築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

ついつい(^^;;)

2017-07-10 09:09:28 | Weblog
梅雨であることを忘れてしまうそうな暑さの週末、そして本日月曜日・・・
こう暑くなるとやはり生ものは商品の温度管理が非常に重要になってきます。
真冬は意外とそのまま置いておいても大丈夫なマグロですが、さずがにこの気温となると
すぐに冷蔵庫に入れるか、氷を付けて徹底的に冷やさなくてはなりません!
「魚を冷やすために人間が分暑くなっている」・・・みたいな(^^;;)

まぁ当然といえば当然です(笑)
とそんな環境で長年やっておりますが、その分大きな冷蔵庫、たくさんの氷で、
そしてこういう環境だからこそかえって気も使い魚は常にばっちり冷やした状態に保っております。

何が言いたいかといいますと・・・・
例の新市場。
『築地の環境は生ものを扱うには劣悪』
マスコミが一時期一斉に騒ぎ立てていましたね~
某有名キャスターが市場を訪れ、何も知らないのに
『こんなところに魚が!!』
と。。
まるで誰かから??頼まれたんじゃないか!?
って疑いたくなるようなネガティブキャンペーン(><)
でもですね、あの新市場、今のような大きい冷蔵庫も入らなければ小売りの販売所は
今5か所あるのがなんとたったの1か所に!!
その理由というのが
『場内に空調が付いているので氷はそんなに使わないでしょ?』・・・という。。

アホか!!
市場の空調が常に0℃~マイナス1℃に保たれているならそりゃ氷もいらないでしょう。
でも・・・それでは人間が参ってしまいますよね??
いくら空調って言ってもせいぜい25℃やそこら。。
『氷をそんなに使わない??』
どこからそういう発想が出てくるのか・・・・

ちなみに私たちは真冬のさむーい時だって基本、氷は付けます。
マグロだけでなく小魚は余計に傷みやすいので冬でも氷水が基本ですもんね~
まぁそういう人が作ってしまった市場だ!という事を、このブログを見ていただいている方だけでも
知っておいてもらえればと・・・・思います(^^;;)

と話が「気温が暑い」ということからとんでもない方へいってしまいましたが、
今日のセリ場、今シーズン初と言っていい??でしょう!大西洋のボストン産
通称『ジャンボ』呼ばれる大西洋の天然本マグロがある程度まとまった本数で
(20本くらい)出てきましたよ~
ただですね・・・6月より解禁になっているボストンのマグロ漁ですが、最盛期は8月後半~10月。
そうです、まだ早いんです。。
もともと脂が強いマグロなんですが、まがその脂も大西洋にしてはもう一つ。
身も水っぽく、物によってはヤケも(泣)
そして相場も思ったより高かったんで、今日はやめちゃいました~
まぁ中には「スペシャル」な1本がありますが、それはもうお察しのとおりで値もとんでもなく・・・

だったらやっぱり「インドがイイ~~~」
ということで、『今日もインド!!』
です(^^)




もう品物がこんなところしか残っていなかったので、背の最も頭寄りの部位ですが、
参考までに・・・こういった部位を「ぶつ切り用」として販売させていただいております(^^)
筋は強いんですが、美味しいんですよ~こういう所(^0^)

私自身、仕事しながら
『ついつい』
切れ端をつまんでしまったり・・・しちゃいます(^^;;)

とくに私はインドは好物なので・・・・たまんないっす(笑)


まっ、これから大西洋は徐々に増えてきて、逆にインドは減ってくることになるかと思います!!


『今のうちにインド、食べとこ~~』っと(^^;;)