテントを張って、晩ご飯を作ってもらってる間に、ゼッケン取り付けと整備をします。

森に囲まれて、いい雰囲気です。
 

翌朝は4時に目が覚めました。寒い・・・。

キャンプ場から42kmのスタート地点まではすぐ近くなので、かなり早めに着いちゃいました。

おかげで2列目・・・ご迷惑にならないようにしなければ・・・。
 

レースは予定通り7:00にスタート! 

 スタートしてからしばらくはパレードラン。先導車の後を着いて集落の中を進んでいきます。 

パレードランの間に先頭集団まで出てみます。一瞬でもトップグループに入ったということで(笑)

パレードランが終わり、舗装路を9kmほど進みます。お約束通りどんどん抜かれます(汗)

安全に抜いてもらえる様に左へ寄り、ペースが落ち着いてきたところで何人かのパックに混ざります。

順位はだいたい30番手くらいかと。今日は正直自信がないのでマイペースで行く事にしました。

それにしてもこの最初の舗装路、何回走ってもペースがいまひとつ掴めません。

序盤で追い込みすぎてアップアップになったり、余裕を持ちすぎて遅れたり・・・。

いつもの暗くて長いトンネルは、だいぶコンクリート舗装が進んでました。とはいっても4輪の轍部分だけですが。

トンネルの真ん中の砂利部分は絶対に走ってはいけません。

もし砂利部分に落ちたらそのまま真ん中を走ったほうがまだ安全です。

絶対にやってはいけないのがコンクリートに戻ろうとすること。コレをやると確実にコケます。

轍部分のコンクリートとの段差が大きすぎるので、フロントタイヤが取られてコントロール不能になります。

ワタクシ今まで1回落車経験があるので・・・。

 

少しずつ抜かれていきますが、今日は気にしません。身体がぜんぜん出来上がってないのが分かります。

今日は一定のペースで行こうかなと。前回の30番台の順位は厳しいと感じてます。

ダムからの登りをジワジワとこなし、最初のピークへ。

約17km地点で少し下り、ちょっと登ってから20km地点のピークを迎えます。ここからは約7kmの長い下り。

現在の順位は50番台くらいかな。春の王滝で下りの自信を少し取り戻したので、何とか下りで順位を上げたいところですが。

長い下りで5人ほどを抜かして、再び登りへと転じます。現在27km地点。

だいたい下りの後は脚が冷えるせいか、水分や電解質が不足するせいか、脚が攣りはじめたり、ペースがガクンと落ちたりするのが定番なんです・・・。

あ、運動不足も原因ですね。

いずれにしても、ここからの数キロが大事です。

ひとまずは脚の状態は大丈夫そうなので、ペースを維持したまま登り続けます。

ところが1キロほど進んだところで、やっぱり太ももに違和感が・・・。

しかも両足。

すねのほうから筋肉が徐々にせり上がってくる感覚をごまかしながら、なるべくハムストリングスで脚を回すようにしますが、ついに両足の太ももが攣ってしまいました。激痛です。

やっぱりいつものパターンです。成長しないワタクシ・・・。

激痛を堪えながら何とか脚をまわしますが、とうとう両ふくらはぎまでビキーン!と攣っちゃいました。

こうなったらもう脚を回せません。自転車を降り、筋肉を伸ばしてマッサージをします。

まさに棒の様に曲がらなくなった脚の痛みに耐えながら、脚攣りを緩和する錠剤を飲んで、何とか走れる状態にまでもっていききました。

止まっていたのは5分程だと思いますが、少なくとも15人くらいには抜かれたと思います。

結構後ろに固まって走ってたのね・・・。

順位が下がったのは仕方が無いので、気持ちをリセットして再び前を追って漕ぎ出します。

しばらくすると、さっき抜いていったパックが見えました。

攣ってからスピードは落ちましたが、さっき抜いていった集団に追いつきました。

しばらく様子を見てから5人程抜いていきます。

そこからは、2~3人に抜かれたり、抜き返したりの繰り返しで、後半1つめのピークを迎えました。

ここからは1.5km程の下り。

数人を抜かしましたが、1人の選手に抜かれます。うーん、微妙に追いつけない・・・。

追いつけないまま、後半2つめのピークに向かって登り始めます。

ここで、さっき追いつけなかった選手を抜かします。ちょっと踏ん張ります。

少しスピードが回復しました。2つ目のピークを越えて、最後の下りに入ります。

ペースは快調。ガンガン飛ばして5人くらいを抜かして走っていたら、2回ほど本気で吹っ飛びそうになりました。

やばいやばい、コケたら大怪我するところでした。ご先祖様、神様ありがとう。

最後の下りが終わり、最後の平坦区間に入ったとき、再び脚が攣りはじめました。

あと2キロくらいなのに・・・。

後ろからの追い上げを気にしながら、無理やりに脚を回します。ああ筋肉がブチブチってなってる。

ゴールはまだか、まだか、と必死で漕いでいたら、見覚えのある橋の欄干が見えました。

 

カーブを曲がって、橋の上から見渡せるゴールゲート。

これホント、いいゴール位置だよなあ・・・。

ジャージを整えて、両手離しでバンザイ。

ああ、家族の姿が見えた。

 

今回は、本当は出場を断念しようかなと思ってたんですね。仕事がとても大変で、気持ち的にもまったく集中できてなかったので。

でも、来てよかったです。

気持ちが吹っ切れました。まだまだ追い込みが足りませんね、肉体的にも、精神的にも。

タイムは2時間40分台、順位は50番台。

もうちょっといけるはず。

 

今回は家族も一緒で、王滝の滞在日数も、いつもより長く、3日間でした。

森きちオートキャンプ場のおじさん、王滝食堂の店員さん、畑の唐辛子をくれたガソリンスタンドのご主人、その他沿道で応援してくれた王滝村のみなさん。

みんないい人。王滝村のすばらしい景色。家族もこの村を気に入ってました。運営の皆さんも、本当にお疲れ様でした。

また、来ます。 

 

ERGON(エルゴン) GS2 ブラック Lサイズ グリップ HBG12701
 
ERGON(エルゴン)

 

snow peak(スノーピーク) 焚火台 M [3~4人用]
 
スノーピーク(snow peak)