築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

赤身の『照り』

2017-09-09 08:30:52 | Weblog
9月の週末~
「9月ってこんなに涼しかったっけ??」
残暑、どっかいちゃいましたかね~?(^^;;)
すっかり秋ですが、秋の味覚はどこへ??
サンマは相変わらず小さくて細いらしく、値もあまり安くないとか??
私の個人的イチオシの秋の味覚といえばボストンの大西洋マグロ!
近海の太平洋マグロとは絶対的にちがう、マグロの「甘さ」感じられます(^^)
しかしその大西洋マグロも今年は今一つ品物が「ホンモノ」になりきらないですね~
ちょっと聞いた話では、大西洋マグロの餌となるカナダ沖のニシンに脂が
乗ってきてないのではないか??と。。
当然、餌にに脂が少ないと、魚体にも脂が乗らないですからね~(><)
この辺は人間と一緒だったりして(^^;;)

餌の不足、餌自体の脂の不足は近海のまぐろにも言えることで、津軽海峡のマグロも
今年はまだ脂薄いものが多いですね。。
サバやサンマ、それにイカ・・・・マグロの餌となる小魚が少ないというのは
大物のマグロにとっても影響が非常に大きいということですね~(泣)

しかも大西洋は今日はたったの4本?物もイマイチ。。
近海津軽海峡は数こそそこそこ見かけましたが、良いものは僅かですね~
脂薄い「赤身」のマグロならありましたが・・・・

でその奥の深い赤身という部位!
赤身一つとっても、本当の脂の全く入ってない綺麗な赤の赤身、脂が差して朱色っぽい赤身。
メバチの薄手っぽい色を好む方もいれば、キハダの赤身がイチバンだ!という方も(^^)
インドマグロの赤身も独特の甘さがあって美味しいですね(^^)
赤身ってそのマグロのダイレクトな味が出ますね!!

でも全体的、すべてに言えるのは赤身の
『照り』
があるかどうか??




このマグロは大西洋ノルウェー産のマグロですが、イイ感じで照ってます(^0^)
こういう赤身は、脂見えてなくても身自体に脂があり、なかなか上質の赤身だと思います!


ホント、赤身って『奥が深い』(汗)


今日少なかった大西洋ジャンボですが、週明けはどうですかね~
連休を控えているので、無いと大変なことになりますが・・・・・(大汗)