築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

昨日のと・・・

2023-02-25 09:17:06 | Weblog
ここところずっと生の天然本マグロが高い状況が続いておりましたが、
祭日明けての昨日今日と、さらに非常に高い状況になってしまっております。

もう小マグロが小マグロの値段じゃないんですよね~
今日も出ておりました長崎県の定置網漁。
もう小さいものも値が合わないくらい高いので、それならちょっと
値段プラスしてでも大きめ仕入れてしまったほうが色が持つので逆に損がないかも!?
と・・・なりますよね。
中には小さい子マグロを敢えて好む方もいらっしゃいますが、何故に魚体の大きさが
値段に影響してくるのか??
やはり小さいマグロは魚自体に力がないんですよね。。。
味も美味しいものもありますし、魚も半分くらい脂があるものもあります。
小さいからこそ筋が弱いので、大きい魚に比べればしっぽまで使いやすいという利点もあります。
メリットとデメリットなのですが、最近特に感じるのは、お得意様も仕入れる際に
「色持ち重視」されている方が非常に多いということです。
今の経済状況、そして今が「冬」というのも大きいんですけどね。

そういう状況を踏まえつつ、長崎県の定置網以外のところでは、塩釜の延縄に紀州の延縄、
島周り系と思われる釣り物が数本。
あとは長崎県の壱岐や山口県の萩など、定置網の100キロ近いものがこれも数本。
ニュージーランド産の本マグロが2本にインドが10本ちょっとくらい??
近海のバチもありましたが、キハダが多かったですね。
マカジキもありましたが、物が良かったのは1本だけ。
本マグロだけでなく、バチもキハダもインドも・・・平均して高いです。。

やっぱり今、個人的には長崎県の50キロ台の定置網が一番値段と品物が釣り合っているかな??
と思ってます。




昨日のと似てますが・・・(笑)