すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【コパ・アメリカ/チリ戦検証】当たり前のことを、当たり前にやる

2019-06-19 06:08:05 | サッカー戦術論
平凡であることの大切さ

 0-4で負けた昨日のチリ戦を振り返れば、日本は随所で当たり前のプレイで負けていた事実が浮かび上がる。もちろん技術や経験の差によってもちがうが、当たり前のことを当たり前にやることの大切さを思い知らされた一戦だった。

 たとえば競り合いになったらカラダを入れ、ガッチリ1対1に勝つ。サッカーはその積み重ねだ。チリ戦ではこのインテンシティの高さで日本とチリの間に大きな差があった。また次のプレイに移行しやすい最善の位置にボールを正確にしっかり止め、しっかりと正確に蹴る。これも日本はできてなかった。

 ルーズボールには相手より素速く反応し、予測を速くし相手より先にマイボールにする。そしてイージーミスを絶対にしない。基本に忠実にプレイする。この点でも日本は劣った。

 また戦術的には、チリは(チリから見て)右サイドに開いてポイントを作り、サイドからクロスを入れてくるフィニッシュが多かった。日本はそれに対応してポジショニングを修正する必要があった。

 具体的には、中島が攻め残らず、しっかりプレスバックしてスペースを埋めると同時に数的優位を作るべきだった。試合の流れの中で読みを利かせて選手自身にそれができればベスト。でなければハーフタイムに監督が具体的に本人へ指示すべきだった。

 フィニッシュについては、日本はきれいに崩し、きれいにゴールすることにこだわりすぎる。そうではなく、例えばスピードのある前田の前に広がる広大なライン裏に、多少アバウトでもいいからスルーパスを放り込んで走らせる。これでマーカーと競らせて強引にシュートへ行く。そんな割り切りも必要だった。

 21日のウルグアイ戦では、これら「当たり前のこと」をしっかりやりたい。

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