築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

翌日は境港(^^;)

2020-06-12 09:33:08 | Weblog
昨日はいっぱいあった日本海の佐渡ヶ島の佐渡ヶ島定置網天然本マグロ
今日はゼロの代わりに同じ日本海の境港旋網漁の天然本マグロがいっぱい。
まー旋網で獲られては定置に網にはそりゃ~・・・入らないのでは??
と思うのが自然ですよね(汗)
その境港の旋網、今日は大物のマグロのセリ場に並んでいる以外にも
浜で卸身にして箱に入れて「小物」の扱いでも売っていたとお得意様より聞きました。
もう何でもありですね~

もともと・・・いや、今でも小物類(箱物)とマグロやカジキなどの大物、
ウニなどの特種ものと魚種によって扱いも分類されているのですが(メジマグロは小物扱い)、
今日のように大捕りの漁でマグロがたくさん上がると浜の方で卸身にして
「箱物」で持ってきて小物の扱いで売るという・・・・
なのでマグロ屋さんじゃなく、小物屋さんで境港の本マグロ売っているというような
そんな状態になります。
もちろん魚体が大きかったり、品物が良さげなものは大物で出してくるんですが
そもそも浜の方での値段の設定が卸身の箱物のマグロの方が値が安いという・・・
それでいてセリ場に出している丸姿のマグロはなるべく高く売れって、、、
そりゃ~無理がありますよね。
だって同じ物売っているんですから。
お得意様だって小物屋でマグロ買えばマグロ屋ではいらないですからね~
だからと言って私たちマグロやの大物のセリ場では小物屋の箱物のような値段では売ってはくれず。。。

なんかもう無茶苦茶です。

もちろん私たちは卸身の状態でマグロを下付けしているわけではないのでヤケかどうかもわかりませんし、
1本1本念入りに魚を見て選別して値段を付けているんで、まぁこういう状態になっても
マグロ屋でマグロを仕入れていただけるお得意様には本当に感謝です!!


と冒頭で愚痴りましたが(笑)今日は本当に境港の旋網ばかりでしたね。
他の本マグロと言えば石垣島?に噴火湾の定置網。
あとなにかあったような、無かったような・・・・(^^;;)

バチやキハダもちょこちょことありましたが、数は決して多くはなく、
本当に今日は「境港旋網本マグロセリ場」になってました(汗)


品物的には・・・昨日の佐渡ヶ島と同じ口だと思いますのでもちろん、良いマグロでした(笑)



旋網マグロ・・・身が柔らかくて身割れが多いんですが、味は美味いんですよね~~(^^)