

初日の夜に訪問予定地のサイトをチェック。嫌な予感がしましたが(左)、スクロールしてみたら伊賀流忍者博物館は臨時休館の対象外だったためホッと一息。(追記:しかしながら、こちらにある通り翌3日から臨時休館に。ギリギリで助かりました。)


朝食時の一コマ。レストランの窓からグリーンやピンが見えました。ゴルフ客の宿泊施設も兼ねているはずなので当然ですが・・・・・殺伐としていてお世辞にもいい眺めとは言えません。

しかしながら、8年前にLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の公式戦(それもメジャー大会)が開催されたほどの名門コースだったとは!(この頃は畑岡奈紗や渋野日向子はもちろん、鈴木愛もまだプロデビューしていませんね。)そういえばゴルフ場に来たのは人生初ではないかと思います。スキー場は雪のない季節に自転車行で何度か足を踏み入れていますけど。(ただし冬は一度もなし。)

ゴルフ場の敷地を出て左折したら間もなく御斎峠(おとぎとうげ)です。この県境峠を越えたのも人生で初めてのはず。ただし車なのでコレクションには加えられません。ここ2年の間に通った山中越や逢坂山峠(ともに大津〜京都間)も同様。もう長いこと自転車での遠出をしていませんから、今後新たに上乗せできる見込みは薄そう。

石碑に彫られているのは松尾芭蕉の句でしょうね。

天候次第で伊賀盆地(上野盆地)または雲海が見えるという話でしたが・・・・・確かになかなかの絶景です。ただし三重県側の道は幅が狭い上にクネクネで急勾配。転落はもちろん対向車にも気を遣わなければならず、できれば走りたくないルートでした。

それでも30分ほどで伊賀市の市営城北駐車場(平日無料)へ到着。そこから普通に歩くと上野公園入口までグルッと半周しなければならなかったところですが、「お城はこっちでいいんですよね?」と尋ねたおばさんに近道を教えてもらいました。(看板に「公園近道」と書かれています。)

100段ほどを登り切ったら忍者博物館はすぐ近くでした。

くノ一さんがお出迎え。カメラを向けたら感染予防で付けていたマスクを外してくれたのですが、マスク姿の忍者というのもミステリアスだったので撮れば良かった。




中に入ったら今度は青年の扮する伊賀忍者さんが演技付きで説明してくれました。



素速い身のこなしのアクションは迫力満点。それに対して前日訪れた甲賀の方はビデオと初老男性による案内だけでしたが、屋敷の2階と3階にも登れたのは大変魅力的。ということで引き分けということにしておきましょう。(身贔屓とは言われたくないし。)

その後、階段を下りて博物館スペースへ。(昨年訪れた筒石駅を思い出してしまった。)



ここでも多種多様な展示を見ました。(ちなみに撮影は写真がOK、動画は禁止ということでした。)なお、この日も私たちが一番乗りでしたが、最後まで他の観光客を見かけることはなし。平日だったとはいえ開店休業状態だったのは、やはり・・・・・ちなみに人気の忍者ショー(別料金)はありませんでしたが、それはウイルスのせいではなく予め決まっていた休演日でした。


私自身俳句にほとんど興味がないため俳聖殿は遠くから眺めただけ。

このように伊賀上野城も立派な建造物ながら、模擬天守と知らされたLindaが入る必要なしと言ったためスルー。(彦根城を知っていますからねえ。)


日本一の高さ(約30m)を誇るという高石垣には感心していました。

その後、伊賀鉄道の最寄り駅へ。少し前に改称したそうなので確認すべく。(伊賀線起点の伊賀上野駅はJR関西本線と接続しており、私たちも大回り旅でほぼ毎回通るのですが、途中下車不可のルールに触れてしまうため寄り道して訪れることはできませんでした。猫の駅長で有名な和歌山電鐵の貴志駅も同じです。)


やっぱり忍者と芭蕉で観光客を呼び込みたいらしい。(芭蕉も忍者だったという説もあるようです。)


地下道の表記は旧称のままでしたが・・・・

駅舎はこの通り。なお公式には「愛称併記」ということですが、実際には正式名称であるはずの「上野市駅」の方が添え物扱いされています。


改札の駅員さんに聞いたらあと数分で電車が到着するということだったので、それを待つことに。例の車両が来るかまでは判らないという話でしたが・・・・・

ラッキーにも忍者列車でした。


ところがLindaに言わせると「忍者は黒の装束と決まっているのにピンクの車両はケシカラン」とのこと。右画像のバンのように本体は地味にしておいて上に乗っけるのはOKだそうですが、所詮は観光客を喜ばすためなんだから目くじら立てんでも、とは思いました。(それ以前に電車ではパンタグラフと接触したら非常に危険なので、かなり無茶なことを言っている気が?)

市名も「愛称併記」にするつもりか?(それより市役所の建物を何とかした方がいいんじゃ?)


これまた宿泊特典の昼食券(1人1100円分)があったのでホテルに戻りました。(なければ市内で何か食べて帰路に就いたところです。)カレーならピッタリなのですが、それ以外のメニューでは差額分の支払いが必要。とはいえ、せっかくなので黒毛和牛の焼肉丼(1日限定10食だったっけ?)と天ぷらうどん+ちらし寿司セットを頼んでシェア。自腹の額を考えたら大満足のランチでした。

伊賀焼もちょっと見てみたかったのですが、帰り道にある伝統産業会館は休館日(毎週月曜)。ところが地図にはなかった直売所が目に入ったので立ち寄ったところ・・・・特価品コーナーにセット物のバラ売りがあったためLindaがちょうど1000円分買いました。
車のナビ(HDでなくDVD搭載)は古いのでGoogleマップに案内させたところ、滋賀県に入ってから県道とはいえ対向車とのすれ違いができない狭い道に誘導され閉口。国道307号線に復帰してようやく安堵。

県内でも屈指の人気を誇る道の駅で結構散財(果物と野菜を購入)しました。野菜の雛飾りが面白かったので1枚。

最後に今回の旅で購入したやきものを。右の3点が伊賀焼で、それ以外の5点が信楽焼。そして後者のうち昨日紹介した四角の皿とその下の花器は私が買ったものです。実は数年前に京都の錦市場で目にした青色の陶器に惹かれたものの結局見送り(売価が払ってもいいと思った金額と折り合い付かず)、それ以来ずっと引っかかっていました。その日も一度は見ただけで店を出たのですが、一回りしてから思い直して買いました。花器の方も陳列用で値段が付いていなかったのを交渉して購入。こちらはとくに使い途がある訳ではありませんが、とりあえずどこかに飾っておきます。

ついでに旅の思い出の品をもう1枚。
思い出しましたが、やきものつながりで日記をしたためることになるかもしれません。その主人公は私でもLindaでもありませんし、実現するとしてももう少し先(5月)の話ですが・・・・・
おまけ
本文に貼った県境峠コレクションは開店休業状態の(長いこと更新していない)拙サイトのものですが、一昨年に出された「Yahoo!ジオシティーズサービス終了のお知らせ」を受けて忍者ホームページに丸ごと引っ越しました。別にその名前に惹かれた訳ではなく、示された移転先候補の中から無料かつ作業が一番めんどくさくなさそうなものを選んだというだけです。ついでにドメイン(URL)はいくつかあった戦国武将の中から地元が出生地の大名(石田三成)にしました。(それにしても三成とか光秀のように、かつては悪役としてしか描かれなかった武将が大河ドラマの主役を張る時代になったとは!)ところで最近このニュースの見出しに「また引っ越しか」と頭を抱えたのですが、判ってみれば終了となるのはアクセスカウンターなど使っていなかったWebツールのみ。ということで、まだしばらくは落ち着いていられそうです。