玉木代表の「二枚舌」が炸裂した
朝日新聞(11/7付)によれば、国民民主党は7日に執行役員会を開き、衆院選2024で最大のメイン公約だった「消費税の5%減税」を先送りすることを決定した。
私が11月6日の朝に投稿した記事『【国民民主党】やっぱり騙された? 公約の「消費減税5%」が反故に【衆院選2024】』でも詳しく解説したが、衆院選の最中に流行った「#国民民主党に騙されるな」というハッシュタグは思った通り本当だったわけだ。
カンタンに説明すると、今回の衆院選で国民民主党は経済政策を最重視し、「積極財政」を大きく掲げた。で、メインの公約として(1)消費税の5%減税、(2)「基礎控除の壁」を103万円から178万円に引き上げ、(3)トリガー条項の凍結解除によるガソリン減税ーーを謳っていた。
ところが選挙が終わるやいなや、とたんに同党の玉木雄一郎代表は各局のメディア出演で「103万円の壁」にしか言及しなくなった。消費税減税はもちろん、ガソリン減税だってほとんど言わなくなった。
朝日新聞(11/7付)によれば、国民民主党は7日に執行役員会を開き、衆院選2024で最大のメイン公約だった「消費税の5%減税」を先送りすることを決定した。
私が11月6日の朝に投稿した記事『【国民民主党】やっぱり騙された? 公約の「消費減税5%」が反故に【衆院選2024】』でも詳しく解説したが、衆院選の最中に流行った「#国民民主党に騙されるな」というハッシュタグは思った通り本当だったわけだ。
カンタンに説明すると、今回の衆院選で国民民主党は経済政策を最重視し、「積極財政」を大きく掲げた。で、メインの公約として(1)消費税の5%減税、(2)「基礎控除の壁」を103万円から178万円に引き上げ、(3)トリガー条項の凍結解除によるガソリン減税ーーを謳っていた。
ところが選挙が終わるやいなや、とたんに同党の玉木雄一郎代表は各局のメディア出演で「103万円の壁」にしか言及しなくなった。消費税減税はもちろん、ガソリン減税だってほとんど言わなくなった。
で、「選挙前」にいちばん強調していたはずの「消費税の5%減税」を、正式に党としてこの日の執行役員会でめでたく「先送り」し、実質、「廃案」にしたわけだ。
やれやれ。
一方、マスコミのほうも慣れたものだ。そんな政治家とマスコミの馴れ合いは日常茶飯事である。
一方、マスコミのほうも慣れたものだ。そんな政治家とマスコミの馴れ合いは日常茶飯事である。
選挙後の各局でのテレビ出演で、玉木代表の言動がこんなふうに突然、豹変したのを受け、マスコミ側はいっせいに彼の言動に迎合した。
玉木代表にお付きの記者たちの個人的なつながりなのか、それとも記者クラブ内の申し合わせなのか知らないが、彼らメディアは選挙後に玉木代表が「103万円の壁」だけをひたすら言い立てるのを見て素早く空気を読んだわけだ。
玉木代表にお付きの記者たちの個人的なつながりなのか、それとも記者クラブ内の申し合わせなのか知らないが、彼らメディアは選挙後に玉木代表が「103万円の壁」だけをひたすら言い立てるのを見て素早く空気を読んだわけだ。
おそらく取り囲む記者たちは「玉木の他の公約はカラ約束だな」と了解したのだろう。
で、彼らマスコミとしても消費税の5%減税などという「手垢のついた」政策より、「103万の壁」なるキャッチーで目立つワードを見出しに立てたほうが自分たちの記事が売れる。こっちの方がむしろありがたい。そんなわけでテレビや新聞はいっせいに「103万の壁」報道一色になり、消費減税なんてすっかりすっ飛んで行ったわけだ。
で、彼らマスコミとしても消費税の5%減税などという「手垢のついた」政策より、「103万の壁」なるキャッチーで目立つワードを見出しに立てたほうが自分たちの記事が売れる。こっちの方がむしろありがたい。そんなわけでテレビや新聞はいっせいに「103万の壁」報道一色になり、消費減税なんてすっかりすっ飛んで行ったわけだ。
見事にだれひとり、この玉木代表の「二枚舌」を指摘する記者なんていない。
まあ世の中って、こんなもんですな。
まあ世の中って、こんなもんですな。
いままで政治の世界では、うんざりするほど選挙のたびに繰り返されてきた「馴れ合いの構造」だ。こういうところをまず改めないと、政治は永久に変わらないと思うのだが……。
玉木代表、そのへん、いかがお考えでしょうか?