収穫があった後半の戦い
たがいに相手の出方を見ながら膠着して進んだ前半が終わり、山場は後半3分にやってきた。
右CKから伊東がシュートを決め1-0とする。
日本はこの日、唯一のこの得点を守ってウノゼロ勝ちだ。
新戦力のオナイウ阿道も気を吐き、大迫依存から一転、明るい未来も見えてきた。
セルビアは一部ベストメンバーでなかったにせよ、森保ジャパンの通用するところ、通用しないところがハッキリした試合だった。
有意義なテストマッチだった。
谷口のフリック、伊東のゴール
日本のフォーメーションは4-2-3-1。守備時4-4-2だ。GKは権田修一。最終ラインは右から室屋成、植田直道、谷口彰悟、長友佑都だ。
CMFは橋本拳人と守田英正。2列目は右から伊東純也、鎌田大地、南野拓実。ワントップは古橋亨梧である。
一方、セルビアは3-4-2-1。守備時5-4-1だ。
立ち上がり、ロングボールの入れ合いから次第に落ち着いてからは拮抗した腹の探り合いになった。
決定的なシーンがないまま前半が終わり、試合は後半の決勝点の場面を迎える。
後半3分。右CKからクロスが入ると谷口がニアでフリックし頭で角度を変え、落ちぎわを伊東が右足で叩き込んだ。
日本の先制だ。
名乗りをあげたオナイウ阿道
後半の頭からオナイウ阿道が途中出場したが、彼は横浜FMでの好調そのまま、随所に片鱗を見せつけた。
彼はポストワークができ、時間が作れる。フィジカルが強く、日本人離れしたインテンシティの高さでキープ力がある。ボールを奪われない。
しかも自チームでは10点取っており、得点ランキングの3位、日本人では1位だ。
あのオナイウが前線で基点になれば、日本が長年患った「大迫依存」も解消されるのでは? と期待させられた。
序列としては、彼はデビュー戦でトップ候補の浅野や古橋を追いやったのではないか?
それほど期待感を抱かせるプレーぶりだった。
速いトランジションからのショートカウンターをめざす
あとはトランジション(切り替え)の問題だ。前からプレスをかけて奪ったボールを、素早く切り替えてタテにつけられればチャンスになる。
逆にせっかく奪ったボールを後ろに下げたり、切り替えの遅いプレイをしていると「お休みの時間」になってしまう。敵に守備の態勢を作る時間をプレゼントしてしまう。
特に前半は横パスやバックパスのような「様子見」が多く、獲物に素早く襲いかかる切り替えの速さが見られなかった。
前からプレスをかけて奪ったボールを素早くワントップに当てれば、2列目の選手はいっせいに前を向いてプレイできるーー。
日本はそんな速いトランジションからのショートカウンターをめざしたい。ゆえに切り替えの速さは絶対だ。
トータルでいえば、その意味では前半はほぼ0点。後半は狙った時には近いサッカーができていた。
日本は今後、そういう理想のシーンを増やしていかなければならない。
たがいに相手の出方を見ながら膠着して進んだ前半が終わり、山場は後半3分にやってきた。
右CKから伊東がシュートを決め1-0とする。
日本はこの日、唯一のこの得点を守ってウノゼロ勝ちだ。
新戦力のオナイウ阿道も気を吐き、大迫依存から一転、明るい未来も見えてきた。
セルビアは一部ベストメンバーでなかったにせよ、森保ジャパンの通用するところ、通用しないところがハッキリした試合だった。
有意義なテストマッチだった。
谷口のフリック、伊東のゴール
日本のフォーメーションは4-2-3-1。守備時4-4-2だ。GKは権田修一。最終ラインは右から室屋成、植田直道、谷口彰悟、長友佑都だ。
CMFは橋本拳人と守田英正。2列目は右から伊東純也、鎌田大地、南野拓実。ワントップは古橋亨梧である。
一方、セルビアは3-4-2-1。守備時5-4-1だ。
立ち上がり、ロングボールの入れ合いから次第に落ち着いてからは拮抗した腹の探り合いになった。
決定的なシーンがないまま前半が終わり、試合は後半の決勝点の場面を迎える。
後半3分。右CKからクロスが入ると谷口がニアでフリックし頭で角度を変え、落ちぎわを伊東が右足で叩き込んだ。
日本の先制だ。
名乗りをあげたオナイウ阿道
後半の頭からオナイウ阿道が途中出場したが、彼は横浜FMでの好調そのまま、随所に片鱗を見せつけた。
彼はポストワークができ、時間が作れる。フィジカルが強く、日本人離れしたインテンシティの高さでキープ力がある。ボールを奪われない。
しかも自チームでは10点取っており、得点ランキングの3位、日本人では1位だ。
あのオナイウが前線で基点になれば、日本が長年患った「大迫依存」も解消されるのでは? と期待させられた。
序列としては、彼はデビュー戦でトップ候補の浅野や古橋を追いやったのではないか?
それほど期待感を抱かせるプレーぶりだった。
速いトランジションからのショートカウンターをめざす
あとはトランジション(切り替え)の問題だ。前からプレスをかけて奪ったボールを、素早く切り替えてタテにつけられればチャンスになる。
逆にせっかく奪ったボールを後ろに下げたり、切り替えの遅いプレイをしていると「お休みの時間」になってしまう。敵に守備の態勢を作る時間をプレゼントしてしまう。
特に前半は横パスやバックパスのような「様子見」が多く、獲物に素早く襲いかかる切り替えの速さが見られなかった。
前からプレスをかけて奪ったボールを素早くワントップに当てれば、2列目の選手はいっせいに前を向いてプレイできるーー。
日本はそんな速いトランジションからのショートカウンターをめざしたい。ゆえに切り替えの速さは絶対だ。
トータルでいえば、その意味では前半はほぼ0点。後半は狙った時には近いサッカーができていた。
日本は今後、そういう理想のシーンを増やしていかなければならない。