おはようございます〜
最近テレビで話題になってる事色々ありますが、中でも国葬 という言葉が
頻(しき)りに出ています。これは葬式を国が出す と言うことですが、
今までに 吉田 茂さんが国葬で行われました。私も微かに記憶にありますが、
当時、私は十歳、世間もよくわからないまま過ごしていたので、ホントあった
かなぁ‥のレベルの記憶しか残っていません。
国葬について賛否両論があります。それについての議論をこの場では
論じませんが、ひとつ 気になるのは、その費用。今朝の週刊誌の
見出しでは、何十億円が血税から支払われる。とありました。
週刊誌は、恐らく政府の方針に対して何が何でも反対を唱えるのを
社是(しゃぜ)としている風に思えますが、この 血税 よく見てると
他でも出てきています。選挙の演説では 国民の血税で以って○○を行うのは
もってのほか、だとか 公職員の汚職事件の時にも 血税を浪費した、
血税が使われた‥などなど この言葉もかなり浪費されているようです。
以前に血税という言葉が気になって調べてみたら、血税とは今では無くなった
兵役義務(徴兵)の事。
もうひとつは税を支払う貨幣、物品、食糧品などの持ち合わせが全くない場合
に 橋を造る時の作業や官庁の警備などで賄ったそうです。資料によると地方の
人で、税の支払いが出来ないので九州の太宰府に防人(警備)として3年間
就かされました、と記されています。
或いは 運が悪かったら戦(いくさ)に駆り出されることもあったようです。
金が無かったら身体で働いて払え!ということですね。
どちらにしても自身の肉体を以って労役をして税の支払いに
充てていたのです。
現代では税金を払わないし没収する資産もないからと道路工事の作業
を強制的にさせようものなら人権蹂躙で逆に訴えられてしまいますが
昔は人権なんてものは全く無かったのでしょう。
それほどまでして集めた税金の使い道は貴族の暮しにあてがわれて
いたそうですよ。 んん?橋を架けたり川の堤防を治したりは?
それはその地元の有力者の地主さんや庄屋さんの負担や皆から別に徴収して
工事をしていたそうですよ。
庶民の税は中央へ、地元の事は自己負担。
話が逸れました。
血税の意味をお分かり頂けたと思いますが、
血税とはホントに大変な労役を科されていたのです。
現代の納税の仕方や金額も決して楽ではありませんが、昔の血税
と比べたら随分とマシでしょうね。
ですから 政治家や報道機関が軽々しく血税 血税と言うのが 何かしら
耳障りなんですよね…(微笑)