先週、悲しきバッテリー上がりで、遠く離れた小田原のバイク屋に入院となりました、我がDRZ。迎えに行くには東海道線に乗らねばなりません。下り電車で旅行客の皆様に囲まれて、快適な旅を50分ほど。電車って速いですね。
上半身はダイネーゼのプロテクターを装着して、足にはニーシンガードとオフブーツ。さすがに違和感あってハズカシイので、上半身はコロンビアのエルコⅡジャケットで隠して、ブーツは太めのワークパンツで覆い、一見普通の人っぽくしたつもりです。まあ、たとえ変でも、誰も見ていないので、大丈夫。
晴天の小田原駅前を歩いてバイク屋に向かいます。駅前は賑やかな小田原も、国際通りとやらはいわゆる昔からの商店街です。シャッターを閉めている店が多くて、寂れてますね。
謎なのが営業している店がやたら男性衣料の店が多いんですよ。何故でしょう。やっていけてるんだろうかと勝手な心配をしながら歩いていたら、バイク屋に到着しました。
一週間ぶりのDRZです。
結局、故障の原因はジェネレーター(発電機)のコイル断線でした。素人考えでバッテリー買いに行かなくて良かったです。通常は9,000キロそこそこでは発生しない故障だから、メーカーへのクレーム対応という事で、コイルは無料になりました。
それでも完全に死んでしまったバッテリー代と、バイク引き揚げ料はかかるわけで、結局2万9千円とサヨウナラすることになりました。お財布に痛かったです。
バイクを受け取ってから早速、先週行きそこねた白銀林道へ向かいます。先週落ちていた大岩は路肩へ寄せてありました。ちゃんとメンテナンスされているのは、さすが首都圏の林道です。
しばらく行くと、カーブの先に長い紐が落ちてます・・・。って、アオダイショウでした。バイクを振ってよけましたが、危うく轢きそうでした。気づいたら、ここが未舗装路のはじまりでした。
白銀林道を少し走り、お腹がすいたのでお店を探しに海側、真鶴方面の国道に出ました。そのまま湯河原までに行き、ラーメンを食べて椿ラインへ入ります。椿ラインでもMT60は快適。切れ込むこともなく、接地感も十分にあって楽しいです。しとどの窟(いわや)方面から白銀林道に入ります。
箱根側と比べて湯河原側は多少ガレた路面が多いですね。途中にある星ヶ山公園の手前からは舗装路になります。風が強いせいか、森林限界の様な風景が広がってます。石鎚山みたいです。山は草ではなく、(どんな種類かはわからないですが)2メートルほどの高さの笹に覆われてました。
時間は午後一時を少し回ったくらいです。お腹も満たされて眠たくなりました。日当たりの良いベンチを探すうち、星ヶ山公園のてっぺんまで来てしまいました。
そこには気持ちのいい芝生が広がってました。風は強いですが眺めがよくて、日当たりもいいです。寝ころんでフードをかぶったら、30分ほど熟睡してしまいました。昼寝したら元気が出たので、白銀林道に戻ります。今日は夕方6時頃から雨の予報なので、少し早く帰りましょう。
と言いながら、たまに現れる支線に入ったり、
このタイヤでどこまでけるか確かめたくて斜面を・・・
・・・登ってみたりしながら箱根湯元を目指します。
時間をかけて色々な路面を走ってみると、タイヤのことが何となくわかってきました。正直なところOFFタイヤに比べると泥にはダメだし、浮き砂利にも弱いと思います。もっともON・OFF兼用タイヤだからそれは当たり前なので、そこを理解した上で、カーブの入口で少しリアブレーキを当てて、タイヤをちょっと流しながら走ってみたりすると、このタイヤが楽しくなってきます。
D208と比べてOFFでは格段に楽しいのは間違いないです。楽しいと、ペースが上がってきます。ヒヤッとする場面にもついつい慣れてくるので、自分が乗れてると勘違いしてしまうんですねえ。そしてなんでもない所で・・・、
痛い、痛い。足が変な方向に曲がってます・・・。足の先が後ろを向いたままバイクの下敷きになっていて更に痛い。折れたかと思いましたが、なんとか立ち上がれました。でも、痛みがひどいのでヒビがはいってなきゃいいんですが。
バイクを引き起こします。倒れたバイクの写真を撮る余裕が無かったです。バイクは・・・ほぼ無傷。よかったです。コケ方もリヤからのズリボテだったからってのもありますが、前後アクスルのスライダーが頑張ってくれました。
これはリア部分。
フロント部分。
ひざ部分。
プロテクター付けてて良かったです。付けてなかったら今頃、肩と腕、ひざは砂利で削られているところでした。あと、ブーツ(ガエルネのED-PRO)って、柔らかいんだと思いました。
あれから11日たった今日もまだ痛いです。日曜日にやっとレントゲン撮ったら、ひびはありませんでした。大体昔から調子に乗ると失敗してしまいます。反省です。