まるで決勝戦のような壮絶な一戦
待ちかねたロシアW杯決勝トーナメントの初戦は、アルゼンチンが攻めあぐねながらもポゼッションし、フランスがボールを奪ってカウンターをかける、という噛み合わせになった。
2ゴールのフランス代表・エムバペは、時間と空間の支配者だ。彼がスピードに乗ってドリブルに入ると静かに時が止まり、空間が捻れてあり得ないようなゴールが生まれる。彼の周りだけが2倍速映像になっているかのようだった。
対するアルゼンチンは偽9番のメッシが下りてボールに触り、組み立てたときに形になった。その意味では両雄がしっかりチームの核になっていた。アルゼンチンは素晴らしい試合をしたが、ただ下がるメッシと上がるメッシ、あともう2人くらいメッシがいれば……という展開だった。
途中から(守備はそう崩れていないが)オープンな撃ち合いになり、壮絶な点の取り合いになった。総得点のうち、半数が絵に描いたようにサイドネットにズバズバ決まった。まるで決勝戦のような緊張感だった。歴史に残る一戦だ。チームの狙いが明確に形になっているフランスは優勝候補だろう。興奮でいまも涙が止まらない。
待ちかねたロシアW杯決勝トーナメントの初戦は、アルゼンチンが攻めあぐねながらもポゼッションし、フランスがボールを奪ってカウンターをかける、という噛み合わせになった。
2ゴールのフランス代表・エムバペは、時間と空間の支配者だ。彼がスピードに乗ってドリブルに入ると静かに時が止まり、空間が捻れてあり得ないようなゴールが生まれる。彼の周りだけが2倍速映像になっているかのようだった。
対するアルゼンチンは偽9番のメッシが下りてボールに触り、組み立てたときに形になった。その意味では両雄がしっかりチームの核になっていた。アルゼンチンは素晴らしい試合をしたが、ただ下がるメッシと上がるメッシ、あともう2人くらいメッシがいれば……という展開だった。
途中から(守備はそう崩れていないが)オープンな撃ち合いになり、壮絶な点の取り合いになった。総得点のうち、半数が絵に描いたようにサイドネットにズバズバ決まった。まるで決勝戦のような緊張感だった。歴史に残る一戦だ。チームの狙いが明確に形になっているフランスは優勝候補だろう。興奮でいまも涙が止まらない。