築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

まだ続きます(^^;;)

2020-06-23 08:33:21 | Weblog
昨日の1日中降った雨が相当響いておりますが、今日もセリ場にはマグロがいっぱい(汗)
といっても多いのは引き続きの鳥取県境港の旋網本マグロと、ニュージーランド産の天然インド。
その2つがなければさほど多くも無いんですけどね。
それでも三陸だったり、輸入はカナダ産の大西洋延縄マグロが1本だけでしたがあったりと、
まぁポツリポツリと。
メバチも今日は本数は多くはないんですが、ケープタウンのバチが出ておりました。
この時期のケープは脂乗ってて良いんですけどね!
あとは鮮度ですね~
なにせ遠く南アフリカの南極の「ちょっと?」手前からくるわけですから・・・
飛行機のトランジットがスムーズにいくと結構いい鮮度で届きます。
そのタイミングがケープは肝のようですね。

全体的には本数もたっくさんありますし、なにせ昨日も本数あっての翌日、
しかも昨日は1日中雨で人の出足が無いという状況の中、相場が高くなる要素が全くありません(笑)
昨日はセリ残った魚はそっくり量販が持って行ったみたいですが、今日はさすがに
量販もおなか一杯のようで(^^;;)
でも今年の境港は今のところではありますが、物も良くって手当てもイイ!!
境港でヤケが出たという話は一切聞いてません。
旋網でヤケが出ていない・・・これって結構すごいことなんですよ~
よほどスピーディーに処理をしないとマグロは自身の体温で身を焼いてしまいますからね。
「焼け」と言っても本当に焼き魚になっているわけではなく(笑)、体温の上昇で
身がボソボソになってしまう現象です。
こうなるともう赤身は全く使い物にならず、最悪トロまでダメになるという・・・
ただ焼けるのは魚の中心からなので、セリ前の1本の状態からは
まぁなかなか判断を付けるのが難しい。。
とくに今の境港のように脂があると特に焼けやすいんです。
そういった意味でも「ヤケが出ていない」って・・・すごいです!!!



今日は魚体の大きい100キロ前後サイズもありました!
網のマグロってホント・・・・美味しいです(笑)


明日の水曜日は市場、休市日とさせていただいております。
関係各位様には大変なご不便とご迷惑をおかけいたしておりますが、
ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。