築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

太平洋と大西洋

2023-10-12 08:32:32 | Weblog
日本の南海上に発生している台風の影響があるのか??
今日も小物類は物が少ないみたいですねー
大物のマグロも決して多いわけではありませんが、まぁ特に少ない訳でももなく
塩釜の旋網漁中心にボチボチといったところでしょうかね。
大西洋ジャンボもボストン産、カナダ産で合わせて10本以上はありました。
ボストン産は今日のがおおよそ最終で、明日以降は止めものが数本のみらしいです。
あとは12月まで無しということですが、その間カナダ産はまだ出るとは思います。
ただやっぱりこの時期のボストン、カナダ産は物が良いので、この期間が禁漁というのは
現地でもイタいのでは??なんて思ってしまいます(><)

ただ今日もなのですが、今の塩釜旋網マグロが非常に物が良いので、
色々と考慮しても塩釜の方が「おもしろい」と感じている仲買さんも多いのでは?
と思います。
脂もいま塩釜なら大西洋に引けを取らないくらいの物もあったりしますので(笑)




左が大西洋、カナダ産の延縄漁のジャンボ、右が塩釜の旋網漁天然本マグロです!
部位的にはほぼ同じところなのですが、魚体の大きさが約30キロ以上は違いますかね??

比べて頂くとわかるのですが、大西洋クロマグロと太平洋クロマグロって
腹の形が違うんですよね~
分類的には同じ「クロマグロ」なのですが、厳密には違う種類になるんでしょうね~


学術的なことは一切分かりませんが(笑)