古色蒼然としていたマンU
FA杯の準決勝が23日に行われ、ブライトンとマンチェスター・ユナイテッドが対戦した。試合は0-0のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦でマンUが勝った。
なんだかサッカーの歴史を見るような思いがした。
ブライトンは相変わらず敵をからかって誘い込むようなビルドアップをし、相手を食いつかせてから組み立てているのには笑った。
そんな個性的なビルドアップや精緻なサイドチェンジ、鋭い縦パス、カウンターなど、ボールの動かし方やハメ方はブライトンの方に見るべきものがあった。ブライトンはサイドに開いてパスをよく呼び込んでいた。
それに対しマンUは個がバラバラに戦っている感じで統制が取れてない。個々の局面での「個の戦い」はあっても、流れの中での展開がない。「たぶんカウンターのチームなんだろうな」と感じさせる程度で、チームのゲームモデルが見えてこない。ただプレイしているだけの感じだった。
マンUは個の強さなどに見るべきものはあったが、「どんなサッカーをやりたいのか?」が感じられない。チームとしてはコンセプトも含め、戦術的にブライトンの方がよく出来上がっていた。
マンUはまるで100年前のチームがタイムマシンに乗って現れて、「個」で戦っているようなクラシックな感じ。古色蒼然としていた。「サッカー歴史博物館」を見る、という意味では、確かに見るべきものはあった試合だといえるだろう。
FA杯の準決勝が23日に行われ、ブライトンとマンチェスター・ユナイテッドが対戦した。試合は0-0のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦でマンUが勝った。
なんだかサッカーの歴史を見るような思いがした。
ブライトンは相変わらず敵をからかって誘い込むようなビルドアップをし、相手を食いつかせてから組み立てているのには笑った。
そんな個性的なビルドアップや精緻なサイドチェンジ、鋭い縦パス、カウンターなど、ボールの動かし方やハメ方はブライトンの方に見るべきものがあった。ブライトンはサイドに開いてパスをよく呼び込んでいた。
それに対しマンUは個がバラバラに戦っている感じで統制が取れてない。個々の局面での「個の戦い」はあっても、流れの中での展開がない。「たぶんカウンターのチームなんだろうな」と感じさせる程度で、チームのゲームモデルが見えてこない。ただプレイしているだけの感じだった。
マンUは個の強さなどに見るべきものはあったが、「どんなサッカーをやりたいのか?」が感じられない。チームとしてはコンセプトも含め、戦術的にブライトンの方がよく出来上がっていた。
マンUはまるで100年前のチームがタイムマシンに乗って現れて、「個」で戦っているようなクラシックな感じ。古色蒼然としていた。「サッカー歴史博物館」を見る、という意味では、確かに見るべきものはあった試合だといえるだろう。