寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

祇園の恋人(四)

2010年05月03日 11時07分44秒 | 日記
祇園の芸伎菜水さんと初デートは洛北のイタ飯屋でした。さすがに芸伎と言いましても現代っ子でした。(笑)十二時に京阪三条で待ち合わせました。佐川本部長は単身赴任ですからクルマがありませんがそこはそう♪レンタカーがありましたね(笑)最上級のレクザス♪です。 食事をしてドライブをするのは定番ですね。
北白川から宝ヶ池→三千院→金閣寺→太秦→映画村♪まぁこんな感じだったんでしょう(笑)
菜水さんはいつもの控え目な仕草は変わらないもののやはり仕事を離れた開放感があったのか実に屈託のない笑顔を振りまいて佐川本部長は益々傾倒していきました。彼女の出身は福岡でした。小さい頃から祇園に憬れていて高校を卒業後この業界に入りました。厳しい修業ののち芸伎として登録現在22才でした。
修業には京都弁がありました。これが意外と難しく生まれ育った言葉を全て捨て去らなければなりません。 テレビでは標準語が話されていますから、割りと入りやすいのですが、初めて耳にする京都弁、祇園言葉を身につけるのは並大抵ではありません。 佐川本部長は初めて聞く内輪話に聞き入りました。そうお座敷では菜水さんが聞き役だったのがまるで反対になりました(笑)
それでも佐川本部長は満足でした。 こんな楽しい充実した日を過ごしたのは何十年振りかでした。楽しい一時はあっと言う間に過ぎました。 夕方京阪三条近くで菜水さんはクルマから降り別れました…
それは佐川本部長の本当の恋の始まりでした…
コメント
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