私は仕事とは言え観光案内をするハメになりました(笑)川中相談役は以前の迫力は無くすっかり品の良いおじいさまになっておられます。 しかし会議の場ではトチった部下に眼光鋭く睨みを利かすのは変わらないそうであります。 しかし会議が終わった三時前に出てこられた時は普通のおじいちゃんでした(笑)
私はすかさずクルマを寄せました。 『お疲れ様でした』私はドアを開いて笑顔で接します。
『あっどうも今日は高村さんよろしくお願いしますよ』かつての鬼も私の対応の完璧さに脱帽でしたね(笑) いやまだ日も高い時分からの観光だから引け目を感じているのでしょうか(笑)
たぶんここでは私だけしか知らない秘密かも知れません。(へっへっ♪)他の社員が知ったら会議なんかにならなかったでしょうから…
兎にも角にも私は相談役のご指示に従いましてホテルへと向かいました。さすがに昼日中ですね。外は茹だるような暑さです。クルマのエアコンは最高に利かせているのですが、外よりはマシ程度でした。 少し走れば利くんだけど… 私は相談役が 『暑いねぇ』
とクレームを付けないかヒヤヒヤしていました。
…と言いますのが相談役は大層な暑がりらしいのですよ。
しかし相談役はあまり気にせずに…『高村さん七時から貴船だからそれまでどこか涼しいところに行ってよ』どこかリクエストはありますか?私は一応相談役のご意向を尋ねました。どこそこへ行きたい、とおっしゃればそれが一番楽だからです(笑)『う~ん任せるよ(』『じゃあコースは考えていますがお嬢さんに聞いてみましょう』『そうだね~』あまり気のなさそうな相談役に相談したのは間違いだったと思いました(笑)そんな話をしていたらクルマはホテルに着きました。私はフロントに行こうとしたのを相談役は制して携帯を取り出して『あぁ私だ、今ホテルに着いたよ』『…』『うんうん待ってるぞ』『…』
『黒のクラウンだよ!』
そうか連絡してくれたら助かるなぁ ~
私は後部座席の空を確認してから玄関先に横付けしました。
『高村さん彼女は直ぐに出て来るから…』
『はい分かりました』『?』
返事をしてからあれっと思いました。 東京じゃあ娘を彼女と呼ぶのかい?
しばらくして玄関先に一人の女性が現れました。
水色のワンピースが涼やかで夏のお嬢様風でした。
『高村さん亜紀ですよ(笑)』
『ようこそいらっしゃいました。』 『こんにちわ♪』 軽く会釈した胸の谷間が眩しくて私は思わず目を逸らしました。
ベージュの帽子から覗いた大きな瞳が悪戯っぽくほほ笑みかけてきます『今日はよろしくお願いします♪』『こちらこそ♪』意外と礼儀正しいなぁ~
私のそんな心情を察したのか彼女はニッコリほほ笑みを返しました。
このおっちゃんにしては上出来の娘じゃあないかい(笑) …
私はすかさずクルマを寄せました。 『お疲れ様でした』私はドアを開いて笑顔で接します。
『あっどうも今日は高村さんよろしくお願いしますよ』かつての鬼も私の対応の完璧さに脱帽でしたね(笑) いやまだ日も高い時分からの観光だから引け目を感じているのでしょうか(笑)
たぶんここでは私だけしか知らない秘密かも知れません。(へっへっ♪)他の社員が知ったら会議なんかにならなかったでしょうから…
兎にも角にも私は相談役のご指示に従いましてホテルへと向かいました。さすがに昼日中ですね。外は茹だるような暑さです。クルマのエアコンは最高に利かせているのですが、外よりはマシ程度でした。 少し走れば利くんだけど… 私は相談役が 『暑いねぇ』
とクレームを付けないかヒヤヒヤしていました。
…と言いますのが相談役は大層な暑がりらしいのですよ。
しかし相談役はあまり気にせずに…『高村さん七時から貴船だからそれまでどこか涼しいところに行ってよ』どこかリクエストはありますか?私は一応相談役のご意向を尋ねました。どこそこへ行きたい、とおっしゃればそれが一番楽だからです(笑)『う~ん任せるよ(』『じゃあコースは考えていますがお嬢さんに聞いてみましょう』『そうだね~』あまり気のなさそうな相談役に相談したのは間違いだったと思いました(笑)そんな話をしていたらクルマはホテルに着きました。私はフロントに行こうとしたのを相談役は制して携帯を取り出して『あぁ私だ、今ホテルに着いたよ』『…』『うんうん待ってるぞ』『…』
『黒のクラウンだよ!』
そうか連絡してくれたら助かるなぁ ~
私は後部座席の空を確認してから玄関先に横付けしました。
『高村さん彼女は直ぐに出て来るから…』
『はい分かりました』『?』
返事をしてからあれっと思いました。 東京じゃあ娘を彼女と呼ぶのかい?
しばらくして玄関先に一人の女性が現れました。
水色のワンピースが涼やかで夏のお嬢様風でした。
『高村さん亜紀ですよ(笑)』
『ようこそいらっしゃいました。』 『こんにちわ♪』 軽く会釈した胸の谷間が眩しくて私は思わず目を逸らしました。
ベージュの帽子から覗いた大きな瞳が悪戯っぽくほほ笑みかけてきます『今日はよろしくお願いします♪』『こちらこそ♪』意外と礼儀正しいなぁ~
私のそんな心情を察したのか彼女はニッコリほほ笑みを返しました。
このおっちゃんにしては上出来の娘じゃあないかい(笑) …