あの夜長原部長は心地よく酔っ払いました。最初案じた小雪ともすっかり打ち解けてそれはもう楽園の一夜でした。こんなに楽しく過ごしたのはいつ以来だっけ…(笑)
良く飲み良く喋り笑い…その晩はグッスリと眠りました。
朝目覚めていつものように携帯をのぞき込むと早速小雪からメールがきていました♪
『今度は食事に誘って下さい♪』
ここじゃ打てないくらいのデコメが 画面いっぱいにありました。
『大人びた感じだけどまだまだこどもだな(笑)』
…思ったけどやっぱり嬉しくて仕方なかった。
誰もいない単身用マンションで一人ニヤつく長原部長でした。
しかし好事魔多し…と言います様に 楽園の次の日から仕事はトラブル続きでした。クレームが山ほど舞い込んで処理をするのにてんやわんやの日々でした。
その中でも唯一癒されるのが小雪さんからのメールでした。どんなに落ち込んでいても小雪さんのメールを読めば勇気百倍! 落ち込んでいた自分が元気になるのが不思議なくらいでした。
しかし一週間というものはそんな処理に掛りきりでした。
それもようやく目途が立ち最終名古屋の仕事も予想よりも早く片付いたのでした。
新幹線の車中ではクレーム処理も無事終わり部下の二人と軽くビールを飲みながら、雑談に花を咲かせていました。 *今日はもう終わりだし久々に小雪のところにいこうかなぁ♪二時間ほど飲んでどこかめしでも食べに行こうか♪
どこかいいかなぁ寿司屋かラーメン屋か…*初めてのデートでラーメン屋はないよなぁ(笑)『○○○○…!』『○○○○…!』『えっ!』
我に帰ると向いの片山課長がこっちに喋っているのに気がつきました。『部長~どうされたんですか(笑)』小雪のことを考えていて片山の声が聞こえなかったのでした。
『いやすまんな(笑)』苦笑いしながらビールをゴクリと飲み干しました。照れ隠しみたいな仕草に勘のいい片山課長は 、『部長女の子のことでも考えていらっしいましたね(笑)』
『まさか~』長原部長は陽気に打ち消しました。
*しかしこの片山は鋭いな(汗)……片山課長は宮崎役員の覚えが良いのですが、仕事はたいして出来ません。*そのくせ妙に勘だけは冴えている奴だよな(苦笑)
『部長今日はこの後会社に帰るのですか?』もう一人の若手の江本が聞いて来ます。* そう言えばここんところ毎晩午前様だったよなぁ…
『今日で一段落したし東京駅で解散しょうや』
『ハイ!』江本は嬉しい声で返事を返しました。
片山課長も『そうですね明日からまた大変だから…』〔大変なのはお前のとこだろう(苦笑)『まだ俺の助けがいるのかよ』
*課長のくせに自分の事くらい何とかしろよ~
長原部長は言いたかった!
若手なら仕方ないけど…片山、お前課長だろ~
つい口にするところが今日は小雪のところに行く…それだけでワクワクの長原部長は 嫌味な言葉をグッと飲み込んだのでした。そうとも知らず片山課長はビールのお代わりをワゴンサービスから受け取りニコニコしながら『そう言えばここだけの話ですが…』
良く飲み良く喋り笑い…その晩はグッスリと眠りました。
朝目覚めていつものように携帯をのぞき込むと早速小雪からメールがきていました♪
『今度は食事に誘って下さい♪』
ここじゃ打てないくらいのデコメが 画面いっぱいにありました。
『大人びた感じだけどまだまだこどもだな(笑)』
…思ったけどやっぱり嬉しくて仕方なかった。
誰もいない単身用マンションで一人ニヤつく長原部長でした。
しかし好事魔多し…と言います様に 楽園の次の日から仕事はトラブル続きでした。クレームが山ほど舞い込んで処理をするのにてんやわんやの日々でした。
その中でも唯一癒されるのが小雪さんからのメールでした。どんなに落ち込んでいても小雪さんのメールを読めば勇気百倍! 落ち込んでいた自分が元気になるのが不思議なくらいでした。
しかし一週間というものはそんな処理に掛りきりでした。
それもようやく目途が立ち最終名古屋の仕事も予想よりも早く片付いたのでした。
新幹線の車中ではクレーム処理も無事終わり部下の二人と軽くビールを飲みながら、雑談に花を咲かせていました。 *今日はもう終わりだし久々に小雪のところにいこうかなぁ♪二時間ほど飲んでどこかめしでも食べに行こうか♪
どこかいいかなぁ寿司屋かラーメン屋か…*初めてのデートでラーメン屋はないよなぁ(笑)『○○○○…!』『○○○○…!』『えっ!』
我に帰ると向いの片山課長がこっちに喋っているのに気がつきました。『部長~どうされたんですか(笑)』小雪のことを考えていて片山の声が聞こえなかったのでした。
『いやすまんな(笑)』苦笑いしながらビールをゴクリと飲み干しました。照れ隠しみたいな仕草に勘のいい片山課長は 、『部長女の子のことでも考えていらっしいましたね(笑)』
『まさか~』長原部長は陽気に打ち消しました。
*しかしこの片山は鋭いな(汗)……片山課長は宮崎役員の覚えが良いのですが、仕事はたいして出来ません。*そのくせ妙に勘だけは冴えている奴だよな(苦笑)
『部長今日はこの後会社に帰るのですか?』もう一人の若手の江本が聞いて来ます。* そう言えばここんところ毎晩午前様だったよなぁ…
『今日で一段落したし東京駅で解散しょうや』
『ハイ!』江本は嬉しい声で返事を返しました。
片山課長も『そうですね明日からまた大変だから…』〔大変なのはお前のとこだろう(苦笑)『まだ俺の助けがいるのかよ』
*課長のくせに自分の事くらい何とかしろよ~
長原部長は言いたかった!
若手なら仕方ないけど…片山、お前課長だろ~
つい口にするところが今日は小雪のところに行く…それだけでワクワクの長原部長は 嫌味な言葉をグッと飲み込んだのでした。そうとも知らず片山課長はビールのお代わりをワゴンサービスから受け取りニコニコしながら『そう言えばここだけの話ですが…』