すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【国民民主党・玉木代表】今ごろ不倫に「お詫び声明」を出す

2024-11-14 01:56:03 | 政治経済
明らかに彼は「世間の空気」を読んでいた

 11月13日の昨晩、国民民主党・玉木雄一郎代表は自身のYouTube「たまきチャンネル」で、約3分間の「お詫び声明」動画を出した。

 またお得意のうそをカマしたのだ。

 というのも既報の通り、玉木代表は11月11日、首相指名選挙当日の朝という絵に描いたようなタイミングで不倫疑惑をメディアに報じられていた。

 まあこの報道自体は、出来過ぎたタイミングを考えれば「何者か」に仕掛けられたのが明らかだ。それはよしとしよう。加えて不倫が公的にいいか悪いかといえば、「悪い」に決まっている。バカみたいな話だ。

 だが個人的には、そんな三面記事にはまったく興味がない。この点は、事件発覚当日に書いた以下の記事にある通りだ。

国民・玉木代表】本日、絵に描いたように不倫が発覚。いったい誰が仕掛けたのか?

 だがバレたあとの玉木代表の対応が、あまりにもマズすぎる。

 この一件に絡む玉木代表の行動の端々に、いかに彼が人間的に「さもしい」か? その本性が如実に現れてしまっているのだ。

仕事より不倫を取るあり得ない行動原理

 例えば玉木代表がホテルで女性と密会していた10月30日は、もともとYouTubeチャンネル「ReHacQ」(リハック)で、彼は元・安芸高田市長の石丸伸二氏と「生配信」する予定になっていた。

 だが仕事より不倫を取り、後からブッキングした女性との密会を優先しその生配信を直前にドタキャンしていたのが暴露された。


 しかも昨夜出したばかりのお詫び声明は、まるで何もない内容だ。言ってることは今までと何ら変わらず。ここであらためて書く価値さえない。

「申し訳ありません」の一言だけだ。

 議員の職も、党の代表もいっさい辞めず、「全力で公約をやり抜きます」という実質、ゼロ回答である。リーダーとして何ら責任を取らない。ひどい有様だった。

 単なる見せかけだけのお詫びにすぎない。

 しかも今ごろこんな無意味な声明を出すということは、間違いなく彼はこれまでじっと息を潜めて「世間の空気の流れ」を読んでいたのだろう。

 で、「不倫を叩くより玉木の減税を優先すべきだ」という(彼の作術にまんまと騙された)世論がにわかに盛り上がるのを見て、ニヤリとどす黒く笑いながら今ごろこんな声明を出してきたのだ。

時間がたつうち玉木代表の「人間性」が露わになる

 おまけに「衆院選前」の段階で、玉木代表は「消費税の5%減税」を最大の公約に掲げていた。にもかかわらず「選挙後」には、コロッと180度、言うことが変わった。

 いったん選挙が終わり国民を騙して勝ったあとは、「もうお役御免だ」とばかりにメインの公約だった消費減税をすっかり引っ込めた。

 で、規模も小さく社会的・財政的に差し障りのない「103万円の壁」ばかり、テレビで言うようになった。


 つまり彼は典型的な「うそつき」なのだ。まるで信用できない。

 事実、以下の通り国民民主党は「選挙後」の11月7日、執行役員会を開き、公約のメインだった消費減税を「先送り」した。おそらく、もうやらないだろう。つまり実質、公約を「取り下げた」のだ。

 この「二枚舌」戦術を指揮した人物は、玉木代表であることは明らかだ。彼の人間性がモロに現れている。

【国民民主党】執行役員会で最大の公約を取り下げ【消費税減税は先送り】

不倫相手は今も「音信不通」のまま

 一方、この不倫のお相手は、四国・高松市の観光大使を務めるタレントの小泉みゆき氏だ。彼女は以下の記事によれば、11月12日午前の時点で「高松市と連絡が取れない状態」だという。

国民・玉木代表と不倫の元グラドル、高松市「連絡が取れていない」 観光大使は無報酬、委嘱の経緯とは

 実は玉木代表の国民民主党は、今年9月4日にも一度、やらかした。人の命が失われている。

 衆院東京15区の補欠選挙で公認候補にいったん内定していながら、その後、党から公認を取り消された高橋茉莉さんが、連絡が取れなくなったまま亡くなっているのだ。飛び降り自殺と見られる

 万一、今回も音信不通になった本人に「もしものこと」でもあったら、いったい玉木代表はどう責任を取るつもりなのか?

 今はご本人の無事を祈るばかりだが、それにしても玉木代表と同党をめぐる一連の出来事には呆れ返るばかりだ。

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