頻繁に起こるボールロストをなくしたい
現地時間11月12日にプレミアリーグ第12節が行われ、リヴァプールとブレントフォードが対戦した。試合はリバプールが3ゴールを上げて勝利した。遠藤航がアンカーで先発フル出場した。
ひさしぶりにプレミアリーグで先発した遠藤は、まずまず無難にプレーした。ただし4分と14分、37分に、そう難しくない場面でボールロストをしたほか、退場もののラフプレーをするなど課題も露わになった。
この試合はボールが落ち着かないゲームだった。ブレントフォードは2-4-4でビルドアップするが、リバプールがボールを保持すると5-3-2で自陣にブロックを敷いて待ち構えた。そんな試合が動いたのは39分だった。
ボックス内で縦パスを受けたCFダルウィン・ヌニェスが、右にいたサラーに横パスを出す。受けたサラーはきっちり枠内にシュートを決めた。先制点だ。このあとサラーとジョタが1点づつを取り、3-0でレッズが完勝した。
リバプールのフォーメーションはいつもの4-1-2-3だ。スタメンはGKがアリソン。最終ラインは右からトレント・アレクサンダーアーノルド、ジョエル・マティプ、ファン・ダイク、コスタス・ツィミカスだ。
アンカーは遠藤。右インサイドハーフはドミニク・ソボスライ、左インサイドハーフはコーディ・ガクポ。3トップは右からサラー、ヌニェス、ディオゴ・ジョタだ。
オン・ザ・ボールでバタつく
この試合の遠藤は(3回のボールロストを除けば)そう目立った大きなミスもなく、破綻なくこなしていた。まずまずだった。ただし安定感があったとは言えない。
例えばボールをトラップしようとして大きく弾いてしまい、そのため結果的に敵と競り合いになって仕方なくファウルしてしまったりしていた。
例えば55分のシーンなどは象徴的だ。彼はボールを収めようとしてコントロールミスし、奪われそうになって出した足がブレントフォードのMFクリスティアン・ノアゴーの膝に当たった。これはレッドカードかどうかVARで検証されたが、ノーカウントで終わり助かった。
こんなふうにオン・ザ・ボールのときの遠藤はけっこうバタバタしており、どうも危なっかしい。今にもミスしそうだった。そんなふうだから「パスの受け手はどこにボールが欲しいか?」などを考えた上でパス出ししているようには見えない。
また遠藤のパスは他人に預ける無難なパスばかりで、マクアリスターのような「試合を決めてしまう」ような決定的なキーパスがないのが物足りなく感じる。
ただしこれはあくまでライバルのマクアリスターとくらべればの話だ。遠藤のポジションはあくまでアンカーなので、求められるパス出しは組み立ての第一歩になるシンプルなボールだろう。ゆえに現状でも特に問題はない。
競り合いで敵の足を踏むクセをなくせ
もうひとつ遠藤のプレイで気になったのは、競り合いの時に相手の足を踏んでしまうことが多い点だ。現にこの試合でもやっていた。
また11月10日に行われたヨーロッパリーグ第4節のトゥールーズ戦でも、退場の可能性のある彼のプレイが論議を呼んだ。一方、このブレントフォード戦では見逃されてラッキーだったというしかない。
まとめれば、やはり遠藤はプレミアリーグに慣れるのにまだ時間がかかりそうだ。
この試合ではふだんアンカーを務めるマクアリスターが出場停止だったため遠藤が出たが、これが例えばビッグ6のチームが相手ならクロップは遠藤をスタメン出場させただろうか?
結論として、遠藤はまだしばらく慣らし運転が必要だろう。
現地時間11月12日にプレミアリーグ第12節が行われ、リヴァプールとブレントフォードが対戦した。試合はリバプールが3ゴールを上げて勝利した。遠藤航がアンカーで先発フル出場した。
ひさしぶりにプレミアリーグで先発した遠藤は、まずまず無難にプレーした。ただし4分と14分、37分に、そう難しくない場面でボールロストをしたほか、退場もののラフプレーをするなど課題も露わになった。
この試合はボールが落ち着かないゲームだった。ブレントフォードは2-4-4でビルドアップするが、リバプールがボールを保持すると5-3-2で自陣にブロックを敷いて待ち構えた。そんな試合が動いたのは39分だった。
ボックス内で縦パスを受けたCFダルウィン・ヌニェスが、右にいたサラーに横パスを出す。受けたサラーはきっちり枠内にシュートを決めた。先制点だ。このあとサラーとジョタが1点づつを取り、3-0でレッズが完勝した。
リバプールのフォーメーションはいつもの4-1-2-3だ。スタメンはGKがアリソン。最終ラインは右からトレント・アレクサンダーアーノルド、ジョエル・マティプ、ファン・ダイク、コスタス・ツィミカスだ。
アンカーは遠藤。右インサイドハーフはドミニク・ソボスライ、左インサイドハーフはコーディ・ガクポ。3トップは右からサラー、ヌニェス、ディオゴ・ジョタだ。
オン・ザ・ボールでバタつく
この試合の遠藤は(3回のボールロストを除けば)そう目立った大きなミスもなく、破綻なくこなしていた。まずまずだった。ただし安定感があったとは言えない。
例えばボールをトラップしようとして大きく弾いてしまい、そのため結果的に敵と競り合いになって仕方なくファウルしてしまったりしていた。
例えば55分のシーンなどは象徴的だ。彼はボールを収めようとしてコントロールミスし、奪われそうになって出した足がブレントフォードのMFクリスティアン・ノアゴーの膝に当たった。これはレッドカードかどうかVARで検証されたが、ノーカウントで終わり助かった。
こんなふうにオン・ザ・ボールのときの遠藤はけっこうバタバタしており、どうも危なっかしい。今にもミスしそうだった。そんなふうだから「パスの受け手はどこにボールが欲しいか?」などを考えた上でパス出ししているようには見えない。
また遠藤のパスは他人に預ける無難なパスばかりで、マクアリスターのような「試合を決めてしまう」ような決定的なキーパスがないのが物足りなく感じる。
ただしこれはあくまでライバルのマクアリスターとくらべればの話だ。遠藤のポジションはあくまでアンカーなので、求められるパス出しは組み立ての第一歩になるシンプルなボールだろう。ゆえに現状でも特に問題はない。
競り合いで敵の足を踏むクセをなくせ
もうひとつ遠藤のプレイで気になったのは、競り合いの時に相手の足を踏んでしまうことが多い点だ。現にこの試合でもやっていた。
また11月10日に行われたヨーロッパリーグ第4節のトゥールーズ戦でも、退場の可能性のある彼のプレイが論議を呼んだ。一方、このブレントフォード戦では見逃されてラッキーだったというしかない。
まとめれば、やはり遠藤はプレミアリーグに慣れるのにまだ時間がかかりそうだ。
この試合ではふだんアンカーを務めるマクアリスターが出場停止だったため遠藤が出たが、これが例えばビッグ6のチームが相手ならクロップは遠藤をスタメン出場させただろうか?
結論として、遠藤はまだしばらく慣らし運転が必要だろう。