すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【サッカー戦術論】敵をブロックして時間を作る

2020-12-01 03:36:27 | サッカー戦術論
対人プレイをおろそかにしない

 対人プレイの強さには、時間と空間を支配する力がある。

 例えばボールを保持したAが「味方Bにあのスペースへ走り込んでほしい」とひらめく。だがBはまだ動き出さない。

 次の瞬間、ボールをキープするAに対しマーカーが寄せてきた。

 このときAは激しくマーカーをブロックしながら、味方Bがオープンスペースへ走り込むための時間を作った。かくて気づいたBはそのスペースへ飛び込み、パスが通って目的を達したーー。

 サッカーでは「判断を速く」「プレイスピードを速く」のような、とかく時間軸に対して直線的なプレイばかりが取り沙汰される。だが敵をブロックして味方のために時間を作るような、曲線的なプレイも重要だ。

 そして敵をブロックするためには単にフィジカルに優れるだけでなく。マーカーから遠いほうの足でボールをキープしたり、寄せてくるマーカーに対し腰を入れてボールに触らせないようにする能力も要求される。

 日本人はこうしたカラダの使い方が基本的に下手だ。まだまだ日本人にはやるべきことがたくさんある。

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