マウンテンバイクのレース、特にマラソンレースにおいて、ドリンクの補給方法は非常に悩むところです。
大きく分けたら、ボトルとハイドレーションですかね。
ワタクシが長く使っているメーカーは、ボトルもハイドレーションもキャメルバック。
いちばん多用しているのは、ボディウムボトルの0.7リットルと0.5リットルです。
写真の0.5リットルは普段の練習用なので、必然的に出番が多くなります。
(だいぶ使ってるんで白いロゴの部分がこすれて黒くなってますね。練習してる証拠?です。)
コレは保温機能はありませんが、 コンパクトで使い勝手が非常に良いです。
特徴はこのジェットバルブとロックアウト機能です。
一般のボトルは飲み口を引っ張る事により、スキマができてドリンクが流れるようになってますが、
歯で引っ張ったりするときに、動きが硬いボトルは正直歯が心配になります・・・。
キャメルバックのボトルは飲み口が逆支弁になっていて、逆さまにしてもドリンクがこぼれない優れものです。
吸ったりボトルを握る事でドリンクが流れ出てくるので、飲み口を引っ張るストレスから開放されます。飲み口の根元にあるリングを回せば、完全にロックされて、こぼれません。
実は現在ワタクシは、王滝42kmではボトルのみを使用しています。
でもレース参加当初はハイドレーションをメインにしていました。
その変化の推移ですが、
まずマウンテンバイクに乗り始めた頃は、坂道を登るのに精一杯で、ボトルに手を伸ばしてマメに水分補給を
するということが苦手でした。
乗っていたのがオールマウンテンバイクで、クロスカントリーモデルと違い、上半身が立ったアップライトな
ポジションだったということもあるんですが、ボトルを取る目的で体を折り曲げる度に、息が上がってしんどくて
たまらなかったのです。ガレガレの坂道を登りながらドリンクを取ると、体力が奪われるような気がしていました。
一方、ハイドレーションバックはドリンクを自分で背負うという負担はありますが、チューブを通して
口元のそばに飲み口を持ってこれるということで、楽にこまめな補給が可能になりました。
ハイドレーションばんざい。
ところが、年を経るうちに慣れてきたのか、ボトルの取り方を直したせいか、ボトルが苦痛ではなくなってきました。
(本人注:そもそも、当時はボトルの取り方も間違えていました。ボトルに向かって握手をするように手を伸ばせば
体を折り曲げずに取れるところを、手の平を地面に向けて開く様にしてボトルを手でガシッと握ってケージから
取っていました。弱虫ペダルを見ていて気づきました・・・。)
最近では1.5リットル~2リットルの水分を背負って走るのを負担に感じて、王滝の42kmではボトルにしています。
結果、荷物はできるだけ自転車に装着したく思うので、出来るならボトルのほうがいいかなと自分では思って
いますが、それはやっぱり人それぞれ。競技や距離などでもメリット・デメリットは全く変わってきますしね。
最近海外で流行っている、「エンデューロ」ならハイドレーションのほうがいいかもしれません。
それぞれを実際に使ってみることで、競技ごとの使い分けができてくるんでしょうね。