Southride(サウスライド)

マウンテンバイクとダックス125

サウスライド

2019年の買って良かったグッズNo.1 フリップベルト(FLIPBELT)

2019年12月31日 | MTB
2019年の個人的なベストバイと言えば、このFLIPBELT(フリップベルト)です。
マウンテンバイクのパーツじゃ無いんかい!と思われるかもしれませんが、実はマウンテンバイクにめっちゃフィットするグッズなのです。
 
以前のブログに書いた通り、人柱としてアマゾンでポチっとしました。これがフリップベルトです。
 


フリップベルトとは何ぞや?という貴兄にご説明ですが、ポケット付きの伸縮する腹巻きみたいなものです。腹巻きが筒状になってまして、その中心線に3か所程切れ目があります。そこから財布やスマホ、補給食などを入れることが出来る形状になってます。
 
ちなみに、フリップベルトには2種類ありまして、一つはチャックが無いバージョン、もう一つはチャック付きのバージョンです。ワタクシは今回チャック付きの黒を選択しました。

 
ベルト自体が伸縮する素材になっているので、切れ目から分厚い財布を入れても、最近の大きめのスマホを入れてもビヨーンと伸びて入ります。切れ目はきちんと縫製されていて、端は補強されています。4カ月程使用しましたが、破れやほつれ、伸びは全くありません。素材は素肌に付けてもチクチクしない柔らかいポリエステル素材です。



気になるサイズですが、ワタクシはMを購入しました。参考ですが、普段ジーンズのサイズは32インチです。歩行やランニング、マウンテンバイクで走行していても、気になるズレはありませんが、あえて言うなら長く走っていると、多少(2~3センチ程)上に上がってくる感じはあります。
 
あと、暑い時期にはお腹周りに少し汗をかくので、人によっては気になるかもしれません。逆に冬場はお腹周りの保温になりますし、極寒のライドの時はホッカイロを入れることが出来ます。自転車ってお腹冷えやすいんですよね・・・。
 
以前からMTBに乗る時に、もっと気軽な恰好で乗りたいなーと思ってまして。これなら貴重品も落ちないし、体にフィットするし、ディパックいらずで自由な感じです。実は購入のきっかけが東南アジアへの旅行でして、このフリップベルトがパスポートや貴重品入れにメチャメチャ便利でした。お腹に巻いて上からシャツを羽織れば、外見から全く違和感なく手ぶら君になれます。マレーシアやタイでも荷物を気にせず歩けました。
 
ランニングやトレイルラン、MTBなどのアクティビティはもちろん、海外旅行の時の貴重品入れにも活用できる超便利グッズです。チャック付きはちょっとお高めになりますが、安心感は高いです。ちなみにキーホルダーなどの落下を防ぐひも付きのクリップも付いてます。ちなみに入れたものが落ちたことは、今までありません。
 
自転車乗って出かける時に、背中にポケットのあるジャージ姿だとちょっと違和感が・・・という場所にも手ぶらで行けます。Tシャツでもなんでもござれ。ディパックも持ちたくない。なんか自由だ!てな感じでフラっと走りに行けるのがいいんですよねー。いつもは財布とスマホとカギを入れて走ってます。ということでオススメです。
 
 
 
 
 

SRAM(スラム)GX&NXイーグルで12速化 その2

2019年12月23日 | MTB

その1からの続き

それでは取り付けを開始します。黒いのは現在のフロントダブル用のチェーンリングを外したものです(下が22T、上が36T)。赤いのが今回取り付けるレースフェイスのナローワイド30Tです。今回はこの30Tを他車から流用して使用します。

クランクは今のFSA2000を使用します。スラムにしても大して軽くならないし、そのままがよろしい。

30Tを取り付けました。一見アームとチェーンが干渉しそうですが、チェーンリングは内側にオフセットされているので、問題なしです。

裏側から見たところ。インナー用のボルト穴が開いたままですが、気にしません。

ちなみにこのチェーンリングは10速で使用していた中古ですが、11速でも12速でも使用できます。ボルトのPCDは104mm。PCD(Pitch Circle Diameter)とはフロントギア板を固定するボルトを結ぶ円の直径(ピッチ円直径)のことで、BCD(Bolt Circle Diameter)と記載する場合もあります。ちなみに意味は同じです。

 

 

フロントのディレイラーは取り外します。スッキリするわ~。

はい、スッキリしました。クランクも取り付けました。

ちなみに、リアはまだ交換してないので画像は36Tのまま。山に行かなければこれでも十分です。

現在のフロントのシフターはデオーレです。レバーはプラスチックで、シフトフィールは「グイッ・・・カチ」ってな感じです。使用するには充分ですが、動きはもっさりしています。ロー側へのチェンジは重いので、レースやロングライドなどで頻繁にシフトをする時は親指が痛くなる時がありました。

フロントシフターも取り外します。改めて見るとプラスチッキーですね。ブレーキとシフターが一体化して取り付けできる形式です。

旧ワイヤーを取り外します。アウターワイヤー受けは劣化して、裂けていました。

おまけに錆びてました・・・。

フロントディレイラーのワイヤーの取り外しが完了しました。ワイヤー受けは固定されているので取り外しできません。トンガっていてあぶないので気をつけましょう。こういう時フレーム内のワイヤリングだとスッキリしていいですよね。

GXシフターです。本体はアルミ。デオーレよりも高級感あり。シマノのブレーキマスターには直付けできないので、付属のクランプを使って取り付けします。

シフターの取り付け位置はブレーキクランプの内側に。ブレーキレバーの操作上、ここがしっくりきます。GXのロゴが見えています。

シフターのクランプは華奢ですが、十分な取り付け強度があります。シフトレバーにイーグルマーク。こういうところがGOODです。

リアディレイラーを取り外しました。

リアスプロケット外し工具。メンテの必須工具です。

はい、ではガリガリっとはずします。

スプロケットの大きさを比べてみます。左が50T、右が36T。全然違う・・・。

スプロケットは一枚一枚バラバラになっているタイプです。そしてプレートとプレートの間には樹脂のリングを挟みます。スプロケ、樹脂、スプロケ、樹脂、スプロケ・・・。

無事、取り付け完了しました。ブラックも良いな。

リヤスプロケットを裏から見たところ。スポークとのクリアランスはギリギリです。

ホイール全体の雰囲気はこんな感じ。ローギアの大きさが際立ちます。

リヤディレイラーを取り付けします。スラムのディレイラーで嬉しいのは、右下に見える鍵のマークのディレイラーケージロックボタン。ケージをロックすることで、チェーンを弛めることができるので、チェーン交換やホイール交換の際に凄く便利です。

裏側。シルバーのフレームが意外とシンプルな感じですね。

ディレイラーの取り付けです。
ディレイラーハンガーへは普通に取り付けしますが、ワイヤーの取り付けはシマノとちょっと違っていて、画像上のガイドローラー部分にまずワイヤーを通します。その後、ボルトでワイヤーを固定をするんですが、ここで注意。SRAMのワイヤーの通し方ですが、下の画像の黄色のラインの様に通しなさい、という説明があったりしますが、これは難易度が高い。ワイヤーを痛めてしまいそうです・・・。

そこで調べた結果、下の画像の様に楽な取り回しをしてボルトで固定する方法でもOKとの事でした。実際ちゃんと固定出来て、ワイヤーのズレも全く無いので問題ありません。

後は、ワイヤーを引っ張り固定します。その際の注意点や苦労したポイントをまとめておきます。

ポイント1:最初のディレイラー固定位置が大事

ガイドプーリーの位置をトップギアに合わせてワイヤーを固定します。手でディレイラーをトップ側にグイっと押さないとちゃんとした位置に来ないので注意。押しながら位置を維持したところで、ワイヤーを引っ張って遊びを無くしてからボルトで固定します。

シマノはポン付けでほぼ適正な位置にガイドプーリーが来たような記憶がありますが、ここで位置が大きくズレていると、ちゃんとトップまで変速しません。そんな時は最初からやり直した方が早いです。

 

ポイント2:ロー側の可動範囲はシビアに

調整の仕方はシマノと変わりませんが、ボルトが六角になっているのは良い点です。シマノはなぜ未だにプラスネジなのか理解に苦しみます。調整の際はロー側の可動範囲を特にシビアに調整しないと、スプロケットの内側にチェーンが落ちてしまいます。ワタクシ今回これに苦しみました。ロー(50T)の時にシフトレバーが動かない様にすること。これが絶対。

 

ポイント3:ガイドプーリーとスプロケットの距離はシビアに

12速を滑らかに変速させるためには、ガイドプーリーとスプロケットの距離をシビアにセッティングする必要があります。ディレイラーに赤くて透明なガイドプレートが付属しているので、それをスプロケとガイドプーリーに当てながら、Bテンションボルトを調整します。

 

ポイント4:スラムのパワーリンクはクランクを踏んではめる

スラムのパワーリンクは、KMCのミッシングリンク同様にチェーンを繋いだり外したりできるものですが、これが固くて嵌めにくいんです。KMCはコツさえつかめば指で外せるんですが、スラムのは固くてハマらない事で有名らしいです。固くて嵌めにくい時は、リアブレーキを掛けたまま、クランクを思い切り強く踏み込みましょう。向きは下の画像を確認して下さい。ちなみにマニュアルはネットで確認すること。部品についているのはこれだけ。シマノとは丁寧さが違うけど、まあ分かるので大丈夫だと思います。

チェーンリングの円に沿うように円くなってます。クリップの向きを間違えない様に注意です。

 

近所を試走します。最初はさんざんロー側にチェーン落ちを繰り返してしましました。ロ―側の可動範囲のセッティングが甘かったせいです。

セッティングが決まってからは、カチカチと子気味良くシフトが決まります。スラムのシフトフィールは機械的で気持ちいい印象です。悪くない、むしろ良い。

ハンドル周りもスッキリして、重量的にもメリットがありました。あとはフロントを32Tに変更する予定ですが、ひとまずこの組み合わせで様子を見てみます。

NXイーグルをきっかけにスラムが気に入りました。NXイーグルはお財布に優しいし、GXイーグルとも互換性あるし、旧シマノハブは使えるし。業界の勢力図を変えるのは、XX1イーグルでもXTRでもなく、NXイーグルの様な気がします。

 

 

 


SRAM スラム GX&NXイーグルで12速化 その1

2019年12月19日 | MTB

 思い起こせば2009年当時、初めてMTBに乗り始めた頃、コンポーネントはフロント3速、リア9速がスタンダードでした。フロントにギアが3枚ある事に、胸がときめいたものです。コンポのグレードはデオーレ。しばらくは完成車についていた仕様そのままで乗っていましたが、4年後、2013年の2月には、フロント3速、リア10速のシマノXTに交換をしました。その頃は10速が当たり前の世界でした。

交換に当たってはフロントダブルという選択肢もあったはずですが、その当時のワタクシにとって、フロントダブルは一部のクロスカントリーレーサーなど脚力がある人が使用するもの、といった認識でした。

そして2014年の2月には、トレックのスーパーフライを購入。ここで初めてフロントダブル、リヤ10速の組み合わせとなりました。その後チューブレスレディのタイヤを履きたくなったのと軽量化のために、ホイールをシマノXTに交換。というのが大まかな機材の変遷です。

その後時代は11速化、フロントシングルの時代に。11速の波をなんとなくやり過ごし、フロントシングル化を試してみるもリア40Tではギアが足りずダブルに戻し、「まあ、そんなに必要でもないしな」と悟ったフリをしつつ、12速化の波に目を背けてきました(いまここ)。

そしてシマノが2019年にXTを12速化しました。ついに12速化に手を出すかどうかの判断をするタイミングが来たのです。しかしここで問題が発生しました。

SRAM=リア10-50T・リアハブにXDドライバーボディが必要。

シマノ=リア10-51T・リアハブにMICRO SPLINE仕様が必要。

つまり、両社ワイドレシオ化の為に10Tを導入した結果、今までのシマノハブが使えなくなってしまったわけです。今のホイールが使えないということなので、12速化するにはコストが非常に高くつく事になりました。そして今更の11速化は意味がない・・・。

そこに登場したのがSRAM・NXイーグルです。NXイーグルは従来のシマノハブのまま12速化が可能です。リアは11-50Tになりますが、トップの10Tを求めなければ、今のホイールが使用できます。さらに、クランクと手持ちのナローワイドのフロントギアを使用すれば、なんと4万円程度で12速化が可能です!いいぞSRAM!最高だなSRAM!!

ちなみに今回購入した物と価格ですが、
・シフター(GXイーグル)6,000円
・リアディレイラー(GXイーグル)16,000円
・リアカセット(NXイーグル)15,000円
・12速チェーン(NXイーグル)3,500円
・シフトワイヤー 1,500円
以上で計42,000円となります。(税抜で定価の場合)これはもうシマノやばいかも・・・。

という訳で、ショップにやってきました。シフターは密かにGXのグリップシフトを狙っていたんですが、なんと驚きの日本国内に在庫無しとの事!(代理店在庫を調べてもらいましたが無いとの事・・・。)という訳でシフターは通常のサムシフターを選択。 

買ったはいいものの自転車で来ているため、エルゴンのディパックに詰め込み詰め込み・・・。収納の限界を超えてます。それでも何とか収まりました。 

ちなみに、GXとNXの価格差ですが、シフターで500円、ディレイラーで2,000円程度だったので、それぞれGXの方にしておきました。

イーグルのデザインが格好いいですね。こういうところはシマノには無いんですよね・・・。

中身を開いてみます。中でもリアカセットの大きさが目立ちます。50Tですからね。 

リアディレイラー。調整用のプレートが付いてきます。 実はこのプレートが取り付けの際に活躍します。というか、12速のセッティングはシビアで、このプレートを使ってガイドプーリーとスプロケットの距離をきっちり出さないと、気持ちよく変速が決まりません。

GXのシフターはアルミ製で質感は上々。艶無しのNXと比較するとちょっと高級っぽいです。

リヤカセットは615g。GXのカセットは450gでその差は165g。ちなみにGXカセットは26,000円で11,000もの差があります。まあ、そもそもGXはXDドライバーが無いと付かないので、これは割り切りが肝心です。

チェーンは在庫がNXしかなかったので、NXで。 全然OK。ここらへんのこだわりは無いので大丈夫。

シフトケーブルも新品にしました。今のはアウターがカッチカチになってしまっているので、ちょうどよかった。 

ちなみに今回12速化することにした最大の理由なんですが、それは・・・
ハンドル周りをスッキリとさせたかった事。

フロントサスペンションのリモートロックは既に取り外してるし、あとはフロントシフターが無くなれば、ワイヤーもフロントディレイラーも無くなって更にスッキリ。自転車はシンプルがいいですよ、シンプルが。

その2につづく

 

SRAM NX Eagle 12 Speed Groupset MTB Kit 4 piece, Trigger Shifter, Black #SY3487-Self
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ブレーキレバーの戻りが悪い件

2019年12月08日 | MTB

久しぶりにフルサスバイクのジャイアント・トランスXを持ち出して、夜のサイクリングに出かけました。ちょっと前のことなんで、10月の初旬ですかね。やっぱりこの季節くらいのなんといえない季節の移ろいが侘び寂びがあっていいやねと、ご機嫌にのんびり走っていたところ、フロントレバーにですね、急に違和感が出てきたわけです。

どんな感じかと言うと、「ブレーキレバーが戻らない」のです。

左はOK、右はダメ。握ったらピストンが戻ってこない。正確にはゆ~っくりとは戻ってきます。グッと握ってブレーキかかって、5分待ってもピストンの戻りが半分な感じ。ピストンが戻らないから、ブレーキレバーの遊びが広がってカタカタと動きます。これは、ブレーキキャリパー(ピストン)が汚れているからに違いない!だって半年以上メンテしてないもの。

という訳で、早速次の日キャリパーの清掃と、ピストンの揉み出しをやって見たわけです。めっちゃキャリパー掃除して、ピストンも綿棒やらウエスやらでキレイキレイして、薄ーくグリス塗ったりして動きが良くなった、もう完璧。どれ、取り付けて試走にでも行こうか・・・って「全然治ってない!」ブレーキレバーを握ってブレーキはかかるけど、やっぱりピストンが戻りません。

そこからなんだかんだで色々試してみても全くだめ。ブレーキに空気が噛んでいるのかもしれないと思って、ブレーキレバーの角度を調整しても治らない。やがて日が暮れてきました・・・。

日曜日の夕方、工具が散らかったまま佇むベランダは虚しいものがあります。ちびまる子ちゃんの音楽がリビングから聞こえてきて、より一層徒労感がのしかかります。もうこのブレーキ取っ払って捨ててやろうか、一昔前のエイビッド野郎が!と殺伐としてきた時に、ふと思い立ってブレーキレバー側ピストンの奥の方に、潤滑油をシュッとひと吹きしたところ・・・。

直った!

ブレーキレバーもピストンも問題なくスムーズに動いています。いったい何だったんだ。

どうやらブレーキレバー側のピストンを押す(奥の方の)一部のパーツが錆びて、動きが悪くなっていただけでした。潤滑油ひと吹きで解決・・・。この半日は一体なんだったのか・・・。

ブレーキのタッチが悪い=キャリパー側に問題あり、という風に決めつけていたばっかりに、問題解決に時間がかかってしまったという悪い例でした。という反省の一日でございます。原因は洗車した時に水が入ったか、長年の汚れが悪さをしたか・・・。

思い込みってイカンですね・・・。勉強になります。

 

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