すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【プレミアリーグ 22/23 第7節】アーセナルが4発完勝する ~アーセナル 4-0 エヴァートン

2023-03-03 05:00:00 | イングランド・プレミアリーグ
フォーメーションは4-1-2-3

 プレミア・リーグの第7節(延期分)、アーセナル対エヴァートンの試合が現地時間1日に行われ、アーセナルが4-0で完勝した。

 アーセナルはほとんど敵陣でポゼッションし、ビルドアップはジンチェンコ、攻撃は3トップが中心になりハードワークした。

 アーセナルのフォーメーションは4-1-2-3。スタメンは最終ラインが右からベン・ホワイト、ウィリアン・サリバ、ガブリエウ、オレクサンドル・ジンチェンコ。

 アンカーはジョルジーニョ。右IHはマルティン・ウーデゴール、左IHはグラニト・ジャカ。3トップは右からブカヨ・サカ、レアンドロ・トロサール、ガブリエウ・マルティネッリだ。

ビルドアップは3-2-5に可変して行う

 アーセナルはビルドアップを3-2-5に可変して行う。「2」はジョルジーニョとジンチェンコだ。ジンチェンコは左SBの位置から1列上がって絞り偽SB化し、アンカー脇を埋める。

 あるいはジョルジーニョが最終ラインに落ち、右SBのベン・ホワイトが上がるビルドアップのパターンもある。

 ジンチェンコはハーフスペースを上下動して自在に動く。彼がボールを運ぶ「血液」の役割を果たす。チームの心臓だ。

 アーセナルのポゼッション率は73%。相手ボール時、彼らが自陣へリトリートしてブロック守備をする光景はほとんど見られなかった。

 アーセナルは前線でボールを失うと、リトリートせずその場でゲーゲンプレスをかけて即時奪回を試みるのだ。これでボールを奪ってショートカウンターを見舞う。

2位・シティとの勝ち点差を「5」に広げた

 さて、そのアーセナルの1点目は前半40分だった。ジンチェンコからの縦パスを受け、サカが振り向きざまにシュートを放つ。ボールはゴール上方へ弾丸のように飛び、吸い込まれた。

 続く2点目は前半アディショナルタイムの46分。いったんオフサイドと判定されたマルティネッリのゴールが認められた。これで2—0となり試合は前半を折り返す。

 そしてアーセナルは後半の頭からジョルジーニョを下げ、トーマス・パーティを投入した。

 アーセナルのゴールはまだまだ続く。後半26分だ。また発火点はジンチェンコである。

 彼の持ち運びからマルティネッリ、ジャカへと繋がり、ボールは左サイドを駆け上がったトロサールへと渡る。そのトロサールは右へマイナスの折り返しを入れ、ウーデゴールが右足ワンタッチでゴールを決めた。

 かくて4点目は後半37分。ジンチェンコが途中出場のエンケティアにスルーパスを入れる。受けたエンケティアは短く右へ折り返し、マルティネッリがワンタッチで押し込んだ。

 これで試合は終了し、勝ったアーセナルはリーグ戦3連勝。2位マンチェスター・シティとの勝ち点差を「5」に広げた。

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