すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【兵庫県知事選】選挙分析の専門家・JX通信社の米重克洋氏が「PR会社でなく立花氏が勝たせた」説を本日提唱

2024-11-28 23:27:42 | 政治経済
Webメディア「JBpress」で表明した

 先ごろの東京都知事選で数少ない「小池バッシング」をジャーナリスティックに展開したWebメディア「JBpress」が、本日11月28日(木)付けで兵庫県知事選挙について「貢献したのはPR会社ではなく立花孝志氏」、「斎藤知事を勝たせたのは立花氏だ」との説を提唱する新記事を公開されました。

 記事の筆者は、選挙分析の専門家として有名なJX通信社・代表取締役の米重克洋氏です。貴重な資料として、本ブログがこの説を唱えた以下の記事の「追記」にリンクさせて頂きました。

【兵庫県知事選】裏方PR女子が名誉欲を満たすほど「公選法違反疑惑」が明確になる 〜彼女が陥った「ダブルバインド」とは?
https://blog.goo.ne.jp/matsuoka_miki/e/dac0edd319be21632f72e2cecb3c0eef

 なお本ブログが「勝たせたのは立花氏」説を初めて論説したのは、選挙結果が出た当日(11月17日)に書いた以下の記事です。

【速報・兵庫県知事選】斎藤・前知事が劇的な逆転勝ち
https://blog.goo.ne.jp/matsuoka_miki/e/614d1af05e038a8ee3629585a41b0251

 これまで「立花氏が勝たせた」説に近い論述をされているのは、私が知る限りリアルタイムで現地へ行った会計士・人気YouTuberの「さとうさおり」さんだけです(11月23日に表明)。

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【兵庫・斎藤知事】まるで中身のない代理人弁護士会見だった

2024-11-28 18:53:21 | 政治経済
後づけで都合よく法律に辻褄合わせした?

 27日、斎藤元彦・兵庫県知事の代理人を務める、奥見司弁護士による記者会見が神戸市内で行われた。だが改めてここに書くような意味のある内容じゃない。逆にいよいよ疑惑が深まっただけだ。

 まず冒頭で「私が本件にいちばん詳しい」と言いながら喋る当の同弁護士は、話にこんな前置きをつける。

「PR会社『merchu』(折田楓)社長の選挙期間中の活動は『そのすべてを確認できたものではありませんが』ーー。

 これって「後から何らかの事実が明らかになったときのための予防策」としか思えないだろう。そもそもこの奥見弁護士は11月22日(金)に(しかも斎藤陣営とではなく)「斎藤氏個人」と契約したばかり。

 だからリアルタイムで選挙現場の実際の様子を見たわけでも何でもない。この日の語りは、すべて斎藤陣営の「複数の各担当者から又聞きした」と称する話にすぎない。

 そして自分が答えられない(または都合の悪い)記者からの質問には、「それについて私は聞いていない」と答えるのだ。

 あるいは公職選挙法第199条の「特別の利益」とは、「これこれこういう内容だ」と単にまず法律の条文を読む。

 その上で斎藤陣営が実際に行ったこととして、当該条文の範囲内にあることをただ並べる。こんなものは後から辻褄を合わせたのだろう、と言われても仕方ない。

 会見は終始、こんな調子だった。

唯一、記者質問でフリーの菅野完氏が気を吐く

 唯一、記者質問では、斎藤陣営のSNS上に異常な痕跡を見つけたフリーの菅野完氏が気を吐いただけだ。同氏はこう質問した。

「なぜ単なるボランティアの1人であるはずの折田氏が、SNS『斎藤アカウント』のIDとパスワードを知っているのか? そしてログインできているのか?」

 すると弁護士は一瞬、ポカーンとしたあとで、「いや別におかしくはないと思いますが……」

 つまりこの弁護士はSNS自体よくわかっておらず、菅野氏の指す事態がいかに異常なインシデントなのかも理解してない。しかも弁護士いわく、「斎藤氏は選挙当時、SNSは何を指すのか? さえ知らなかった」という。

 そんな人物が公選法に定められた通り「主体的」にSNSを操り選挙運動していた、と同陣営が主張しているのが笑える。

折田氏と斎藤陣営の訴訟合戦に? そして捜査当局は動くのか?

 ただしこうして斎藤陣営の言い分が全体にわたり不整合なことと、実際に違法事実があったかどうかを具体的に示せるか? は別の話なのだ。

 例えば先日、書いたこの記事上にリンクした「note」で折田社長は「仕事」という表現を使っている。だが、これも厳密に言えば本人に聞かない限り「この仕事とはどういう意味なのか?」がわからない。

 例えば単なる文章表現上、何らかのすごい作業をしたことを「大仕事」と表現する。これは「ビジネスとして引き受けた」というのとは意味が違う。

 動かぬ証拠を押さえた、とは言えない。

 こんなふうに斎藤陣営の話を聞けば聞くほど彼らは「真っ黒」だ。だが依然として法的な決定打はない。

 ただし自分のnoteに広報全般を引き受けたと書いた折田氏を、ほかならぬ斎藤陣営が「切ろうとしている」ことだけは明らかになった。

 今後、斎藤陣営は「折田氏は自分のnoteにウソを書いた」と言い張るだろう。

 とすればあとは折田氏がどう出るか? 例えば斎藤陣営と折田氏側による泥沼の訴訟合戦になるのか? また捜査当局が調べに入るのかどうか? これが最大の問題になるだろう。

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