すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【西野ジャパン】ロシアW杯、日本のMVPは柴崎である

2018-07-05 07:26:28 | サッカー日本代表
彼の縦パスがチームを活性化した

 ロシアW杯に挑み、決勝トーナメント1回戦でベルギーと死闘を演じた西野ジャパンのMVPはだれか? 乾? 香川? いやいや、文句なしで柴崎で決まりだ。

 断言できるが、もしあのチームに柴崎がいなければ、日本は決してあんなスタイルにはなってなかった。「ここ」という急所を突く前タテにテンポよくパスをつけるサッカーはできてない。おそらくダラダラと意味もなく横パスとバックパスを繰り返し、いつまでたっても有効なゾーンを突けない遅攻一辺倒のサッカーになっていただろう。

 つまり柴崎の鋭い縦パスこそがチームに「前へ」の推進力を与え、ショートカウンターの威力を倍増させたのだ。左に高く張り出した長友に出す柴崎のダイアゴナルな長いサイドチェンジこそが、日本の立体的で大きな展開に生命を吹き込んだ。
 
 大胆に言ってしまうが、今後日本代表の監督が誰になろうが、メンバーがどう変わろうが、中盤に柴崎がいる限り、連動性とアジリティを生かした軽快なパスサッカーを演じる「あのスタイル」は再現される。柴崎がチームの心臓部に君臨する限り、ああいうサッカーになる。

 その意味では、まったく安心している。

 大船に乗った気分である。
コメント (1)
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